![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d5/97b07736b155ff6fc1f0c0d0e2b9201b.jpg)
冷たい雨が降っています。
写真は、
きのうスマホで写した庭のハナミズキ。
やって来る鳥の数が多いなぁ?と
見上げると、もう実が真っ赤になっていて。
葉っぱも少し色づいてきました。
小路を挟んで
金木犀の反対側に植わっていて、
タイミングが合うと素敵な共演になるのだけれど
この雨で金木犀がだいぶ散ってしまいそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b9/106acf8848276770c983275fea9c9a0d.jpg)
この木々のしたを抜けて
きのう、苔を探しに
見晴らし台のある崖のしたへ向かった。
しばらく雨の予報なので
苔玉を作ろうかなーっと思い立って。
そうしたら、
お目当ての這苔(ハイゴケ)の上に
栗が落ちていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/86/6b8546d686f5e3cd97cfb97d214029de.jpg)
秋晴のひかりとなりて楽しくも実りに入らむ栗も胡桃も
——斎藤茂吉
秋の歓び、
みたいなものが歌全体から感じられて
好きな短歌です。
秋晴れの空、
運動会のおにぎり、
豊かに実る栗や胡桃、
美しい紅葉、
落葉の乾いた匂い、
分かち合う家族。
文字になっていなくても、
そういういろんな秋の歓びが
すべて、
ひとつになって溢れてくるような感じ。
「楽しくも」とか
「栗も胡桃も 」とか
リズムも良くて楽し気で、わくわく感があって
明るい気持ちになる。
きのうの秋晴れの空のした
ごろごろ転がっている栗を見つけたら、
秋の訪れに心を弾ませる斎藤茂吉の気分が
軽やかに伝わってきた。
*
それで、
落ちていた栗というのは、
夏のはじめに
まだ青い栗の毬(イガ)について書いたけど
その青栗が実って落ちていたのです。
栗は大好きだし
もう栗の季節なのに、
食べたいとか拾いに行かなきゃとか
まったく思いつかなかった。
へんなの。
...まあともかく、そーいうわけで急遽、栗拾い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/25/2a424aa330fe4aca779ba42fb7bec17b.jpg)
栗の実の輝きって
なんともいえない魅力があると思う。
不揃いの栗。
そのてかてかした輝き。
なんてきれいなんだろう…!
同じように、どんぐりの輝きにも心躍る。
実りの秋、ですね。
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