![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/16/725e7e77fe1c90136399336fc32100bd.png)
庭のミモザが
そろそろ満開を迎えようとしていて
あふれるように咲いています。
黄色く光る雲のように
庭の一角にふんわりと揺れている。
直視していなくても、
たとえば鳥を見ていても、
こうしてラップトップに向かっていても、
視界の端に
残像のように黄色が揺れる。
きれい。
香りは感じないけれど
ミモザの香水やアロマオイルが売られているから
香りがあるってことだろうか…
わたしのなかで勝手に
ミモザとリンクしているのが
カルヴァン・クラインの『エターニティ』。
世の中に氾濫する
音楽や映像は強烈で
一瞬にしてわたしたちを
どこか別の場所
別の時間に
連れ去ることがある
「匂い」にも同じことができると
わたしは思う
花や木や
果物
海や森
食べ物や飲み物
焚き火
シャンプーや石鹸
香水
いとをしい人
それぞれの思い入れがある
そうしたものの匂いは
ほとんど無条件に
わたしたちを「ここ」と「いま」から
引き離し、連れ去る
ここではないどこかへ
いまではないいつかへ
乱暴に
否が応なく
そしてわたしは
ときに打ちのめされ
ときに救われる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7e/789bc3ba53b88809d601f59fddc0c967.png)
動画は
2020年秋版コマーシャル。
『エターニティ』は
『エターニティ』は
香水にも、
CMにも思い出と思い入れがありすぎて
見るのは危険なのに見てしまった。
でもきれい。
映像も
波音も、海鳥の声も、
ピアノも
CMにも思い出と思い入れがありすぎて
見るのは危険なのに見てしまった。
でもきれい。
映像も
波音も、海鳥の声も、
ピアノも
以前にも『雪の情景』で聴いてもらった
リッキー・リーの歌声も。
"ETERNITY"
香水なんて
まったく興味がなかったわたしに
まだ夫でなかった頃のアレックスが選んでくれたのが
エターニティ。
CMは、
毎年のように新しいのがTVから流れてきたけど
一貫したイメージがあって、
どれも、たいてい好きだった。
そしてどういうわけか、
エターニティはミモザの花を
ミモザの花はエターニティをわたしに
思い起こさせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/8c/e4330ca0a96367ef825251c9ed95f3ba.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5c/ee63a9fae6e487c39aad686c20f3c458.png)
嗅覚って、すごいのだ。
仕事柄、アレックスはいろんな国へ出かけて
あちこちついて行ったけど
離れていることも、少なくなかった。
彼が、
ホテルで荷物を開けたらお前の匂いがしたとか
どこそこの空港でお前の匂いがして
思わず振り向いたらETERNITYをつけた別人だったとか
手紙を開いたら便箋からお前の匂いがしたとか
ホテルで荷物を開けたらお前の匂いがしたとか
どこそこの空港でお前の匂いがして
思わず振り向いたらETERNITYをつけた別人だったとか
手紙を開いたら便箋からお前の匂いがしたとか
そんなことを言うたびに
たとえ地球の裏と表くらい離れていても
たとえ地球の裏と表くらい離れていても
ちゃんと繋がっていると思えた。
Eternity
とりとめもなく
Eternity
とりとめもなく
つらつらとそんなことを思う、ミモザの木陰です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ca/93b91a373bffa5ad458d51dd18eefd9b.png)
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