
もみじ葉
くれなゐに燃えはじめし頃
北より
渡りこしジョウビタキ。
北より
渡りこしジョウビタキ。
ゆるりと湯あむさま
いとをかし。
うるはしき羽 広げしは、さらなり。
止まり木にて
かひがひしく羽つくろうも、なほ。
女御の如き装ゐにて
うつくしき朱、
わずかに射すも奥ゆかし――
女御の如き装ゐにて
うつくしき朱、
わずかに射すも奥ゆかし――


古い方のバードバスがお気に入りの
ジョウビタキ姫。
水浴び中の彼女は
どうしても
十二単姿に喩えたくなる。
やっぱり十二単
朝夕に水浴びを欠かさないジョウビタキ姫。胸や背の羽毛が「唐衣」みたいで、広げた尾羽が「裳」のようで尾羽のなかの色違い部分は「引腰」に見えるしでやっぱり十二単をまとって......

そしてもちろん
張ってあるのはお湯ではなくて
冷たいお水なんだけど
姫が浴びていると
なんとなく
「湯あみ」って
言葉が浮かんできたりする。

すばしっこいエナガはもちろん
シジュウカラやヤマガラ、
メジロなど
ほかの小鳥たちは
数秒浴びて、
すぐに飛び出して、
またすぐ飛び込んで、を繰り返す。
でも姫は
かなり長い間
水に浸かっているから。
ぱしゃぱしゃ…と淑やかだったり
ばしゃばしゃ!と大胆だったり
まわりを眺めたりして
湯あみ。
それにしても
最初はこんなふうに ↓
ほっそりなのに


ときに意外と激しく
ばしゃばしゃと水を浴びるうちに
羽毛がもふもふして
すっかり別人のようになる ↓ のが
おかしい。

毎朝
バードバスの氷をどけたり
石を洗ったり
お水を換えたりするのは
寒いし冷たいけれど
小鳥たちの
こういう表情や仕草を見せてもらうと
そんなのなんでもないなーって思う。

さっぱり♪
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