beauty and harmony

沙羅双樹の花の色



庭で
夏椿が咲いている。

夏椿。
娑羅の花。

…沙羅双樹。

盛者必衰の
理(ことわり)をあらわす
花の色。

流転の平家。

新中納言
平知盛。

「見るべきほどのことは見つ」



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
猛き者も遂にはほろびぬ
ひとへに風の前の塵におなじ


古典や和歌を諳んじるとき
日本語の美しさと
豊さ、
そして繊細さに

くりかえし心が震える。

大古典たる
『平家物語』の冒頭は
その最たるものだと思う。



この花で


連想するのはなぜだろう。

海の底の

浜辺にうち寄せられた、貝。

きれいな白で
花びらの
ふちがギザギザしていて

かわいらしく
フリルのスカートとか
思ってもいいものを

なぜか
貝。

海に沈んだ平家一門からの
勝手な連想
なのかもしれない。



一日花の定め。

夏椿は
朝に花開いて
夕方にはいのちを終える。

美しいまま
花ごとぽたりと落花して
庭石や
苔、
芝生や敷石を

飾る。



ツツジの茂みに抱きとめられた
一輪。

毎朝、

夥しいまでの花が
痛ましいほどに白く
美しいまま
落ちていて

無数の魂のようで

なんだか呆然とする。

朝に咲き
夕方に散る花は
ほかにもあるけれど

この花こそは

もののあはれを
歌っている。



見るべきほどのことは見つ 。
__平知盛




PEACE TO UKRAINE

STAND WITH UKRAINE








コメント一覧

sukekaku5th
Dukeさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
たった一日美しく咲いて美しいまま落花する沙羅双樹に、美しく短い栄華を極めて、最後は潔く壇ノ浦に沈んだ平家の運命を重ね合わせているのでしょうね。
いにしえの人びとの感性って奥深くてステキです。
でもDukeさんの言われる通り、一日で散るのを儚いと感じるのはきっと人間の尺度ですね。
花にとってはそれでじゅうぶんなのかもしれません。
悲しさだけでなく強さも。…ちょっと憧れます。
流れるような、ふと立ち止まるような… わたしはそんなステキな文章を書けていまか…。書けていたらうれしいです。どうもありがとうございます。
__桐花
duke1955
桐花さん、こんにちは。
沙羅双樹の花って、こんなに儚く散ってしまうのですか。
まさに平家物語の序を語るにふさわしい花だと感じます。
儚いというのは一方的な言い方で、今が盛りの時期に誇りを保って自ら散り急いでいるのかもしれませんね。
平家物語の一節をあらためて聴くと、「花の色」というひと言にも、盛者必衰のもの悲しさと、生きとし生けるものの強さの両方が感じられるような気がしました。
流れるような、一方で時にふと立ち止まるような桐花さんの文章、感性の豊かさにいつも感動をいただいています。
sukekaku5th
tyaromaronさま、はじめまして。
沙羅双樹を愛でながら琵琶法師が奏でる平家物語!
ステキな催しですね。
いまはないとのこと残念です。あればぜひ参加してみたいです。
ライトアップなどではなくて、微かな梵燈で浮かび上がる白い花というのが惹かれます。そして琵琶の調べと平家物語…
ステキな思い出を教えてくださってありがとうございます。ほんとうに素晴らしいですね^^
__桐花
sukekaku5th
和輪くん、こんばんは。
うれしいです~。どうもありがとうございます。イェーイ^^*
めちゃくちゃ暑いですね。梅雨明けしちゃったみたいですよね。わたしの好きな雨、まだあまり降っていないというのに~
とっても暑くて、でも冷房は苦手だし、もうどうしようーっとなっています。
和輪くんも熱中症に気をつけて、ステキな毎日をお過ごしください。
__桐花
sukekaku5th
ひるがおさん、こんばんは。
いろいろ覚えましたよね~。春はあけぼのやうやう白くなりゆく山ぎはとか、ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…とか。
ああ、やっぱり美しくて心惹かれます。
有馬温泉に寧々の住居跡が? 念仏寺というのですか。そしてそこに夏椿が~。すごく風情があってステキそうです。
一夜花も儚いですが、夜の花はどこか妖しげな気配があって、儚いというより妖艶な感じがします。夏椿は美しく、切ないですね。
雨にうたれる姿も美しいですよね。今年はダメですね~
__桐花
sukekaku5th
az-reilaさま、こんにちは。
お寺によく植わっているようです。お散歩の折などに探してみてください。
芝生や庭石の上に落ちているたくさんの白い花は、ほんとうに無数の魂のようなのです。
一日で散ってしまっても実を結べるように、これほどたくさんの花を咲かせるのでしょうか。
中学や高校で習った古典もけっこう覚えているものですね。いにしえの人びとの感性、豊かな心や自然を敬う心って、ほんとうに素晴らしいと思います。
__桐花
tyaromaron
二十年ほど前に妙心寺塔頭の東林院へ「沙羅双樹を愛でながら琵琶法師が奏でる平家物語」の催しに行きました。
暗くなった庭に微かな梵燈の灯りで浮かびあがる沙羅双樹(夏椿)の白い花・・・
琵琶法師が語る平家物語・・・幽玄の世界に漂いました♪
この時期になると思いだします。
思い出の中でも心が潤う最たるものです♪
今は「沙羅双樹を愛でる会」だけになって琵琶法師の平家物語が聴けないのが残念です。
warin2020
イエーイ👊😆💓💕🎵🎵

桐花さん~

はーい(^O^)/和輪くんも大好き💘で~す😊😊

桐花さん!💓💕

アッ!桐花さんも大好き💘ですけど…

平家物語の冒頭部分でしたね😊😊😆😆✌✌

蒸し蒸しだったり、滅茶苦茶暑かったりと過ごしにくい日が続きますが

体調に気をつけてお過ごしくださいね~😉😉✌✌

素敵な毎日を🍀✨🌸🍀✨💞
ひるがお
そうです、昔はたいてい覚えましたね
祇園精舎の鐘の声・・・
これは夏椿ですが可愛いフリルがあるんですね
有馬温泉にも太閤さんの寧々の住居跡といわれる
念仏寺で見られます
今年はまだなんですが行ってみたくなりました
1日花の美しさせつなさですね
毎年は雨になったりするのですが
az-reila
こんばんは、桐花さま
沙羅双樹のお花、初めて見ました。白くて美しい。一日で散ってしまう花は多いですが、これ程の大きさで一斉に花ごと落ちてしまうなんて…本当に魂を思わせますね…。儚い…。この花を見ながら、作者は平家物語を書いたのでしょうか…平家の運命と重ねながら…。素晴らしい感性ですよね。
sukekaku5th
ショカさん、こんばんは~
ものすごい暑さですよね! ほんとうにキケンです。地球どうなっちゃってるんでしょう。
このまま梅雨明けでしょうか~それはまだイヤ…
「ちょっと他にない」ってわかります。ほんとうに。雨に濡れるとちょっと透きとおるようなところもステキです。
貝。ありますよね^^
やわらかくてかたい…そんな感じ…^^*
__桐花
sukekaku5th
赤石さん、こんばんは。
清らかな気品がある花ですね。
一日で落ちる儚い花ではありますが、たしかに凛として弱くはない風情があります。
最後まで美しくありたい…
そんなところも、「命を惜しまず名を惜しめ」と言った平知盛と通じるところがありそうです。
__桐花
sukekaku5th
蛍さん、こんばんは。
蛍さんにとってもあこがれの木なのですね!
写真で見ていただけてよかったです。まだ暑くならない清らかな朝にお似合いの花ですね~。
つぼみもまん丸で輝いていて、幹も美しくて、葉っぱも爽やか。秋には紅葉もして、おしゃれなカタチの実はヤマガラやシジュウカラの大好物です。
また植えてみてはいかがでしょうか^^
__桐花
tsn24502
桐花さん、こんにちは~。
梅雨明け直後のような気圧配置が続いて、
ヤバいんじゃないかって・・( ゚Д゚)、

この花の、花びらのすてきはちょっと他にない。
ヒメシャラも大好きだけど、華が薄いかなぁ。
貝( ´∀` )
うん、あるね。
花びら、硬質な印象あるから。
やわらかくてかたい、フシギなカタチ。

ショカ
sukekaku5th
さわやか♪さん、こんにちは。
落ちた花も美しくて、なにか趣き、風情がありますよね。
お寺の苔むした地面に落ちている情景とか、ああ沙羅双樹だよなぁって思います。
やっぱりどこか貝を思わせるものがありますよね?
雨の日は花が閉じて落花するのですが、その様子も閉じた貝が転がっているように見えるのです。
香りはあまり感じられません。
花びらは、ふちはわりと柔らかいですが、芯の方は少し厚みがあります。かたくはないかなぁ?
春の夜の夢のごとし… ほんとうに。もののあはれですね。
__桐花
sukekaku5th
三冬さま、こんにちは。
何度も読んでくださってありがとうございます。コメントも~^^
文章が流れるみたいに美しい!? そんなふうに感じてくださって、うれしいです。
落ちた花ですが。はい、毎日掃除です^^; 朝 落ちている花はその日のうちに片づけないと、夕方にはまた新しい花が落ちてくるし。新旧が混ざると、ばっちいです。
それもなんだか、もののあはれですね。
__桐花
sukekaku5th
ケイさん、こんにちは。
憧れなんですね^^
ピンクがかった夏椿もあるそうで、写真で見ただけですけどほんのり淡い桃色がステキでした。でもやっぱり憧れは白でしょうか。
枝先で咲いている姿とともに、落ちたあとの姿にも惹かれます。なにかこう、やっぱり特別ですよね。
心が洗われるような、穏やかな気持に…? よかった。うれしいです。
なんだか突然、毎日めちゃくちゃ暑いですが、心だけでも穏やかで涼しくありたいていですね。
__桐花
sukekaku5th
のんき亀さん、こんにちは。
花のまま落ちるところは椿そのものですが、葉はツヤツヤやテカテカしたちょっと固い椿の葉とは違います。薄くて爽やかな感じ。秋には紅葉もします。
お寺に多いみたいです。ご近所にあるといいですね。
幹も美しく紅葉もするので、庭木に使われることも多くなっているようです。どこかで会えますように~
__桐花
sukekaku5th
あおぞらさん、こんにちは。
ほんとうの沙羅双樹は日本の風土にあわないそうで、かわりによく似ているこの夏椿を日本では仏教の聖樹としていることが多いようです。
分かっているようでよく分かっていないって、ありますね。分かっているつもりでいたのに、いざ説明しようとするとできないこととか。
平家と言えばまず清盛ですよね^^
知盛は清盛の四男で、清盛亡き後、都落ち後の平家を支えつづけた人なのです。壇ノ浦で勝敗を悟ると入水したのですが、そのときの言葉が「見るべきほどのことは見つ」
厳島神社、大好きな場所です。アレックスとも訪ねました^^
そうなのです。いろいろな思いが浮かんでは広がっていったり、消えていったり。でもため息とともに無心に花を見つめていたいですね。
わたしもその心の静けさを求めたりしますが、なかなか…
__桐花
sukekaku5th
fukurouさま、こんにちは。
桃色夏椿とかピンクシャラとか呼ばれているそうですね。
わたしは写真でしか見たことがないのですが、ほんのりとピンクかかっていて、ほんとうに桜貝っぽいですね。
白い夏椿が貝のように思えても不思議じゃないのかも。うれしい。
落ちてなおその美しさを保つ花… ほんとうに。感慨深いですね。
__桐花
sukekaku5th
attsu1さん、こんにちは。
さざんかと椿、花にあまり興味がなかったら絶対に同じに見えますよね。
花びらがはらはら散るのも美しいですけど、花のカタチのままっていうのも特別感のある散り方だと思います。
雪の上に落ちた赤い椿とか、すごく象徴的な眺めです。
夏椿も、枝先で咲く姿にも惹かれますが、庭石や苔のうえに落ちている様子になにか日本的な魅力を感じます。
アニメ『平家物語』は、ほんとうにいろいろな思いで見ていました。今回、あの作品のことも絡めて書いてみようと思ったのですが、あまりに長くなってしまうので諦めました^^;
ほんっとうに暑いです! 梅雨はどこへ~
真っ白フリルのワンピース、好きです。シンプルなワンピも。
明るい気持ちで元気に夏を。そうですね。熱中症に気をつけて、花や鳥とともに…
__桐花
sukekaku5th
すずちゃんのかあちゃん、こんにちは。
落花が終わりではなく、そこに余生がある… ほんとうですね^^
実になる部分は枝先に残して、美しい花だけが大地に降りて、務めを果たしたあとの余生をわたしたちに見せてくれているんですよね。
ほんとうに美しいままで、なんだか呆然としてしまうのです。
かあちゃんは美しいと思います!
外見も大事ですけど、心がかあちゃんの言うような美しさに満ちていたらもっとステキですね~。そうありたいですね^^
__桐花
sukekaku5th
k-24さん、こんにちは。
冬の椿もそうですが、ほんとうに美しいまま石の上や芝生の上に落ちているので、なんとも言えない気持ちになります。やるせない気持ち…そうですね。
沙羅の花も、知盛と同じように短い一生を生ききって、潔く散っているのでしょうね。秋には実を結ぶのですし(その実はヤマガラの大好物なのです。)
「諸行無常、みんな同じだから、気を楽に生きればいい」
その言葉がすとん、と胸に落ちつきました。ああほんとうに…
境地、ありがとうございます^^
__桐花
sukekaku5th
オジンさま、こんにちは。
夏椿は諸行無常を嘆くだけでなくて、儚いいのちの輝きや大切さも伝えてくれていると思います。
ほんとうにたくさんの命が失われていますね。
もう4ヶ月…はやくウクライナに平和が戻りますように。
__桐花
sukekaku5th
都月さま、こんにちは。
ほんとうの沙羅双樹は日本では育たないそうで、かわりに夏椿を仏教の聖樹としていることが多いようです。
真っ白でふわっとした花びら、1日で花ごと落ちる…
もののあはれ、諸行無常を体現している色、そして姿ですね。
__桐花
赤石
夏椿、白く爽やかで気品があって好きな花です。

綺麗で清楚なこの花は本当に儚いですね。平家物語の・・・ひとへに風の前の塵におなじ。
その通りだと思います。
美人薄命という花名がついてしまいそうな感じですが、花ごと落ちてしまうところから、最後まで美しくありたいと静かに意志を表しているようですね。
hotaru-3939
夏椿、大好きです!
あこがれの木を苗で植えました。
でも2年目に枯れてしまいました。
こちらで見せていただき感謝です。
朝の気持ちの良い時間に見せていただきました。
ありがとう!
pmr8559goo
さわやか♪
夏椿。娑羅の花。ですか
祇園精舎の・・・・・ですね
一日で 美しいままポタリと落ちてしまうのですね
確かに 落ちた花も綺麗です

薄い花びらなら 柔らかい感じを受けますが
沙羅の花びらからは 柔らかさを感じません
端の小さなギザギザは 確かに夏の海辺で見た貝を思わせます

桐花さんの写真を見ながら
祇園精舎の・・・と詠んで行くと 一日で落ちてしまう花は
「ただ春の夜の夢のごとし」だなと思います
香りはするのかしら?
花びらは 程よくかたい感じがしますが?
たくさんの沙羅をありがとうございます
(*^-^*)
mifuyu2019onyourmark
桐花さん、こんにちわ😊
何度も読みたくなるのが桐花さんの記事です👍
写真は美しいし文章も流れるみたいに美しいです✨
ちょっと気になったのですが、毎日のおびただしいほどの落ちた花はどうなるのですか❓
写真の花はとても綺麗ですけど、ずっと綺麗なはずないですよね❓
毎日お掃除・・・❓
kei-kei-2020
桐花さん、こんにちは。
憧れの夏椿♪ 真っ白い花が美しいですね。(´艸`*)
落ちた花もまだまだ美しくて、はかない命を物語っていますよね。
無数の魂・・落ちた花がより一層、愛おしく感じます。
ブログを拝見していると
なんだか心が洗われるような、穏やかな気持になりました。
dayone37raku6
こんにちわ☺️
実は沙羅双樹の花ってお恥ずかしいですが知りませんでした(⌒-⌒; )
椿の仲間なんですね。でも普通の椿より花と葉っぱが柔らかそう。繊細で上品な感じの花です。
花が散る時は普通の椿と同じでやはり椿の仲間なんだなと思いました。
滅多にお目にかかれない花ですがいつかは見てみたいです。
kimibluekimi
桐花さん、こんにちは。

夏椿、名前は聞きますがこれが沙羅双樹の花ということなんですね。
分かっているようでよく分かっていない、物を知らない自分です;。
それにしても朝咲いて夕方にはポトリと落花してしまう、あまりに儚い花の寿命。
だからこそ、それを捉えて盛者必衰の理を表すと感じたのでしょうかね。
平家と言えば平清盛を思う広島人です;。
盛者の勢いで厳島神社も建造したのかもしれませんが、後々に追われる身になるとはなんとも言い難いものがありますね。
 
次々と思い起こされますが、あまりに美しいこの花の前ではため息と共に見つめていたくなる気がします。
sukekaku5th
tsakaeさま、こんにちは。
沙羅の花を愛でる会! 花供養とお香を聴く会! ううーん、やっぱり京都はステキですね。
でも事前予約制とは。しかも混んでいるようですし
うちの庭で味わっていただけてよかったです~^^
__桐花
sukekaku5th
とちかさん、こんにちは。
地元の源氏より平家に惹かれるわたしです^^;
紫陽花って日本中でたくさん咲いていますけど、鎌倉の紫陽花ほんとうに美しいです。身びいきでしょうか。あ、箱根の紫陽花もきれいです。
同じ梅雨時の花、夏椿は雨に濡れると花びらが透きとおるように見えたり、落花するときも閉じて落ちていて、ますますもののあはれを感じます。
もののあはれ。
日本語ってほんとうに美しい響きで、心に広がっていきますよね。
__桐花
sukekaku5th
kuma_tokyoさま、こんにちは。
コメントありがとうございます。
イソユリとハマカンゾウとハマナデシコの饗宴すてきですね~。緑に覆われた岩場と海。いつも見ている浜辺とは違った海で惹かれました。
イソヒヨドリの卵も水色なのですね。換気扇フードで毎年子育てが見られるなんて羨ましいです。
わたしのプロフィール写真はアメリカの野鳥でアメリカン・ロビンの卵です。
向こうで暮らしていたときに庭で毎年 子育てをしてくれました。空色の卵なんて、不思議ですよね。
素人写真を褒めてくださってうれしいです^^
__桐花
sukekaku5th
fumiel-shimaさん、こんにちは。
ありがとうございます。いつもどんどん連想や想像が広がっていくので、こんな感じの文章になってしまいます^^;
桜も儚さを体現していますし、そういう花はほかにもありますが、夏椿の風情も特別ですよね。
知盛のほんとうの心境はどうだったのでしょう。まだやりたいこと見たいこと、たくさんあったのでしょうか。本人にしかわからないですね~。
でも人生100年のわたしたちと異り、寿命の短い時代だからいまの34歳とは違ってもう若くはないと思うのです。
そして一族の栄華と零落を見てきて、幼い息子にはすでに戦で先立たれていて、守るべき帝も母も入水して。見るべきものはすべて見た、という境地だったんじゃないかなって思ったりします。
どうしても貝です…。雨の日には花びらが閉じて落下していて、その姿も貝を思わせます。
コメントありがとうございました。
__桐花
fukurou
桐花様
おはようございます。
なるほど貝ですか。
以前花弁の一部がほんのりピンク色に染まっているナツツバキを見て、桜貝を思い浮かべたことがありました。
一日花で翌日には散っていく運命の花、無常を感じてしまいます。
落ちてなおその美しさを保つ花に拍手です!
breezemaster
おはようございます^^

花の写真を撮るようになってから、
さざんかと椿の違いを知った私です。

そして夏椿、冬の椿とは違い、暑い時期に咲きますが、
潔さ良さを感じる中に、海に沈んだ平家一門の悲しい最後を
感じます。
桐花さんも、先日のアニメ平家物語、色々な思いを感じられたのでは・・・

一気に暑くなりましたね。
真っ白なフリルのワンピースが、桐花さんには似合いそう~
暗い話題も多い毎日ですが、明るい気持ちで、
元気に夏を過ごして行きましょう~^^
suzu
平家物語 沙羅双樹 
娑羅の花 夏椿

美しいまま枝を離れ、潔くも儚い命は、庭石、苔、芝生、敷石、時にはツツジの茂みに余生を移すのですね。

平家の落人が、諸々の地に流れ着いて、余生を過ごしたように。

落花が終わりではなく、そこには余生という生がありますね。

幹や枝から栄養がもらえない花は、苦しくとも落ちた場所で、潔く美しくあるのですね。

私もそうありたいと思いました。

あっ! 
かあちゃんはもう美しくはありませんでした😅💦エヘヘ
k24_0511
沙羅の花は、こんなに美しいのに、一日で散ってしまうのですね。
形をそのまま残して地面に落ちた花を見ると、なんとも、やるせない気持ちになりました。
同時に、潔さみたいなものも感じました。
見るべきほどのことは見つ、沙羅の花は、そんな心境だったかもしれません。
学生の頃、平家物語を習った時は、虚しさや寂しさを感じましたが
今は、諸行無常、みんな同じだから、気を楽に生きればいいと感じます。
美しい夏椿のお花を見せてもらって、しあわせです♪
yamaguti2520
桐花さんのブログを読んで、今行われている戦争の事を考えてしまいました。ひとへに風の前の塵のごとく…早く終わって欲しいです。
tudukimituo1028
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす
これがその花ですか?
なるほど、納得です^^
したっけ。
tsakaegoo
京都の沙羅双樹の寺に行きましたが
事前予約制で見られませんでした。
https://www.the-kyoto.jp/calendar/june/torinin06/

代わりにこの記事で 沙羅双樹の庭を 味わえました。
tochika
桐花さん、こんばんは。
沙羅双樹の花の色...一日花の儚さ。
源氏の地元鎌倉で紫陽花が盛んに咲くこの季節に
平家を象徴する沙羅双樹も一日花として咲き、大地に帰る。(海に帰す)
前者は彩り豊かに、後者は純白で可憐に。
『もののあはれ』という表現が最も美しく響きます。
sukekaku5th
三冬さま、こんばんは。
ボッティチェリの『ヴィーナス誕生』の貝ですね。そうそう、あんな感じです。白くて、筋がはいってて。
あの貝はほたて貝(ジェームズホタテ貝)なんですよね。
壇ノ浦で勝敗が決まったときに、武将も女房たちも次々と入水していく様子は悲愴で無情で、…言葉がないです。
そうですね、ちょっと通じているかもしれません。
トップページでわたしの空色たまごを見つけてうれしくなってくださって、ありがとうございます^^
__桐花
sukekaku5th
みぎまゆさん、こんばんは。
そうなんですよね。
あ、アニメの『平家物語』でも夏椿が美しく描かれていました。今回、あのアニメのことも書きたかったのですが長くなるので諦めたのです。
さらにそう…しゃらそうじゅ? おおっすごい~^^
写真と表現力が、だなんて言ってくださって恐縮してしまいます^^; ありがとうございます。
__桐花
kuma_tokyo
ブログに訪れてくださりありがとうございます。
美しい写真の数々、素晴らしい。
水色の卵、我が家の換気扇フードに毎年2回巣作りしているイソヒヨドリの卵とよく似ています。巣立ちの時、まだ飛べない雛を守ろうとするお父さんの威嚇は凄いですよ。
ゆっくりと美しい写真と文章を愉しませていただきますね。
sukekaku5th
il_fleurさま、こんばんは。
はい、平知盛です。覚えていてくださってありがとうございます。「平知盛」と答えると、たいてい意外なような、微妙な反応が返ってくる選択です^^;
実家の夏椿はすごく高く育ってしまっていて、全体をうまく写せなかったり、見上げた花ばかりになってしまうのです。美しく写せていると言ってもらえてうれしいです。
この花は、落花した情景の方が美しい場合もあるような気がします。
お寺の夏椿は風情がありそうです。夕方だと落ちるところも見られて、ますます諸行無常ですね。
__桐花
sukekaku5th
力丸ママさん、こんばんは。
そうですね。正しくは沙羅双樹ではないそうですが、どんどん広がっていく思いのままに綴っているので…
寒さに弱い木なのですね。
教えてくださってありがとうございます。
__桐花
fumiel-shima
桐花さん、こんばんは。

夏椿から平家物語を・・そして日本語の美しさを感じる桐花さんの知識力と感性にはまた驚かされました。

確かに夏椿は一日花で、あまりにも短い一生ですがその美しさと佇まいは他の花たちが持つ明るさや艶やかさなどとは違い、物静かで落ち着いた美しさを持っていますね。
そしてひらひらと舞い散る花とは違い、ぽとっと地上に落ちる姿は武士に例えられる椿と同じ潔さを思わせるようでもありますね。

桐花さんの言葉の「夥しいまでの花が痛ましいほどに白く美しいまま落ちていて無数の魂のようで・・」というところが栄華を極めた平家の最後に似ているのかもしれませんね。

若くして海底に沈んだ平知盛の「見るべきほどのことは見つ」と
いう言葉にも、桐花さんが夏椿に感じたような「もののあはれ」を私も感じました。

ただ、私はふと思いました。
若き将、平知盛は見るべきものは見てきた、味わうべきものもすべて味わってきた・・という突き詰めた気持ちで本当に達観し、「今は自害せん」と潔く海に沈んだのでしょうか・・・

と同時にまた
今、こうして桐花さんへのコメントを書きながら桐花さんが夏椿に対し、「かわいらしいフリルのスカート」などではなく海の底の「貝」をイメージされたことがわかるような気がしました。
mifuyu2019onyourmark
桐花さん、こんにちわ😊
goo blogのトップページの「おすすめブログ」にのってますね👍
青いタマゴみて嬉しくなっちゃいました😍
今回はしっとりした記事で美しいです。
夏椿、綺麗ですね。
真っ白で、貝っていうのもわかるような気がします。ヴィーナスがのってる貝みたいなのですよね❓
魂っていうのも・・・
平家の人々が次々入水していく感じ❓
migimayu1080
そう、平家物語での沙羅双樹は夏椿の方ですね!
日本には無かったサラの木 その為、お寺さんでは葉の形が似ていて、同じ時期に咲くこの夏椿を「沙羅双樹」に見立てて植えたのが名の由来につながっているようですが(※諸説あり(笑))、平家のお話には なんともピッタリなお花ですね…。いや、やはりここは桐花さんの写真と表現力が さらにそう見せているのかも〜(ダジャレではございません😅)
il_fleur
桐花さん、
そうでした。歴史上で最も好きな人物が平知盛でしたね(笑)実に奥深い選択です。

夏椿が美しく写せています。枝で咲いている姿も、石や芝生の上に落ちた姿も趣きがあります。

確か近所の寺社に植わっていたと記憶してます。夕方の散歩でみに行ってみようと思います。
思い出させてもらい、感謝の至りです。
rikimarumama2007
沙羅双樹は、シャラとは別の植物です。
沙羅双樹は寒さに弱く、日本では越冬は難しいようです
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