谷間を縫うように続く山道を進むと小さな橋が見えて来る、この下を流れる谷川を
しばし、眺め見る水面に映し出される光景とせせらぎからは何が見えて来るのだろうか?
誰もたずねて来る人も無く静かなる時間が過ぎ行くだけで、音を成し川は流れて行きます。
そんな、場面に浸りながら、足を進めて行くと、今回、訪れる丸見集落にたどり着く
誰もいない静かな集落跡が、ここにはありました。
かつては、人の営みがあった集落・・・・住み続けた住宅は静かに役目を終えようとしていた
ここにはどれだけの人が住んでいたのだろうか??
後日、地域を知る人からの話を伺うことが出来きました!
この場所には3~4世帯ほどあったとの事、今回訪れたのは3世帯ほどあった場所!
この場所から滝下の天狗塚と呼ばれる山の下にも1世帯があったとそうです
畑からは祖谷の家庭それぞれの味を、かもし出してくれるコンニャク芋が
沢山取れた場所だったとの事!
その他にも、蕎麦や、ほど芋・ごうしも、と呼ばれて、ひたしい祖谷のジャガイモなども
沢山、収穫が出来ていた畑も役目を終え山に帰っています。
奥まった場所から大きな集落へと人々は土地を離れ出て行きました
跡に残ったのは人が住んでいたと言う痕跡だけが、残り静かに山に帰ろうとしています。
朽ち果てた住宅と畑・・・・
これからの山間集落は如何なってゆくのか!
問われる課題と対策を考えさせられる、場所でもありました。
全国的に中山間部の集落から人が、いなくなって行く現状・・・・
この場所、以外にも過疎と高齢化が進みつつあります
かつての集落はどうなって居るのか・・・・記録をとってゆく日々が続いて行きそうです。
住む人が居なくなった住宅跡・・・・やがて樹木に覆われ静かに山へと帰ってゆきます。
人々が営んできた畑・・・・・ここには生活を支えて来た力がありました。
今は静かな時だけが過ぎてゆきます。