毎度、この様な事を書いて何になるんだ!と思われている方もいるかとは思いますが
今では全国的な問題となりつつある鹿による食害問題!
四国の山々でも深刻な状況となっていると、色々な方々が訴えています。
今回、訪れた三嶺周辺の鹿食害の様子を記録する中、高知からの登山者の方からも
石鎚山系や高知の山々の深刻な状況を伺う事もできました。
この様な事からも増え続ける鹿の影響とは何か・・・
私、自身 何が出来ると言うのではありませんが、記録を録り深刻化する山の状況を
知っていただく機会になればと、思うと共に
この記録を見て頂く事により増えすぎた鹿がもたらす影響とは?を考えて頂けたら幸いに思います。
さて今回、訪れたのは三嶺林道から四ツ小屋谷をカヤハゲにかけて鹿の食害の様子を記録
いたしました。
2年前に頂上に伸びる谷の様子も記録を行いましたが、谷の侵食は酷いものがあり
下草の生えない森は、こんなにも、もろい物なのかと思った事でした。
今回も下草の生えない環境下においての森の様子は鹿が食べないトリカブトやバイケイソウなどの群生が
所々で見受けられる場所でもあり、人が立ち入らない森には鹿と出会う場面もありました。
また、林床内の侵食も深刻な場所もあり、表土が流されただけでは無く、深くえぐられた場所なども
あり、下草が無くなり保水力が保てなくなってきている山が荒れ行く様子が伺えました。
そんな、森の様子、山の様子を数回に分けてお伝えしたいと思います。
林道終点にある休憩所から出発!四ツ小屋谷に降りると初回から鹿の警戒を
する鳴き声が、あちら、こちらから聞こえてきました。
ここから、上流に向っていて見つけたのが、この様な土を、かいた跡・・・
これは何を意味するのだろうか??
この日、最初に見つけた謎多き行動を起こした動物の軌跡・・・
足跡が残る現場には何が有ったのか!謎は深まるばかり・・・イノシシかと思いましたが
足跡が違うような感じがいたしました。
次に訪れたのが2年前に見つけていた土砂崩れを起こした崩壊地・・・ここは以前、樹木が倒れ
侵食が進んでいる場所・・・雨が降るたびに、谷川には土砂が流れ込み表土を削り取って行く
様子に残念な気持ちになりました。
見えない場所ではこの様な現状となっている三嶺周辺の山の様子です
この様な場所が数箇所あり谷川沿いの侵食の被害が多数あります。
大きな樹木が倒れる場所・・・保水力が落ち土砂の崩壊が深刻化を増しています。
林床内も表土が流された事により沢山の石が浮き出てきたり、深くえぐられた場所も
あります。
雨が降るたびに、表土が流され石が浮き上がり、下草も生えないような環境となりつつあります。
下草が生えなくなった森が見せる現状・・・・荒廃が進み荒れ行く現状が、ここにはありました。