ま え が き
深刻化する山の荒廃!
登山記録を書かれている方々には申し訳なく思いつつも書いている
このシリーズですが
視点を変えて見てみると、見えて来る状況は、荒れ行く山の様子・・・・
この現状を知っていただき、深刻化する山の荒廃の状況を
考えていただけたらと、思います。
さて、今回のシリーズでは三嶺周辺の山が 今、荒れていると言う事を書いていますが
前回に引き続きカヤハゲ周辺で見つけた表土流出の現状ですが・・・実は前回の場所と同様に
深刻化が、進む場所がありました。
それは、カヤハゲの北側の斜面を下った鞍部 (三嶺側の鞍部が深刻な状態に・・・)
この場所を見つけたのは、三嶺に向い帰ろうと、北側の鞍部を降りていて気になる
場所を見つけ見てみようと、行って見ると・・・・・
そこは、表土が流され、侵食されていた山の現状でした!


この場所はどの様な状態となっているのか・・・?気になる事となり、まずは現地に向う事に・・・!
鞍部にたどり着き、三嶺に伸びる登山道を目にしながらも、問題の場所がある東側の斜面を50mほど
下って見ると・・・・!!


下った場所で見たものは・・・これから、深刻さを増すであろう、と言う現場でした!
所々で表土は大雨などで、流され深く掘れ上がった場所などもあり、淡々と登山道を
歩いていたのでは、気がつかなかった場所でもありました。



この事からも今後、大雨が降るたび土砂が削り取られ、侵食が進む事により崩壊への危険性が
増すのでは無いかと思われる場所でもありました。
今なら表土が流れるのを、抑える処置をすれば、下草が生え表土が流れ出す事は抑えられ
自然に治癒して行くのでは、無いかと思われるのですが、この場所は剣山国定公園内・・・・・
予算・資材運搬・人員などの多くの課題があると思いますが、大規模な崩壊が起こる前に
現場の様子を見ていただき関係機関の方々には適切な処置をお願いするばかりなのですが・・・・
土砂流出による荒廃に対して、取り組みを行なっていただきたい場所の一つでもあります。

土砂の流出を止める方法は色々あるとは、思いますが、ここまで状況が悪い事もあり、丸太を組んで
積み上げる方法で、表土の流出を抑えてやる等の方法が取れれば、自然に下草が生え表土の流出が
抑えられる、と考えてしまうのですが・・・とりあえず土砂の流出を止める処置を行なう!
この事により、深刻な崩壊を招く事を防ぐ事が出来ないものかと、思った場所でもありました。

いざ施行となると、色々と難しい所はあると思いますが、被害が小さい内に修復を行なう事により
植生回復の近道になるのでは・・・と考えるのは私だけなのでしょうか?

