11/7(土)12:30より開催される【樋口鳳香・墨美神展】
実は今回ちょっとだけ挑戦的な艶画を、1点出展しています。
最後の最後、会期直前まで描いていた作品です。
今回の『墨美神展~たわわな美神たち』の創作に向き合うにあたって、
浮世絵ブームの助けもあって、たくさん鑑賞して、学んできました。
その流れの中で、江戸の絵師で春画を描いていない絵師はいない
という事を知りました。
春画と聞くと未だにタブー視をする方もいるのかな?とも思いますが
ウィットに富んだ笑いを誘う仕掛けがたくさんあるのが主流です。
そのため笑印=わ印、とも呼ばれていたそうです。
江戸時代は貸本業が盛んでしたので
「新しいワ印あるかい?」と話しかけたりしたのでしょうか?
それはさておき
絵師の腕の見せ所とばかりに、隅から隅まで笑いと技巧に富んだ作品もあれば
池大雅は、ほのぼのとするゆるキャラ系の春画を残しています。
そんな彼らの情熱を垣間見て、そのエッセンスの一滴でも墨美神に加味できないものかと考えた次第です。
そこで、墨美神の上品さ洗練さを残しつつ、エロスの味をいつもよりほんの少し深煎りにしてみました。
次の創作に繋いでいく、トリガーになると面白いかなと思っています。
ぜひ、会場でご覧いただければ、と存じます。
もちろんお求めいただけたら、至極恐悦です。
【樋口鳳香・墨美神展】~墨で描くたわわな美神たち
かわうそ画廊
(中央区新富1-8-11東新ビル4F)
11/7(土)~11/11(水)12:30~18:00(最終日16:00閉展)
※全日終日の在廊は予定しておりません。
画廊に来ていただくお時間をメッセージなどでお知らせいただけば、
その時間帯に在廊するように調整いたします。
どうぞお気兼ねなくご連絡ください。
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