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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

人の気持ちはあいまいなもの -連続テレビ小説「おかえりモネ」より-

こんばんは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もるもです。

本日は連続テレビ小説「おかえりモネ」に学ぶ人間心理についてお伝えします。

このドラマは登米市の森林組合に勤める主人公の百音が気象予報士を目指すというストーリーですが

なぜか勤め先に併設される診療所に超イケメンの医師(坂口健太郎)が勤めていて

その人が多忙な医者でありながら百音の気象予報士試験の勉強を手伝ってくれるという

朝から観ていてとても楽しいドラマになっております。

その診療所の患者である田中さんという人が末期ガンを患っており

延命に向けた積極治療を行うかどうかで本人もイケメン医師さんも心が揺れ動くのですが

百音の「田中さんを助けたい」という想いにほだされたイケメン医師さんが

田中さんの家を訪れて、こんな趣旨の話をします。

人の気持ちは常に揺れ動くもの。

今日はもっと生きていたいと思ったり、明日はもう諦めてしまっていいと思ったり。

だから、罪悪感から全てを諦めてしまうことなく

「もっと生きていたい」と思うかもしれない時に備えて、その準備のための治療をしてみませんか。

この話を受け、田中さんは延命に向けた積極治療を行うことを決意します。

・・・以上が話の流れなのですが

このイケメン医師さん、カウンセラーばりに人の心がよく分かっているし、説得も上手だなと思って舌を巻きました。

一番感心したのは「罪悪感から全てを諦めてしまう」という趣旨の内容で
(細かいセリフは覚えてないので少し違っていたら申し訳ないです)

こんな自分は生きている価値がないから

こんな自分が延命治療したところで、お金もかかるし医者や周囲に迷惑をかけるから

そう考えて延命治療を諦めてしまいがちな患者の気持ちをよく理解しているなと思いました。

また、人の気持ちは常に揺れ動くものであることを知っていて、それを否定することなく受け入れた上で積極治療を提案することで

田中さんはきっと「この医師は自分の気持ちを分かってくれている」と安心したことと思います。

相手の立場に立って、相手の受け入れやすい言葉や流れで説得するイケメン医師さんの姿は、私にはもはや医者ではなくカウンセラーに見えました。

この脚本を書いた方も流石だなと思いますし

世のお医者さんがこうした相手の目線に立ち、カウンセリングマインドに満ちた診療を提供できるようになると

人生の苦しい局面である病気や治療の時期も

より安らかに過ごすことができますよね。

そんな世の中になったらいいなと思った一シーンでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。
明日からも素敵な1週間を。

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