本日も朝に全米オープンを観て、夕に自分のテニス映像を観ていました。
言うまでもなく当たり前のことですが
プロと自分のショットは全く違います。
プロのショットには憧れますが
30の手習いでテニスを始めた自分が
彼女たちと同じショットを打つことは絶対にありません。
テニスで生計を立てることは、私には絶対無理です。
プロじゃ無くてもコーチでも・・・と思うこともありましたが
やっぱり絶対無理です。
まず運動神経のレベルが全く違いますし
あんなに炎天下でも寒い日でもコートに立って
どんなに荒れた生徒の球でも追いついて返球して
特に大人のクラスではプライドを傷つけることなく指導して
時には生徒同士のトラブルもやんわりと仲裁して・・・
そんな仕事は私には絶対にできません。
私の中の打算がこう言います。
スポーツを極めるのはコスパが悪い。
しかし、私の本心はこうも言います。
打算無くスポーツに打ち込む姿は果てしなくカッコいい。
以前から、打算無く野球に打ち込む甲子園球児のことが羨ましかったです。
私は、若い頃打算のためにスポーツをせずに勉強に打ち込むことを選びました。
そしてそれなりに成功ました。
しかし「これが私の人生だ」という実感は得られませんでした。
自分の本心を捨てて得た成功には、あまり価値は感じられないものです。
その虚しさを埋めるように、30代から始めたテニスを今日まで一生懸命やって来ました。
そこには打算は一切ありませんでした。
何の役にも立たないし、これで生計を立てられることも決してないけれど
無心でテニスをやりました。
試合に出るために、電車で片道2時間かかる場所まで出かけたり
自転車を片道1時間以上漕いだり
せっかくの休みが試合に負けて落ち込むだけの1日で終わったり
「なんでテニスなんかしているんだろう」と思うこともたくさんありました。
「趣味なんだから、もっと楽しめばいいのに・・・」
「なんでわざわざ試合に出るなんてMなことするんだろう・・・」
今でもこう思うことはよくあります。
でも、なんかどうしてもテニスが好きだし
少しでも上手くなっていいショットを打って
今まで勝てなかった相手に勝てた!
・・・その気分を味わいたいのです。
・・・何なんでしょうね?この気持ち。
どっからこのモチベーションは来るんでしょうか?
なんだかわからないまま金曜日の夜が更けて行きます。
明日も練習します。晴れますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末を。