Papilionantheの著名な交配種である、P. Miss Joaquimと、その交配親であるP. teres, P. hookeriana を、正面、斜め横、横から写した写真です。これまであまり例のない写真だと思います。
P. hookerianaの開花写真自体も私がgoogoleで検索した限り、日本語webページに掲載されているものでは2例目か3例目ぐらいではないかと。
正面写真
Papilionanthe teres
蕊柱がサイドローブによって覆われています。
リップはあまり大きくありません。
P. hookeriana
蕊柱はサイドローブに覆われません。
リップが花のサイズに比較してP. teresより相対的に大きいのがわかります。
ペタルやセパルはP. teresに比較して相対的に小さいです。
Papilionanthe Miss Joaquim = (P. hookeriana x P. teres)
蕊柱は、片親のP. hookerianaを受け継ぎ、サイドローブに覆われません。
リップのサイズはP. hookerianaまではいきませんが、P. teresより大きくなっています。
ペタルやセパルもP. teresの血を受け継ぎ、P. hookerianaよりもサイズが大きくなっています。
斜め横からの写真
サイドローブに着目して撮影しました。
P. teres
サイドローブが蕊柱を覆っています。
P. hookeriana
三角にとがったサイドローブであることがわかります。
P. Miss Joaquim
交配によって、サイドローブはP. hookerianaより大きくなりましたが、P. teresのように蕊柱を覆わなくなりました。
横からの写真です。
距の形に注目してください。
P. teres
花の後ろにほぼ水平に距(長くないけど)が伸びます。
P. hookeriana
距に相当するものがほとんどありません。
ちょびっと出っ張っているくらい。
P. Miss Joaquim
距は水平ではなく、下の方向に曲がっています。
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