苦しみで破れそうになる時
胸の形は変わらなくても
しまってある心はパンパンに膨れている
吐き出す言葉の波は荒れていて
思いもしない土砂が混ざったりもする
散々吐いた後
きれいになったかといえば
疲れただけで
空虚さが
一枚積み重なっただけ
また張ってくる
胸の形は変わらなくても
しまってある心が
いくら吐いても
張ってくる
また吐き出す
その時がやってくる
ただできるだけ
土砂が混ざらないように
川が濁ってしまうから
苦しみ理解しあい
痛み分かち合い
同じ希望を共に持っていたとしても
人はまたそれぞれ
おのずと違う