話の種

新聞やテレビ、雑誌などで、興味深かった記事や内容についての備忘録、感想、考察

現金主義の日本とドイツ

2024-06-12 14:59:55 | 話の種

「現金主義の日本とドイツ」

日本は現金主義でキャッシュレス化が遅れているとよく言われるが、先日ネットを見ていて分かったが、ドイツは日本以上に現金主義社会のようである。
キャッシュレス化率をみると、2020年度の経済産業省の統計では日本は32%だがドイツは21%である。(日本の場合2022年度は36%)
一方キャッシュレス比率が高い国はというと、韓国93%、中国83%、欧米ではイギリス63%、アメリカ55%、フランス47%となっている。
日本とドイツは国民性がよく似ていると言われるが、ドイツが日本より現金志向が強いとは意外であった。(欧米ではドイツ人の現金好きは有名らしいが。)

日本が現金社会であることについて、外国人には不評だという話はよく聞くが、意外とそうでもないようである。(これについては後述「パンドラの憂鬱」のサイトを参照。要はどちらも使えてバランスが良く便利だということ。)

当方以前ファーストフード店でカードで支払いをしようとした時、機械が故障してしまい店員が困っていた時があった。キャッシュで払うからいいよと言ったところ、店員が「ああ良かった」と言ってほっとしていたので、理由を聞いたところ、「最近は現金を持たない人も結構いるので」とのこと。
私の場合、支払いはほとんどカード払いだが(ポイントを貯めるのが趣味なので)、当然現金も持ち歩いているので、まさか現金を持たない人がいるとは思いもしなかった。(現金を持たないのは特に若い人たちに多いようである。)

日本やドイツで現金払いが多い理由としては(いろいろと言われているが)、国民性ということ以外に、やはり現金に対する信頼度が高いからだろう。(紙幣が精密に作られており偽札などはほとんどない。)
また社会が安全、安定しており、現金を持ち歩いても危険な目にあうことはほとんど無い、などということもその一因かと思う。

ただ私としては、現金払いはほどほどにして、やはり支払いは基本的にはキャッシュレスにすべきだと思っている。
スーパーのレジなどで、一生懸命に小銭を探している人(特にオバサン)をよく見かけるが、時間を食うばかりで、やはり迷惑感は否めない。要はバランスの問題だろう。

(雑談)

「パンドラの憂鬱」では五円玉についての外国人の投稿も盛り上がっていた。
(これについても「パンドラの憂鬱」のサイトのURLを貼っておく)

日本の5円玉はアラビア数字での表記がなく漢数字のみで表記されているので分かりにくいというものだが、改めて5円玉を見てみると確かに算用数字の表記がない。我々日本人は漢数字の表記があれば問題ないので特に意識していなかったが。

ただ1円玉は総じて不評のようである。私も何故1円玉がいまだに使われている(流通している)のか不思議でならない。小銭入れが膨れ上がって不便この上ない。
一時期(40年程前)台湾に住んでいたことがあるが、最小通貨は1元で、当時日本円で3.5円程度。これを見て日本も流通最小通貨は5円にすべきとよく思ったものである。
(ただ米国では今でも1セント通貨が流通しており、今は1.5円換算だが、1ドル=100円以下の時は1円を下回っていた訳で、あまり1円に文句を言えないのかも知れない。)


(参考)いずれも投稿サイト「パンドラの憂鬱」より

・「日本での生活は最高だ!」 今も現金主義の日本社会に在日外国人からは感謝の声が
  http://pandora11.com/blog-entry-4979.html

・「日本の責任じゃない」 外国人には五円玉が認識できないという事実が話題に
  http://pandora11.com/blog-entry-2351.html

・「日独は本当にそっくりだ」 ドイツ『我々と日本はこんなにも似てるんです』
  http://pandora11.com/blog-entry-3637.html


(余談)

*かつて日独伊の三国同盟があったが、日独の同盟は分かるとしても何故ここに伊が入っているのか。勿論当時の国際関係や政治情勢(体制)によるものだろうが、イタリアはラテン国家で、国民性は日本やドイツとは全く異なると思うので面白いと思った。またこの同盟にイタリアを入れたのは間違いだったという話もよく聞くが。(これはイタリアが真っ先に降伏してしまったことも理由の一つかと思われる。)

 


コメント    この記事についてブログを書く
« 政治不信と政治家の資質 | トップ | 韓国の反日感情について »

コメントを投稿

話の種」カテゴリの最新記事