話の種

新聞やテレビ、雑誌などで、興味深かった記事や内容についての備忘録、感想、考察

ちょっとしたいい話

2024-12-02 12:02:47 | 話の種

「ちょっとしたいい話」

(朝日新聞「声」欄より)

〇「バス運転手の「お礼」、車内優しく」(女性81才) (11月21日)

「先日、年に1度の定期検査でクリニックに行きました。帰りのバスに乗り、座っていると、次の停留所から乗ってきた女性が妊婦であることに気がつきました。
バスが赤信号で止まった時に、立っていた女性に声をかけて席を譲りました。すると、男性の運転手がマイクを通して「席を譲ってくださりありがとうございました」とアナウンス。ミラーで車内の様子を見ていたのでしょうが、運転手からお礼のアナウンスをされたのは初めてで、びっくりしました。
その後、杖をついた足の不自由な男性が乗車し、別の女性から席を譲られた時も運転手からお礼のアナウンスがありました。車内は柔らかな雰囲気に包まれ、心遣いに感心しました。バスの運転手が不足し、運行本数を削られたり、路線が減らされたりしている時に、このような運転手のバスに乗り合わせたことをとてもうれしく思いました。」

この運転手さんは何故このようなアナウンスをしたのだろか。
自分が責任を持って運行している車内での出来事なので、乗客の行為への率直な感謝の気持ちもあっただろう。
しかし多くの乗客の前でのこのようなアナウンスは、ある意味恥ずかしくもあり、勇気のいる事でもあるのでは。
おそらくこの運転手さんは敢えてこのようにアナウンスすることで、このような親切な行為が今後他の人たちにも伝播していったらいいなと、常々思っているからではないだろうか。
この投稿者の人も同じ考えで今回投稿されたかと思う。
私も同様の気持ちで、この記事をこのブログに載せている。

ついでに、少し前の投稿だが次のようなものもあり、当方スクラップブックに保存してあった。
些細な話だが、日常の何気ない光景がサザエさんやちびまる子ちゃんの漫画を見ているようである。
優しい気持ちと言うのは連鎖するものなのだろう。(という風でありたい)

〇「あいさつでつながる、温かな体験」(大学生 女性19才) (6月29日)

「小学生の時に出会い、今も印象に残っている人がいる。登校中にすれ違った出勤中の男性だ。
小学生の頃、近所ですれ違うほぼ全ての人にあいさつをしていた。ある日、すれ違った男性にも「おはようございます」。急なあいさつに戸惑った様子だった。次の日もその次の日も、私はあいさつを続けた。最初は戸惑っていた男性だが、日が経つにつれ、あいさつを返してくれるようになり、ある日を境に男性の方からしてくれるようになった。初めてあいさつをされた時は、帰って家族に話すほどうれしかった。何も知らない人だが、こんなにうれしくなったのは初めてだった。
この出会いを思い出すと、忘れていた大事なことを思い出すような、温かい気持ちになる。大きくなるにつれ他人にあいさつすることはほとんどなくなってしまったが、あの経験と喜びを忘れることなく、あいさつを大事にする人でありたい。」

 


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