若者言葉
本日の朝日新聞の「天声人語」に最近の若者言葉についての記事があった。
面白かったのでそのまま掲載しておく。
「夕方のバス停でのこと。中学生らしき制服姿の女の子たちの会話が耳に入ってきた。「きのうさー、先生にさあ、ボロクソほめられちゃったんだ」。えっと驚いて振り向くと、楽しげな笑顔があった。若者が使う表現は何とも面白い▼「前髪の治安が悪い」「気分はアゲアゲ」。もっと奇妙な言い方も闊歩(かっぽ)する昨今だ。多くの人が使えば、それが当たり前になっていく。「ボロクソ」は否定的な文脈で使うのだと、彼女らを諭すのはつまらない。言葉は生き物である▼大正の時代、芥川龍之介は『澄江堂(ちょうこうどう)雑記』に書いている。東京では「とても」という言葉は「とてもかなはない」などと否定形で使われてきた。だが、最近はどうしたことか。「とても安い」などと肯定文でも使われている、と。時が変われば、正しい日本語も変化する▼今どきの若者は、SNSの文章に句点を記さないとも聞いた。「。」を付けると冷たい感じがするらしい。元々、日本語に句読点がなかったのを思えば、こちらは先祖返りのような話か▼新しさ古さに関係なく、気をつけるべきは居心地の悪さを感じさせる表現なのだろう。先日の小欄で「腹に落ちない」と書いたら、間違いでは、との投書をいただいた。きちんと辞書にある言葉だが、腑(ふ)に落ちない方もいるようだ▼新語は生まれても、多くが廃れ消えてゆく。さて「ボロクソ」はどうなることか。それにしても、あの女の子、うれしそうだったなあ。いったい何を、そんなにほめられたのだろう。」
この記事にも書かれているように、若い人たちが使う言葉には私も面白いなと感心し、含み笑いをしたことは幾度となくある。中でも印象に残っているのは、メールの返事などに使う「り」で、「了解」を省略したものとのこと。携帯やスマホでは「り」と入力すれば、いくつかの選択語彙として「了解」も出てくるので、これを選択すれば良いだけなのだが、ともかく面白かったので、私も同年輩の友人宛に(教えてやろうという気持ちで)何度か使ったことがあった。
「やばい」「ウケる」「マジ」「エモい」などはよく知られた言葉だが、最近私が面白いと思ったものでは下記のようなものがある。
「乙」(お疲れ様)、「きまZ」(気まずい)、「はにゃ?」(あれ?ん?え?)、「~しか勝たん」(~が一番)、「ちょえ」(ちょっと待って)、「アセアセ」(慌てて汗をかいている様子を表現したもので、すみませんという気持ちを伝えるときにも使う)
挙げだしたらきりがないが、これらは仲間内で使う分には可愛いが、先の天声人語に記載されたような使い方の場合は、やはり正しい日本語の使い方をして貰いたいものである。
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