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SNSと思考力の低下(Use:ChatGPT)

2025-02-03 14:32:32 | 話の種

「SNSと思考力の低下」(Use:ChatGPT)


今年最初のブログ記事の表題は「混迷の時代を考える」としたが、そこには近年SNSの影響などで人々の思考力が失われて来ているのではと思うことが多い。そしてSNSなどに踊らされる人々に共通するのは「理性の欠如」ではないかということ。(これは米大統領選や兵庫県知事選の結果などを見て特に思ったこと。)

これについて感じたことをいくつか記載しておく。

1.近年「民主主義の危機」ということがよく言われるが、その要因の一つには、人々が物事をあまり深く考えなくなってきているのではと思うことがある。
SNSでもツイッターやTikTokなど、短く表現するものが主流となり、それを見た人々は感覚的、直線的に物事受け止めてしまい、あれこれ多角的に考えることはないのでは。

2.SNSの問題点についてはこれ迄幾度か指摘してきたが、これが他者を誹謗中傷、攻撃する手段として使われ始めている。これなどは正に理性の欠如による言動と言える。
(世界的にSNSを規制する動きも出てきているが、トランプはTikTokについては当初批判していたが、その後それと逆行するような言動を行っている。これはTikTokによって若者の票を得られたという、彼特有のご都合主義によるものと言われている。)

3.「理性」と対比されるのが「感性」だが、どうも近年この感性が主流になってきているような気がする。
そして、面倒くさいことは抜きにして、ただ面白おかしければよいという風潮も気になる。
勿論感性も大事だがそれだけに頼ってしまうのは危険である。「知性」を持てとは言わないまでも「理性」は失ってはならない。


「知性」:物事を論理的に考え、判断する能力。
「理性」:特に感情に左右されず、道理に基づいて考え、判断する能力。
「感性」:物事に感じる能力。感受性。感覚。


そこで、これらについてChatGPTに質問してみた。

Q:近年SNSは手軽さ、アルゴリズム、ショート化、エンタメ化などにより、人々は思考力を失ってきているのではと思いますが、どうでしょうか。

ChatGPT:
確かに、近年のSNSの進化(手軽さ、アルゴリズムの最適化、コンテンツのショート化やエンタメ化)によって、人々の思考力に影響が及んでいる可能性は指摘されています。特に、深く考える習慣が減少し、情報の受け取り方や処理の仕方が変化してきています。以下の点から、その影響について考察してみます。

1. 情報処理の浅薄化

(現象)
・SNS上では短い文章や要約された情報、視覚的にわかりやすいコンテンツ(ショート動画、インフォグラフィック)が主流になっています。
・これにより、深く考えることなく、瞬時に理解できる表面的な情報だけを消費しがちです。

(影響)
・短絡的な思考の増加: 
長文を読んだり、複雑な情報を深く考察する力が低下し、思考が浅くなりがち。
・注意力の低下: 
数秒単位のコンテンツに慣れることで、長時間集中して何かを考えたり学んだりすることが苦手になる。

2. アルゴリズムによるフィルターバブルの影響

(現象)
・SNSはユーザーの興味や行動パターンに基づいて、最適化された情報ばかりを表示します(フィルターバブル)。
・これにより、多様な意見や視点に触れる機会が減り、偏った情報だけを受け取るようになります。

(影響)
・批判的思考力の低下: 
異なる意見に触れないことで、自分の考えに疑問を持ったり、多角的に物事を考える力が衰える。
・情報の受動的な受け入れ: 
SNSの流れに任せた情報収集が増え、能動的に情報を探す習慣が減少。

3. ショートコンテンツによる忍耐力の欠如

(現象)
・TikTokやYouTube Shortsなどのショート動画は、短時間で刺激的なコンテンツを提供し、ユーザーの興味を次々と引きつけます。
・結果として「短時間で満足感を得る」ことに慣れてしまい、長いプロセスを要する思考や学習に耐えられなくなります。

(影響)
・深い学習の困難化: 
複雑な問題についてじっくり考え、論理的に解決する力が低下。
・決断力の低下: 
短期的な満足に依存し、熟慮することなく即決を求める傾向が強まる。

4. エンタメ化による現実との乖離

(現象)
・SNSは娯楽としての要素が強くなり、リアルな問題(社会問題、人生設計など)と向き合う機会が減少。
・すべての情報が「面白さ」や「キャッチーさ」を求める傾向にあり、重要なテーマでも表面的な理解にとどまる。

(影響)
・現実逃避の増加: 
深刻な問題から目を背け、気軽なコンテンツに流されやすくなる。
・自己成長の遅れ: 
楽しいコンテンツばかりを求め、挑戦や困難を避ける傾向が強まる。

5. SNSと依存による思考力の阻害

(現象)
・SNSの「通知」や「即時フィードバック」の仕組みは、脳内の報酬系を刺激し、中毒性を生み出します。
・常にスマホをチェックする習慣が、思考の流れを遮断し、集中を妨げる。

(影響)
・深い思考の中断: 
常にスマホを気にすることで、集中して物事を考える時間が減少。
・生産性の低下: 
注意散漫な状態が続き、長期的な目標達成が困難になる。

対策と改善策

1.デジタルデトックスを導入する

・SNSの使用時間を制限し、意識的に「オフライン時間」を作る。
・例えば、「食事中はスマホを触らない」「寝る1時間前はSNSを見ない」といったルールを設定する。

2.能動的な情報収集の習慣をつける

・SNS以外の情報源(本、新聞、専門メディア)を利用し、多角的な視点を持つ。
・興味のあるテーマについて、深く調べる習慣を持つ。

3.長文読解の習慣をつける

・意識的に長い文章や難解な内容に挑戦し、思考を深める時間を作る。
・例えば、ニュース記事をSNSの要約ではなく、原文で読む。

4.セルフコントロールの強化

・SNSの「スクロール癖」を意識し、惰性での使用を避ける。
・アプリの通知をオフにして、自分のペースで情報を管理する。

結論

SNSは便利なツールですが、過度な依存や浅い情報消費の習慣が続くと、思考力や集中力の低下を招く可能性があります。手軽さやエンタメ性を享受しつつも、意識的に「深く考える」習慣を取り戻すことが、現代社会において重要です。

 

 


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