『事故のてんまつ』の場合と同様、「252c等の公表」の「総括見解」を 2023年12月03日 | 「賢治研究」の更なる発展のために 鈴木 以前一度触れたことだが、矢幡洋氏は、あの「新発見の252c」等の一連の書簡下書群について、 時折、高圧的な賢治が姿をみせる。…筆者略…と露骨な命令口調で言う。 露宛の下書き書簡群から伝わってくるものは、背筋がひんやりしてくるような冷酷さである。ここにおける、一点張りの拒否と無配慮とは、賢治の手紙の大半の折り目正しさと比べると、かつての嘉内宛のみずからをさらけ出した書簡 . . . 本文を読む