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5月5日に七時雨山を訪れた際、途中で『道の駅 にしね』に立ち寄った。以前、”寅吉山とは岩手山のことでなかろうか”で述べたように『枝打ちされた緑褐色の松並』のことが気になっていたからである。
まずは、道の駅から正面に見える
《1 岩手山》(平成21年5月5日撮影)
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である。かくの如く、岩手山の積雪は頂上の方から解け始める。雪形の”鷲の尾”はその面影を失い、一方の雪形”たまねぎ坊主”は間もなく現れそうだ。
この道の駅の前の道路右手を見れば、
《2 松林》(平成21年5月5日撮影)
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がある。その方向へ進んでゆくと農機具屋さんがあり、
《3 コンビニストア》(平成21年5月5日撮影)
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がある。このコンビニストアの隣りが岩手県の”県の木 ナンブアカマツ”からなるその松林で、
《4 『学術参考林』》(平成21年5月5日撮影)
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《5 〃 》(平成21年5月19日撮影)
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と呼ばれている国有林、森林管理所が管理しているとのことである(八幡平市役所の方より)。
この松林は
《6 念入りに枝打ちされてきた松林》(平成21年5月5日撮影)
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であることが窺える。
実際、松林の中に入ってみるとそれらは結構な樹齢をした
《7 松の大木》(平成21年5月5日撮影)
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であることが判るし、見上げてみれば
《7 長年枝打ちされてきた松》(平成21年5月5日撮影)
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であることが納得できる。
したがって、賢治の次の詩
〔寅吉山の北のなだらで〕
寅吉山の北のなだらで
雪がまばゆいタングステンの盤になり
山稜の樹の昇羃列が
そこに華麗な像をうつし
またふもとでは
枝打ちされた緑褐色の松並が
弧線になってうかんでゐる
恍とした佇立のうちに
雲はばしゃばしゃ飛び
風は
中世騎士風の道徳をはこんでゐた
<『校本 宮澤賢治全集 第三巻』(筑摩書房)より>
の中の
またふもとでは
枝打ちされた緑褐色の松並が
弧線になってうかんでゐる
の部分は、この『学術参考林』のことを詠み込んだ可能性が十分にあると思う。
次の
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まずは、道の駅から正面に見える
《1 岩手山》(平成21年5月5日撮影)
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である。かくの如く、岩手山の積雪は頂上の方から解け始める。雪形の”鷲の尾”はその面影を失い、一方の雪形”たまねぎ坊主”は間もなく現れそうだ。
この道の駅の前の道路右手を見れば、
《2 松林》(平成21年5月5日撮影)
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がある。その方向へ進んでゆくと農機具屋さんがあり、
《3 コンビニストア》(平成21年5月5日撮影)
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がある。このコンビニストアの隣りが岩手県の”県の木 ナンブアカマツ”からなるその松林で、
《4 『学術参考林』》(平成21年5月5日撮影)
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《5 〃 》(平成21年5月19日撮影)
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と呼ばれている国有林、森林管理所が管理しているとのことである(八幡平市役所の方より)。
この松林は
《6 念入りに枝打ちされてきた松林》(平成21年5月5日撮影)
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であることが窺える。
実際、松林の中に入ってみるとそれらは結構な樹齢をした
《7 松の大木》(平成21年5月5日撮影)
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であることが判るし、見上げてみれば
《7 長年枝打ちされてきた松》(平成21年5月5日撮影)
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であることが納得できる。
したがって、賢治の次の詩
〔寅吉山の北のなだらで〕
寅吉山の北のなだらで
雪がまばゆいタングステンの盤になり
山稜の樹の昇羃列が
そこに華麗な像をうつし
またふもとでは
枝打ちされた緑褐色の松並が
弧線になってうかんでゐる
恍とした佇立のうちに
雲はばしゃばしゃ飛び
風は
中世騎士風の道徳をはこんでゐた
<『校本 宮澤賢治全集 第三巻』(筑摩書房)より>
の中の
またふもとでは
枝打ちされた緑褐色の松並が
弧線になってうかんでゐる
の部分は、この『学術参考林』のことを詠み込んだ可能性が十分にあると思う。
次の
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前の
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