食べることこそ生き甲斐ブログ 職業 農家

畑の中や外で起こったことを、とりとめなく書き込みます

無農薬栽培

2015-11-06 00:52:11 | 日記
無農薬栽培。。。。。。。。。

理想だよね。だって肥料代も農薬代もかからないんだから。

出来たら苦労しないよね。普通に考えたら。

同じ広さの農地で慣行栽培と比べて収穫量変わらず、品質変わらずとれたら

絶対無農薬栽培するよね。

無農薬栽培だから虫食いあっても良いのかな?今まで通り買ってもらえるのかな。

いったい日本全体で無農薬栽培野菜のシェアは全体の何%くらいあるんだろ。

15%位いってるなら可能性あるかも。

値段は、競争力は、付加価値は、リスクは、食料自給率は、例えば木酢液の安全は誰が担保してるの?

自己流なんちゃって農薬って逆に危なくない?

いくつもの疑問が頭をよぎりますが、まだまだ無農薬栽培信仰はあります。

農薬のリスクは製薬会社、農水省、都道府県によって管理されている。おそらくは。

病院でもらう薬も同じように疑って無農薬ならぬ、無薬で自然由来の漢方しか

使いませんなら話はわかる。

医者の薬は疑わず、農薬を疑うって変じゃないか。製薬会社は一緒だよ。

散布してもあれだけ小さな害虫にすら効かないこともあるし、野菜の病気も止まらないこともある農薬より、

人間のような大きな個体の調子を左右するOKUSURIの方が強力じゃないかと思うのですが。

まぁ考え方は人それぞれだし、無農薬栽培を確立している人は凄いと思う。

それが慣行栽培を否定することとは別次元の話だという理解が進んで欲しいと思う。