食べることこそ生き甲斐ブログ 職業 農家

畑の中や外で起こったことを、とりとめなく書き込みます

お米暴騰、

2025-02-11 09:24:41 | 日記
スーパーではお米5キロで5千円という価格で売られているところがあるというニュースが
駆け巡りました。まぁお高い。そもそもなぜ急に米の値段が上がったのか。
減反政策で米を作らせないとこから始まり、今は田んぼを潰して野菜などに転作すれば
補助金を出すという政策をとり、小さい規模の農家は効率が悪いから潰して、大規模法人が
纒めてしまえば良いという方向で国が動いています。そのような政策、補助金、が国から
都道府県へ落とされ、各市町村は対応しているといった現状。
今まで多くの日本人農家は、農業の儲からなさと付き合いながらも、日本人が飢えない為
、代々受け継がれた土地を守るため、延々と耕作をしてきた。
零細農家の私はテレビで企業のボーナスの話題になると、嫁の顔を見れない。
しかし地域に農業がなければならないという確固たる思いがある。畑を忘れた人間は
食べるものがいかに尊いか、きっとわからなくなる。そういう国民が増えたら国は滅ぶ。
都市部の農業は、そんな中で農家の営みを通じて市民の理解を得なければならないと
考えて仕事をしている。
しかし大規模農家は、雇用している人間は当然ながら利益を出さなければ社員の生活も
ままならなくなる。当然作物の量を多く持つため販売、営業と在庫の調整と様々な
方法で利益を多く出そうとする。当たり前。会社なら当たり前。
小中規模農家を潰して、大規模農家主体になれば、価格は釣り上がるのは当たり前なのだ。
なぜならそれが企業的であり、国が求めている農家像だからである。
有事の際に使用するための備蓄米を放出することが決まった。
しかし日本中で年間700万トン需要があるのに対して100万トンしか備蓄していない。
おおよそ二月で在庫が無くなる計算。ただただ農水省はコメ農家の数を減らし、大規模化
させて価格を上げて目標通りに進んでいるのに、値段が上がりすぎて国内から不満が
出たため備蓄米を出すというマッチポンプをかますという情けない状態。
食べることに不自由せず育った人間が政治家、官僚で大多数を占めては農業の
大事さや、戦略物資としていかに守り育てなければならないのかを全く理解していない始末。
価格か上がったからと備蓄米放出してどうするの?
大災害があった時に備えるものを、価格調整の為減らして、その後大災害ではなく
戦争、紛争か起こるという不測の事態を想定していないノウテンキさが羨ましい。
あ、農林中金が投資で大損失を出した穴埋めというニュースが、あったが
そもそもJA叩きたい人間のデマである。それをしたら政府に潰される隙を与える
ことになる。今回の米高騰は、民間の投機、投資案件である。
需給のバランスをとるなんてあり得ない。供給が圧倒的に多くないとこのようなことは
毎年起こる。
まぁ私はこんなように考えてますが、コメ農家の手取りがどうなってるかは
本物のコメ農家に聞いてみますかね〜。

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