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私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

明智光秀~神に愛されなかった男★信長の暴走を止めた策士

2007-01-04 | ドラマ・映画・演劇・アート
明智光秀~神に愛されなかった男

明智光秀 ……… 唐沢寿明
羽柴秀吉 ……… 柳葉敏郎
ひろ子 ……… 長澤まさみ
明智秀満 ……… 大泉 洋
おね ……… 小西真奈美
堀 秀政 ……… 伊藤英明
足利義昭 ……… 谷原章介
織田信長 ……… 上川隆也 ほか

新春ドラマSP「明智光秀~神に愛されなかった男~」◇戦国一の知将、明智光秀が織田信長を討った本能寺の変を舞台に、光秀に隠された真実と彼を取り巻く人間ドラマ、家族愛を描く。十川誠志脚本、西谷弘演出。
時は乱世、戦国の世。織田信長(上川隆也)は上洛し、将軍の一の家来として絶対的立場を得る。その手はずを整えたのが明智光秀(唐沢寿明)だった。だが、京へ入った信長らを迎えた光秀の前にしゃしゃり出て、一行の長旅の労を癒やしたのが木下藤吉郎(柳葉敏郎)、後の豊臣秀吉だった。やがて、うたげの席でも勤めの場でも陽気に振る舞う秀吉と、まじめな光秀の姿は対照的に映るようになる。ことごとく信長の目に留まる秀吉に、光秀は不満を募らせていく。一方、天下布武に突き進む信長の勢いはとどまるところを知らず、加速する。そんな中、織田家と日本の行く末を案じた光秀の脳裏に一つの考えが浮かぶ。



見終わりました。
なんか途中からずっと泣いてました。
なんだ、私。酔ってんのか???

や、新年会ではあったのですが・・・

芸達者な3人(唐沢、上川、柳葉)ががっぷりくんで
見応えありました。
知的に優れた武将、光秀の謀反に至る心の動き、
秀吉に心が開いていくありさまがしっかりと押さえられていて、
多分、結末への筋書きが見えてきた頃から、涙が・・・
あは?

長澤まさみもものすごくよかったなぁ。
メンバーとの釣りあい面で心配したんですが・・・
ふくふくとした笑顔が仏を映してキレイでした。

明智秀満役の 大泉洋もすっごくよかったー。
この人はマジ侮れないなぁ。普通の演技で印象に残ります。

上川氏と唐沢くんは因縁対決。
唐沢くん自体がインタビューでも、上川氏は侮れないライバルだということを「白い巨塔」の時(かな?)に言ってたけど
「白い巨塔」だけでなく「天保12年のシェークスピア」でも
演出違いで同じ舞台をこなしているし、
今回もどちらがどちらをやっても成り立つというか、
入れ替えた版も見たいくらい。

上川くんはキャラメルボックスでのギャグとか、んとに
幅広い役者さんですが、真っ白になってキャラに入るので
なにかが降りてくるという感じがしてしまう。
特に目がすごい!
信長の野望が狂気じみて暴走していく過程(世界への野心のめばえ)も
表現しきってましたー。夢に食われてしまったか、信長。
でももし織田信長が天下を取ってたら、どんな未来がまってたのかな
とかつい考えてしまいますね。

そして唐沢くん。今回は堅物で几帳面で策士な秀才な役どころ。
こういうなんというか細やかに積み重ねていく演技もいいですね。
疎んじていた秀吉を、正当に評価し、受け入れていき、
最後は天下を託すにいたる心の変化に、かっちりと見る側をシンクロさせる演技で
それがこちらのツボをついたかな、と。
上川氏もだけど、地味な演技もこなせる役者、本物だなぁと思います。

柳葉氏もあの踊る大捜査線系の眉間にしわな気難しい顔ではなく
もう笑顔満開で(や、思わずウルフルズのトータス松本かと・・・<オイ)
空気読めないけどみなに愛される、がむしゃらにできることを頑張る
でも自分なりにしっかりと大きな夢を持つ、
そんな明るい努力家の秀吉役になりきっていました。
そうかー。百姓からの立身出世、天下統一だったんだー、と
今さらながら、その意味を考えてしまった・・・。

ドラマの最初の京都のにぎわいは、視線がナチュラルで
印象的でした。身近な感じで活き活きと感じられたかな。
比叡山炎上のシーンは迫力がありました。
当時としてはもうものすごいインパクトだっただろうなぁ。

「本能寺の変」ものは何度も見たけれど、
今回の物語は、ドラマティックなシーン含めて
3人の作り込みがしっかりできているせいか
個人的には違和感を感じず見ることができました。

いや、面白かった!


・・・記事を書く予定ではなかったのですが・・・てへ?
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2 コメント

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uoco様 (なるもにあ)
2007-01-05 16:13:43
やっぱりごらんになってましたかー♪
いや、最初は役者本位で見てましたが
最後はお話に入り込んでしまいました。

洋ちゃん、いいですねー!!!
こういう人いるよなぁ、って感じで、身近さが素敵!
最後はしっかり泣かされました。

あれから光秀・本能寺関係をぐぐったけど
秀吉黒幕節ってずっとあったのねー。
信長も以前キムタクがやったり、書かれ方で
全然変わるキャラだけど、
こういう人たちの活躍とゆーか、判断が今の日本につながってるんだなあ、と思うと、興味がつきません。
信長が海外に進出してたら、日本は戦争で滅ぼされて、もうなかったかも、とか思ったり・・・。
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面白かったです~。 (uoco)
2007-01-05 11:19:08
太閤記や、信長の話がドラマ化される機会が多くて、
今回もどんな感じに作られたか気になってたのだけど。
洋ちゃんも俳優として一皮剥けた感じだし、
出演者のそれぞれの演技が光ってたね。
光秀って、生真面目だったんだろうなぁ。
ちょっとイメージを変えてくれたドラマでした。

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