もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

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3部作完結:終幕 「それぞれの日常」 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 霧島×御堂

2009-11-16 23:35:12 | 腐女子の御伴
         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方(びみょ~なヌルい同性性描写アリ)此処で御帰院してくださいませ。*



一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。







         「それぞれの日常」



私は物思いに耽り白いさざ波達が、想い出を寄せては連れて徃く渚を1人で歩いて居る。いつからそこに居たのか知らず幼い少女は白いワンピースを身に纏い、蒼い薔薇が飾られた鍔のある白い帽子を被り背を向けて歩いている。

私と幼い少女との間の距離は察して無いのに少女との僅かなその距離は縮まらず、一向に幼い少女は私の存在さえも気にもせず悠然と歩く。

私もその幼い少女との距離が何故か心地良く声をかけたりもせず、追い越す事もなく歩いて居ると…‥ 幼い少女はぴたりと歩くの止めて後ろを振り向く。

その瞬間に風が吹き幼い少女が、被っていた蒼い薔薇が飾られた白い鍔のある帽子が風に連れ去られて潮騒に音もなくフワリと落ちた。

陽射しを浴びてキラキラと光る波間に帽子は揺らぎ漂っている。私は何をする訳でもなく帽子の行方をただ見つめて居る。

私は目の前を見るとそこには幼い少女はおらず……… そこに居たのは見知った女性がおり私を見つめ、微笑んでいるのを見て私は咄嗟に想い出し声を発する。


「‥夏貴様……」

「約束したよね??」

「えぇ、覚えておりますよ。」

「ねぇ、初めて見たでしょ、これが私達人間が言う夢よ??もう私は、貴方の傍に存在しなくっても良いよね??私は遠くに逝き‥ もう、逢える事はないでしょう…… 私は、貴方を忘れないよ。」

「私は…‥夏貴様、貴方を~」

「ありがとう、秋彦さん…‥さようなら」





御堂はベッドに寝そべり隣で眠って居る霧島の長く柔らかい前髪を指先で戯れる。いつもなら、霧島は御堂よりも必ず先に起きていると言うのに初めて霧島の寝顔を鑑賞している。

寝顔を見て睫毛は長いと思ったり、まじかで見る霧島の寝顔を鑑賞して楽しんで居るとせつなげに閉じられた瞳を今すぐに目覚めさせたいとも思う。

霧島は浅く呼吸をすると眠りから目覚め、御堂よりも遅く目覚めた事を知り霧島は恥じ入った。

「申し訳ありません…‥私とした事が‥」

「夢でも見たか??」

「夢…‥初めて観ました。夢と言う物を。」

「ほぉ、どんな夢だ??」

「それは…‥」

「主人よりも遅く起きて、主人にも言えない夢を見るとは何事だ??」

霧島は心底困り果て悩ましげな表情で御堂を見つめると、主人である御堂は何処となく楽しいそうだ。霧島は初めて見た夢の内容を御堂に報告し様と思うと…‥

御堂は霧島の頬を撫でちょっとだけご立腹な瞳で見つめながら----------

「どうせ、見るのならは私の夢を観ろ。せつなげな夢を見ていた秋彦を、助けに行けなかったそれが悔しい。後は主人である私にだけは寝顔ぐらいは見せろ。良いな??」

「孝典様…‥」

そう言いながら相変わらず御堂は細く長い指先で霧島の前髪を指先で戯れている。霧島は御堂を深く深く腕の中に抱きしめて温もりを感じ今、傍に存在する大切な御堂を失いたくないと思う。御堂も霧島を抱きしめ返す。

霧島の腕の中で御堂は囁く。

「私は秋彦を置いて逝く、だから、私を置いて何処にも徃くな。」

いつかはその日は来る事を知っている…‥ だからこそ、儚く美しい人に魅入られ魅了される。




今すぐに御堂が欲しいと思うが、主人の意向を聴かねばならないと思い霧島は御堂を見つめる。

「孝典様、この後のご予定は意かにされましょうか??」

「食事と言いたいところだっが、可愛い一途な狗の面倒も見てやらないとな。それも主人の勤めだ。」

「あの、孝典様??」

「そんな哀しい夢を見たなら、私が忘れさせてやる。」

そう言うと御堂は困った顔の霧島の口唇に唇づけると、主人である御堂の意を察し霧島は御堂の舌を自分の咥内に招き入れてお互いに絡めあう。

霧島は思う存分に御堂に唇づけると首筋に唇づけし御堂の艶やかな声が、口唇から溢れ出し霧島はより御堂を淫らに乱れさせ様と全身に快楽を与え翻弄する。

誰にも見せた事のない寝顔を見せたのだから美しい主人の誰も知らない誘う痴態を、暴き自分だけに曝せたいと霧島は思い今日は御堂が気が済みまでベッドで仕える事にする。

「ぅんん、こら、がっつくな。これから長いのに‥ぁっうぅぅそこはまだ、あき」

「私はまだまだ孝典様が足りません。貴方の総てが愛しく欲しいのです。」

「こんな時に狡い…だったら、もっと私を気持ち良くさせてみろ。これ程度では私をやれないぞ??」

「それでこそ、我が主ですよ。畏まりました。ご満足と言って戴けるまで、今日はベッドでお仕え致しましょう。」

「ほう、やってみろ。私を甘くみるな。」




窓の遮光カーテンは陽射しを遮断し2人から朝を遠ざけて、心地良い闇を作り部屋の中の小さな世界は夜明けを知らない。





                   「それぞれの日常 完 」

微熱 (27) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 佐伯×片桐

2009-11-16 23:33:50 | 腐女子の御伴
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         微熱 (27)



HOUSE-Rは看板メイドとマスコット執事が不在で常連客も片桐と函南がお屋敷を退職したのを知り淋しげである。片桐と函南は人気がりファンが多く愛されキャラであった。



それから半年が経ちある日に御堂が霧島と函南ともう1人の若い青年を引き連れてHOUSE-Rに食事をしに来た。


以前に片桐がHOUSE-Rに顔を出しに来て大広間に居るとそれを見た常連客達が、喜びはしゃぎ取り囲み片桐は揉みくちゃにされて常連客達は騒ぎ立て混乱を招き大変だったので来る時はきちんと連絡をして個室で会う事にした。



小田原は御堂達を接客しながら函南を見ると自信が溢れた面構えとなり充実していると思う。函南の何かを見抜き引き抜いた御堂の見る目にも驚く、御堂は経営者として手腕であり上に立つ者の威厳に満ちている。

霧島はそれに付き添う者として傍におり御堂と同じく似た雰囲気を醸し出している。もう1人の青年は藤田で函南と同じく元気はつらつな雰囲気であるので安心する小田原である。

函南が来たので民谷も個室へ来て御堂達を接客しながらご機嫌良く会話をしている。

「函南君が貴社でも大活躍しているなら、私も妻も嬉しいしゅうございますな。」

「最近は藤田君の方が函南君に引っ張り廻されている。彼は廻りからも信頼され可愛がられており成長が楽しみな人員だ。」

「へへ、褒められちゃった。」

「褒められて浮かれ過ぎには気をつけろよ。」

そう小田原が言うと函南は‥

「はーい、気をつけます。」

霧島は楽しいそうに笑い珈琲を飲んでいる。小田原と藤田はそんな函南と談笑をして楽しみ民谷は安心した。




近衛の店に片桐が来た嬉しいが佐伯が一緒で以前に佐伯が珈琲豆を購入しに来てブルーマウンテンの珈琲豆の事を思い出す。

片桐の珈琲を飲みたくなり佐伯に話す近衛。

「珈琲をお飲みになりますか??お煎れしますよ。」

そう言えば片桐が気を利きかせて珈琲を煎れて貰えると思ったが佐伯の一言で却下される。

「稔さんが煎れた珈琲以外は飲みたくない。客に珈琲を煎れさせるとはどんな店だ。」

以前の片桐ならそれでも煎れてくれたはずなのに煎れてくれるそぶりもない。 近衛は片桐も佐伯以外に珈琲を煎れたくないと痛感し撃沈した。

近衛は人生初にして自分で煎れた珈琲がまずく感じ、その日は半日で店を閉めて1人ふて寝をした。





「終幕 それぞれの日常 霧島×御堂」




「終幕 それぞれの日常 前編」 佐伯×片桐





微熱 (26) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 佐伯×片桐

2009-11-16 22:26:47 | 腐女子の御伴
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         微熱 (26)



週が明け月曜となり片桐は半日は引っ越しの支度を始めて午後はキクチマーケティングへ出勤して霧島から業務の引き継ぎをする事になった。

1年と約半年ぶりにキクチマーケティングへ向かう2度と行く事はないと思っていた場所。お気に入りの深緑のスーツを身に纏い鞄を持ち和室の2羽に声をかけて片桐は出掛ける。

アパートから駅に向かいながら見慣れた風景を見るこうして過ごすのも今週が最後となり、HOUSE-Rに勤め始めた事や色々な出来事を思い出す。

厨房での裏方で希望したのに何故か研修期間が終わったら、メイドワンピースを着てメイドになり給仕して始めは恥ずかしいと思い緊張の連続で大変だった。

アパートを引き払うので山田親子の所へ今週の土曜にでも顔を出してお礼を言いに行こうと思う片桐である。

駅に着き改札口を通りホームへ向かい待っていると電車がホームに到着し電車に乗る。今日は梅雨空で雨が降り出すのを車窓から空を眺める。

雨を見ても哀しく事はない雨も好きになりそんな雨の降る日は、恋人と何をする訳でもなく寄り添い語り合う。

片桐は有楽町駅を目指す。有楽町駅に着きついキョロキョロとする懐かしい場所である。よく営業8課の部下達と飲んだ陸橋ガードしたの大衆飲み屋の前を通りキクチマーケティングへ向かう。

途中で何と無く手持ちぶたさで折り詰めの茶菓子を購入しキクチマーケティングのビルに着き、受付の女性に用件を伝えると受付に女性は片桐の顔を見て喜びつい話し込んでいると霧島がやって来た。

「片桐部長、ようこそいらしゃいました。お話しの最中に申し訳ございませんが、話し込む前に私に内線で連絡を戴けますか。」

「すいません。つい、片桐課長…部長てまさか復職なさるんですか!!嬉しいな片桐課長さんと一緒に仕事出来るなんておめでとうございます。」

「ごめんなさいね、話し込んでしまいました。これから宜しくお願いします。」

「はい、こちらこそ。」

お互いにお辞儀をし堅く握手をし喜び合うそんな受付の女性に霧島は話す。

「高橋さん、片桐部長が復職されて喜ぶのは良いですが正式の勤め始めるのは7月です。ので事を大きくしない様に。」

「はい。」

「さぁ、引き継ぎ業務をしましょう。こちらへ。」

そう言うと霧島は片桐に付き添い会議室へ向かう営業8課のオフィスでも良いが、喜び大騒ぎして引き継ぎ業務ではなくなるので会議室で業務をする。

片桐も飲み込みも良く処速度も早く理解をしているので、霧島も苦労なく業務を引き継ぎをし楽しく仕事をしていると…

会議室のドアに元気の良いノック音が響き霧島は本多である事に気づき溜め息をつく。噂を聞きつけてやって来たのだ。こうして片桐とテンポ良く仕事をしているのを、邪魔をされると事前に察知し鍵を掛けて入室禁止と貼紙をしてある。

「あの…霧島副主任さん、用事がある方がいらしゃいました。」

「あぁ、気になさらずに。引き継ぎ業務を致しましょう。」

ドカドカと会議室のドアを蹴破りそうな音がし本多は霧島と片桐の名を呼び騒いでいる。余りにもしつこく煩いので、営業8課の留守番係に内線で電話をし本多を遠退けた。



「本多君は、ほんと元気が良いです。」

片桐は何も悪く思っていないのでにこやかに霧島に言うと霧島は苦笑いをした。本多を課長に昇進させたが御堂とのやり取りは片桐に任せる事に決めている霧島である。

「パソコンの操作はどうでしょうか??」

「以前の勤め先の同僚に教えて貰いまして、今は佐伯君にパソコンの操作を教えて貰ってます。」

「なら良いですね。彼が先生なら教えかたも上手で片桐部長も飲み込みも良く、きっと佐伯部長も教えがいがあり楽しいはずですね。」

「あっ、はい。」

片桐はやや照れるが褒められて照れたのではない。佐伯は片桐に教えた操作を間違えたり忘れるとセクハラ紛いなを行為を片桐にして楽しみながら佐伯は教えているのである。

霧島はそんな事を知るよしもないので、片桐が謙虚であると思う本日の引き継ぎ業務も終える。会議室のデスクに来る途中で購入した折り詰めの茶菓子を霧島に渡すとお礼を言い受け取った。

「お気遣いありがとうございます。今日だけで良いですからね。せっかくなのでお茶をお飲みになられてお帰りください。お疲れ様でした。」

「こちらこそ、お世話様です。明日も宜しくお願い致します。」

そう言うと霧島は手を出し片桐と握手をし書類を片付けてデスクチェアーから、立ち上がり書類を持ち霧島と片桐は待ちくたびれた本多が待つ営業8課のオフィスへ向かった。




微熱 (27)

微熱 (25) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 佐伯×片桐

2009-11-16 16:07:09 | 腐女子の御伴
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         微熱 (25)



部屋は朝が訪れた事をベッドで寝ている2人に告げると、眩しい陽射しを招き入れる。 梅雨の晴れ間らしく久しぶりの青空で快晴である。

佐伯はまだ夢心地な隣で眠っている恋人に唇づけると、片桐は擽ったそうにし目を覚ます。2人で起きると片桐はパッと顔を赤らめた。

「おはよう、稔さん。」

「おはようございます。」

そんな赤らめ顔の片桐に唇づけると片桐も唇づけてきた。起きたらお互いに何も身につけておらずに躯には昨日の情交を色濃く痕をつけて、昨夜の事を思い出し片桐はますます全身がほんのりと色っぽく染める。

「こんなに美味しいそうな、稔さんを食べてしまいまいたい。」

「そんなダメですぅ。困ってしまいます。」

「ここは俺と稔さんしか居ない。」

別に押し倒す訳ではないが余りにも片桐が純情で愛らしいのでそう言ってしまう。佐伯はくすりと笑い片桐を抱き寄せて話す。

「では、朝食にしましょうか??ルームサービスを頼んでも良いですし、朝食をバンケットホールに食べに行っても良いどちらでも。」

「はい、お腹が空きました。バンケットホールに食べに行きたいです。」

「ならそうしましょう。浴室へご案内致しましょう。」

そう言うと佐伯はベッドから起き上がりお互い脱ぎっぱなしにした床に落ちている、洋服を拾い集める。片桐も同じくベッドから起き上がり佐伯は片桐を片手で抱き寄せて一緒に浴室へ向かう。

浴室に入りシャワーを浴びる恋人を眺める。佐伯は永遠の憧れだったのに、こうして肌を重ね合う関係となりプロポーズを受けてめだたく結ばれた。

浴槽に浸かりながら佐伯を見つめていると、佐伯はそんな片桐に微笑む。

「余り浸かり過ぎると、湯あたりしますよ。したら、幾らでも俺が貴方を看病しますけどね。」

「あっ、もう出ます。」

看病と聴き片桐は慌て浴槽から出て上がり湯を浴びようとして佐伯の隣に来てシャワーを浴びる。浴室から出て脱衣所で身体をバスタルで拭き髪の毛を乾かし下着と衣服を着ていつの姿となり、脱衣所を出て鍵を持ち朝食のチケットを持ちバンケットホールへ2人で向かう。

バンケットホールも適度に照明も明るく広々として開放的で窓辺のテーブルに座る。ビュッフェなので好みの物を好きなでけ選び食べる。このホテルは夜景も素晴らしいが食事も贅沢で美味しい評判が良いホテルでもある。

和洋の他にアジアンテイストな朝食も用意されていて目移りしてしまう。片桐は少しづつ色々な料理を取り分けて食べる。コックが1人おりその場で頼むと目玉焼きやオムレツにスクランブルエッグをフライパンで焼き作ってくれるサービスもある。

2人で会話と料理を楽しみ美味しく食べる毎日がこうであれば楽しいと思う片桐である。そんな片桐に佐伯は言う。

「俺の大切な心のかけらである稔さんと、別々の所に住むのは心配ですよ。こうして結ばれたのに一緒に居られないなんて俺は嫌ですね。」

「そうですよね。」

「ならば俺のマンションに来てください。部屋は空いているし、俺のマンションからの眺めも良く夜景が綺麗です。」

「ほんとに良いんですか??」

「大切な貴方を遠くに置いて、置く方が不安で堪らない。早く貴方とマンションで一緒に安心して暮らしたい。」

「はい、それと…僕も佐伯にエンゲージリングを贈りたいです。だから、帰りにお店に寄ってから僕のアパートに帰りたいんです。僕だけエンゲージリングをしているのは嫌です。」

「えぇ、そうですね。一緒に同じにしましょう。」

朝食を済まし2人は腕を組みスイートルームへ戻って行く。ゆっくりと寛ぎ引っ越しの事について話し合いチェックアウトの時刻となり2人はホテルを後にしエンゲージリングを購入しにデパートの貴金属店へ向かい購入し片桐のアパートへ帰宅した。




微熱 (26)

微熱 (24) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編 佐伯×片桐

2009-11-16 08:32:54 | 腐女子の御伴
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         微熱 (24)



今日は眠れそうもないと片桐は思う、佐伯は片桐に唇づけを思う存分に施し紅い痕を残す。 お互い離れた時間さえも愛おしみ今、こうして躯を重ね合わせて確かめ合う。

以前の暴力的な性行為と今の性行為が違うとそれは奥手な片桐でも区別がつくが、佐伯の様な年若い男子と行為を及ぶにはやや恥ずかしい。でも、佐伯の気持ちを思えば… その気持ちに沿いたい。

「あの…克哉君。僕も君に気持ち良くなって貰いたいんです。だから僕にもさせてください。」

「どんな風に俺を気持ち良くさせてくれるんです??」

佐伯は上半身を起こしベッドに胡座をかくと片桐も上半身を起こす。佐伯の口唇に唇づけて佐伯の下半身に頭を落とし片桐は佐伯の猛った雄を手に持ち口唇を寄せて舌で形を確かめ含んだ。

佐伯は片桐がこんな大胆な行為をするとは思わなかったのでやや驚いた。以前の行為がただ無駄な事ではなかっと思う佐伯である。 舌使いも佐伯の感じるヶ所を言わずとも探り当て気持ちが良い。

「稔さん。」

そう佐伯が名前を呼ぶと片桐は顔を上げて佐伯を見つめる。こんな淫乱な行為をしているのに純真無垢な微笑みを浮かべている片桐を見ているだけで満足してしまいそうになる。

「克哉君に気持ち良くなって貰いたいのに下手かも知れません。」

「気持ち良くなりましたから、今度はうぅんと稔さんに気持ち良くなって貰いましょうね。」

そう言うと佐伯は片桐を仰向けにベッドに寝かせ、佐伯は片桐の先走りで濡れた雄を含みそっと唇づけ含むと片桐はぴくりと躯が反応する。

「やっぁあっ。」

つい片桐は脚を閉じようとすると佐伯は片桐の脚を持ち、大きく開き殊更ゆっくりと音をじゅぱずばと立てる。

「ううんぁんっ。だめですぅ。だめおねがい。」

「稔さんはだめばっかりで、悪い子ですね。もっと気持ち良くなって貰いますよ。」

片桐は脚に力が入らずだらりとし脚を開いたままになり、ベッドのシーツを掴み佐伯に与えられる快楽に飲み込まれくったりする。

「何もかも俺に委ねるならダメはないはず、俺から貴方が離れる事がない様に貴方に俺を刻み込む。」

「はい。」

これからもっと行為を進めると言うのに相変わらず片桐は無邪気に笑う。自分だけが知る片桐を見たいと佐伯は思う。

佐伯はまた佐伯に雄を口に含み指を片桐のアヌスへ進行させる。今日はここまで進める気持ちはなかったが片桐がこんなにも気持ち良くさせてくれたので歯止めが効かない。

抱きしめてベッドに寝かしただけで片桐が逃げ出すのではないかっと、佐伯は危惧したがそんな心配も必要ないぐらいに純真で淫乱であり満足した。

今後この心が乙女をどう開発するかが佐伯の楽しみになる。日常に見せる敬謙深い片桐の姿から想像がつかない様な淫乱な躯に開発をしようと思う。

片桐の鳴き声も艶っぽさが増してより佐伯はそれを聴き満足げに口許を綻ぶ。指を増やすと片桐の腰が揺れ動き何かに期待した動きとなる。
片桐は堪えていたが佐伯の口の中に己の欲望を解き放ち啜り泣く。佐伯は全てを飲み込み片桐を静かに見つめる。

「ほんと貴方は淫乱な乙女だ。」

「そんな、僕は…」

「これだけじゃ足らないはずですよ。」

佐伯にそう言われて悩ましげな表情で困ったと片桐は考え込み。そんな片桐を見て思わせぶりな態度の割にはつくづく何も分かってないと思う。だから乙女で淫乱なのかもしれない。

「お口で言っても分からない悪い子は躯で教えましょうか。」

佐伯にそう言われても片桐はキョトンとし何も分かってない。ならば躯に教え込むだけだと佐伯は細く微笑み自分の雄を片桐のアヌスに宛がうとやっと片桐は察知し顔を赤らめる。

「分かりましたか??稔さん。」

「はい…」

「お互いもっと気持ちよくなりましょう。貴方の中はこなにも熱くグズグズで俺を誘い食らいついている。」

片桐は腰を揺らし佐伯の雄を収め様とする。佐伯も腰をゆっくりと落としお互いに合わせながら口唇に唇づけながら行為を進める。

「上手ですよ。稔さん。俺も貴方に包まれてそれだけでイッてしまいそうだ。でも、もっと気持ち良くなって戴きますよ。」

そう言うと片桐の腰を持ち自分の腰を引き打ち付ける。始めは佐伯の腰の動きに任せるだけだったがリズムが分かると片桐の腰も動き始める。

「上手ですよ、このまま俺と一緒にイキましょう。」

佐伯はそう言いが片桐には辛うじてその言葉は届いているが快楽に翻弄されて真っ白い闇へ佐伯と堕ちる瞬間にぷっつりと記憶を手放した。




微熱 (26)