もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

気になったから加筆。

2010-04-07 23:07:00 | 腐女子の御伴
Valentine's-Mix.endでぷちりと気になったから加筆したナリ。一日考えてたら、霧島のセリフで言葉に気になったんだ。

御堂さんに対しての感情のセリフを加筆したよ。エンドタイトルも付けた『御主人様と私の事情』

小説は書きしたらゆっくりと、見直ししてから更新する方がいいのかな。もぐ菜は慌て者だからなぁ。

四月だけどさ。

2010-04-07 10:36:24 | 腐女子の御伴
Valentine'sネタで霧島×御堂さんやっと書き終えたよ。 タイトル変わったりして、後、待って居たけど忘れられてしまったかな(・∀・)。

エロないです、ごめんなさい。いつ、王様に聞かせた昔話を御堂さんに聞かせてあげるか考えてた。そう、官能昔話 アンデルセンを聞きもぐ菜は思いました。

エッチしながら霧島が昔話を御堂さんに聞かせるのは、御堂さんが大変そうだしな。エロい昔話ではちっとなぁ……‥

もぐ菜が古典的なRPGの物語を思いつき、それを昔話として霧島に語らせる事に決まりました。 霧島の横で美しい御堂さんが、寝ながら物語を聞くと言う姿にもぐ菜はときめいたのです。

御堂さんの合間のツッコミを交わしながら、どうにか物語は語り終えるのでした。


一番、物語で考えた場面は姫様と侍女達が、どう連れ去らわれるかが悩みました。城のバルコニーでお祈りして居る時に、悪しきドラゴンとそれに従うドラゴンが侍女達を連れ去ったと。

御堂さんの鋭いツッコミの通り、侍女達は何人だったかは不明ですね。


フレイアはご存知と思いますので、そう遥(はる)か彼方(かなた)の昔に王様が命名(めいめい)した名前です。夏貴により、霧島秋彦と命名(めいめい)されて今は霧島です。

主人との主従(しゅじゅう)契約が終わり他の人間が主人となる、主従(しゅじゅう)の契約を交わす時には主人から新しい名前を命名(めいめい)される。

仕えた人の数だけ名前が変わり、時として主人に心惹(ひ)かれてしまうのですよ。

特に、霧島は恋愛体質な奴だから御堂さんにメロメロんwww 霧島は御堂さん無しで生きて活(い)けない躯(からだ)にされてしまったのよぉぉぉ(^皿^)

礼儀正しい悪魔で友人に手紙で赤裸々(せきらら)なあんな事やそんな事を霧島は包み隠す事なく、書くそうですから礼儀正しい悪魔で友人は主人である坊ちゃんにどう報告するのかドキドキです。

夏貴との事もカキましたが片桐さんのEND偽造編の『眩惑』と敢(あ)えて、区別を付ける為に夏貴との最後に交わした会話が異なります。

幼い夏貴と主従(しゅじゅう)し、それから一(ひと)悶着(もんちゃく)あり、成人した夏貴と本契約を交わした設定は変わりありません。

Valentine's-Mix.書き終えて安心したナリ。

Valentine's-Mix.the end 鬼畜眼鏡 霧島×御堂

2010-04-07 00:25:53 | 腐女子の御伴
         *ご注意*




*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*




         Valentine's-Mix.the end 御主人様と私の事情



休日と言うのにいつもの時間に、御堂は目覚め横を見ると霧島に唇(くち)づけられた。

「おはようございます。孝典様。」

寝起きは良い、二人はいつもの様にベッドから起きた。霧島は部屋着に着替えキッチンへ。



霧島はキッチンで朝食の支度をして居る、その間に御堂はゆっくりと朝風呂を浴びた。

風呂を浴び終え着替えを済まし御堂はラフな部屋着で、ダイニングへ来ると霧島は朝食を作り終える。

御堂はリビングに向かうとバルコニーのガラスドアを開け、サボサンダルを履(は)きバルコニーに出ると雪が五センチ程積もっていた。

空を見上げと晴れ渡る青空が拡(ひろ)がり、気温も暖かく日中には積もった雪がキレイさっぱりに溶けてしまいそうだ。

バルコニーに積もった雪に陽(ひ)射(ざ)しを浴びキラキラと雪は白銀にまばゆく輝く。御堂はまばゆい輝きに瞳(ひとみ)を細目て、屈(かが)み込み雪に触れた。




ダイニングテーブルに朝食を並べ終えると、御堂は手洗いを済ませ洗面所へ行きダイニングに戻って来た。

「一晩でかなり、雪が積もりましたね。」

「あぁ、今日の日中には、キレイさっぱりと溶けてしまうだろ。」

トーストが焼き上がる、甘く香ばしい匂いが食欲を誘う。ダイニングテーブルにはベーコンとキノコのキッシュにオムレツと生ハムとフルーツのサラダがお皿に彩り良く盛られている。他には温かい紅茶とヨーグルトと具だくさんのスープ。フォークとスプーンが用意されている。

霧島は御堂が座るダイニングテーブルの椅子(いす)を引くと御堂は椅子(いす)に座り、霧島は反対側に廻り御堂と、向き合う様にダイニングテーブルの椅子(いす)に座った。

「いただきます。」

「どうぞ、お召し上がりください。」

トースターから焼き上がったトーストを取り出し霧島はナイフで、マーガリンを塗り御堂の前に置かれたお皿にのせた。

御堂の希望により休日の朝食は、平日の朝食よりも品数は多く量も多い。二人は適度に会話を楽しみ朝食を食べ始めた。



霧島はキッチンで朝食の後片付けを済まし、リビングへ行くと御堂が珍しくリクライニングのソファーで横になり眠って居る。

霧島はおやと思い、リビングテーブルに広げられ置かれた新聞を畳んだ。御堂にブランケットをかけて、つけぱなしのテレビをリモコンで消す。

騒がしいテレビを消すと、静かになり聞こえるのは御堂の寝息だけ。霧島は雪で反射し眩(まぶ)しい陽射しを遮(さえぎ)る為にバルコニーの窓とガラスドアのカーテンを半分閉め様とすると、バルコニーの陰になっている場所に小さな雪ダルマがぴったりと二つ並んでいるのを見つけた。

霧島はガラスドアを開けサボサンダルを履きバルコニーに出て、小さな雪ダルマを二つ掌(てのひら)に乗せた。

さて、御堂が造った小さな雪ダルマ二つをどうしょうか??と霧島は考えた。小さな雪ダルマ二つを自室のデスクに飾ろうと思い魔力、で小さな雪ダルマが溶けない様に施(ほどこ)し自室に持って行った。




友人に今の自分の近況(きんきょう)をどう報告をしようか?? こんな自分の近況(きんきょう)を理解してくれるか疑問ではある。

悪魔でありながら友人は礼儀正しく、ご主人様である坊ちゃんに遵(したが)い仕えて居る。

(私をいつから色神になったと言うかも────── 知れないが、孝典様を愛するが故(ゆえ)に命じられた通りに私は、忠実に遵(したが)い仕えて居るのだから包み隠す必要もなく、恥じる事は何もないでしょう。)

季節は初夏で二匹の仲魔と会話をして居た時に、東京の片隅で幼い夏貴と偶然(ぐうぜん)に出会った。あれから、夏貴との主従の関係が始まり────── あっという間に契約は終わりを迎えた。


夏貴との最後に交わした言葉を思い出す。


「ごめんね、病気ばかりして。きっと、私の魂(たましい)は美味しくないね。」

夏貴の言葉を聞き霧島は病で痩(やせ)衰(おとろ)えた、夏貴の身体を咄嗟(とっさ)に両腕で深く抱きしめた。

幾つかの延命の手立てはあったが夏貴は他の人間の魂(たましい)を人柱にしてまで、生きたくはないと言い若くして短い人生を終え永眠(えいみん)した。

(私は貴方(あなた)を──────── 私は、一日でも永く生きて欲しかったのなのに…‥なのに貴方(あなた)は~ 貴方(あなた)の魂(たましい)等は欲しくもなく、ただ私は……)




────貴方(あなた)に傍(そば)に居て欲しかっただけでした─────────





全てを話そう友人のご主人様である坊ちゃんと礼儀正しい悪魔で友人に。

手紙に一番大切な事を書くの事は、忘れてない。悪魔で友人のご主人様である坊ちゃんとの、約束を果たせると事を────────

霧島からすれば御堂と共に過ごす時は、ひと瞬(まばた)きの出来事であっという間に終わってしまう。



独(ひと)り心地で考える。異府(いふ)に深愛(しんあい)なる御堂を連れて行ける日を、楽しみに待って居て欲しいと。それは遠くはない、それさえもひと瞬(まばた)きの出来事なのだから。





Valentine's-Mix.the end

Valentine's-Mix.(5) 鬼畜眼鏡 霧島×御堂

2010-04-07 00:25:34 | 腐女子の御伴
         *ご注意*




*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*





         Valentine's-Mix.(5)



霧島もベッドに横になると、御堂がしがみつく様に抱きついて来る。

「眠れない…‥」

「では、私が遥(はる)か彼方(かなた)の昔にお仕えした王様に、お話しした昔話でも致しましょう。」

「仕えてた王様??どんな昔話だ。」

御堂は興味(きょうみ)津々(しんしん)に霧島を見つめる。


「それはですね…‥ 魔法が存在し、もう一つの世界でのお話しでございます。」

「霧島が言う異府(いふ)か??」

「異府(いふ)ではない、世界ですよ。人々が王様と平和に暮らしてましたが、いつの頃からか、魔物が数を増しやがては旅人を襲う様になり王様は何か原因があると思い、城の兵士に命じ伝説を伝承(でんしょう)すると言われる祠(ほこら)に住む巫女(みこ)の元へ兵士を行かせ調べさせました。」

「王様は秋彦が仕えてた、王様と関係はあるのか??」

「一切関係ございません。伝説を伝承(でんしょう)する祠(ほこら)に住む巫女(みこ)は、王様の使いの兵士に言いました。悪しき…まがまがしい強大な力がやがては国を覆(おお)い、支配すると言い今はその予兆(よちょ)に過ぎないと。」

「で、その悪しき者は、霧島の知り合いか??」

「私には、その様な知り合いはおりません。王様の使いの兵士は絶望をして居ると、巫女(みこ)は言いました。光が見える───── 勇気ある若き男子が必ずや、王様に謁見(えっけん)に来ると。」

「その巫女(みこ)は────」

「王様の使いの兵士はその希望を聞き、急いで城へ帰りました。」

かつて霧島は過去に主従(しゅじゅう)した王にフレイアと命名(めいめい)された。王様は繰り返し始めからこの昔話を何度も語る様に、フレイアに命(めい)じこの昔話を聞くが、昔話の途中のここでいつも寝落ちる。だから結末は知らずに他界(たかい)した。

「巫女(みこ)は、いつと言ってないぞ。」

「そして、その数日後に伝説を伝承(でしょう)する巫女(みこ)の、言う通に勇気ある若き男子が王様に謁見(えっけん)に来るのでした。」

「都合が良すぎな…‥ 何か裏がありそうだ。」

「王様は、伝説の通りになり喜びます。王様の一人娘であるうら若き姫様はその勇気ある若き男子に心を寄せ片思いとなり─────」

「あぁ、その勇気ある若き男子と姫様が、結婚し秋彦を産んだのか。なるほど。」

「私は生まれておりませんよ。姫様は城のバルコニーで、勇気ある若き男子の冒険の無事を侍女達と祈ってました。上空の真っ黒な悪しき雲の合間から、黒き邪悪なるドラゴンとそれに従うドラゴンが城のバルコニーに居た姫様と侍女達を連れ去って行ってしまいました。姫様は今は亡き、お妃(きさき)様の忘れ形見なのです。」

「城のセキュリティに問題がある、姫様と侍女達は部屋の中で祈れば良いものを。」

「勇気ある若き男子は、魔物達と戦い経験を積み強くなり、悪しきドラゴンにより隠された伝説の武器と防具を見つけ装備し、城の兵士達と共に、悪しきドラゴンにより連れ去られ地下迷宮に閉じ込めた姫様と侍女達を助けに行くのでした。」

「ところで侍女達は、何人だ??」

「侍女達の詳しい人数は聞いておりません。めでたく姫様と侍女達は、無傷で救出され城に帰還(きかん)し王様と国民は喜びあいました。勇気ある若き男子は王様に言うのです。」

「姫様との結婚が、目的だったのか??」

「それは、違います。勇気ある若き男子は冒険をし調べて悪しきドラゴンこそが統(す)べて元凶であり、退治に行く事を王様に願い出るのでした。王様はそれを聞きまさしくこの、勇気ある若き男子こそがまさしく伝説の勇者であると確信し、悪しきドラゴンの退治を命じたのです。姫様は勇気ある若き男子に自分の心にある、思いを告白するのでした。悪しきドラゴンを退治し城に帰還したのなら、共にまだ見知らぬ世界を旅したいと。勇気ある若き男子は姫様に言うのです。無傷で悪しきドラゴンを、退治し城に帰還(きかん)出来たのならばと約束をしたのでした。」

幼い夏貴にもこの昔話を話しをしたが余(あま)りにも長いので、このあたりで夏貴が聞き飽きたので霧島はそれ以後は夏貴にこの昔話を話してない。

「私はこの昔話の結末を、聞き終えるまで寝ないぞ。」

「そして、勇気ある若き男子は王様と姫様に別れを告げ、悪しきドラゴンの居城へ向かうのです。」

結末はめでたく勇気ある若き男子が悪しきドラゴンとそれに従うドラゴンを退治し、国を覆(おお)っていた悪しき黒き雲は晴れ平和が戻り
…‥ 王様と国民は二人を祝福し、勇気ある若き男子と姫様は約束通りに二人だけで城を旅立って徃(ゆ)くのでした。そして、また一つ、伝説が伝承(でんしょう)されましたとさ。


御堂は結末を聞き終えると、いつもの様に霧島の前髪を指先で絡(から)め弄(いじ)り気が済むと寝入る。

まさか、御堂がこの昔話を聞きたがるとは思わなかった。主人である御堂の眠りを妨(さまた)げてしまったお詫びになったらしく霧島は一安心をし御堂の唇(くち)びるに霧島は唇(くち)づけ瞳(ひとみ)を閉じた。




Valentine's-Mix.the end 御主人様と私の事情

Valentine's-Mix.(4) 鬼畜眼鏡 霧島×御堂

2010-04-07 00:25:04 | 腐女子の御伴
         *ご注意*




*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。 一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。*




         Valentine's-Mix.(4)



御堂と霧島は御堂のマンションのエントランス前に到着し、セキュリティを解除をしてエントランスに入った。

霧島の腕に腕を絡めた御堂は眠たげで霧島の肩に顔を埋め、今にも寝てしまいそうな瞳(ひとみ)で霧島をなす事を見て居る。



霧島はポストを開けて郵便物があるかを確認して居ると───────────── 切手が貼られてない宛先はAkihiko kirishimaと書かれており手紙を見た。

霧島が切手が貼られてない、手紙を指先で触れるとまばゆい光を放ち届け印が押される。友人が遠く離れた異府(いふ)に居城しているが、受け取った事を霧島はその友人に伝えた。


ご主人様の命令できっと調べて手紙を書き、配達を専門に請(う)け負(お)う異府(いふ)の間書(かんしょ)の者に配達をさせたのだろう。

「今日は色々と、不思議な事ばかり起きる日だな。」

「えぇ、久しく会ってない、知り合いと友人から連絡が立て込みました。」



そう二人は話すとエレベーターに乗った。



御堂は帰ると直ぐにシャワーを浴び終え、パイル生地のライムグリーンのバスローブに着替え帰宅の片付けを終えた霧島の元へ来た。

霧島がシャワーを浴び終えバスローブに着替えたなら、御堂は自分の部屋に来る様に言い部屋に去って行く。

御堂の言い通りにシャワーを浴び終え、オフホワイトのバスローブに着替え御堂の部屋に霧島が行くと既に御堂は寝入っていた。

部屋に来る様と命じられたが、その先は何も命じられてない。御堂が眠って居るベッドの傍に屈み込み、霧島は御堂の寝顔の頬に指先で触れてから前髪をサラサラと指の合間で前髪を梳(す)く。

御堂は穏(おだ)やかな寝顔で規則(きそく)正しい寝息が聞こえ、良眠(りょうみん)して居る事がよく分かる。

(今日は、お疲れでございましたね。私の為に手作りでトリュフショコラとマカロンを、作って戴けたなんて光栄ですよ。どうぞ、ゆっくりと、お休みくださいませ。私の孝典様。)


霧島は御堂を愛(いと)おしく見つめ終えると、立ち上がりリビングへ向かう。




霧島は珈琲を煎れリビングから自室に行き、自室のデスクチェアーに座り、友人からの手紙の開封し読んで居ると……


御堂が霧島の名を呼んでおり、霧島の自室に近づいて来る事に気づく。手紙をデスクに霧島が置くと、自室の扉はノックされ勢いよく開かれ御堂が霧島の自室に飛び込む様に入室して来た。

「孝典様??」

「私の命じた通りに、何故(なぜ)遵(したが)わない??」

そう御堂は言うとデスクチェアーに座って居る霧島の正面に歩き来ると、デスクチェアーに座って居る霧島の膝の上に座る。

「目が覚めたら、私の横に秋彦がおらず起きた。私を置いて何処(どこ)に、行ってしまったのか不安になって秋彦を捜しに起きた。」

「私は、孝典様の睡眠を妨(さまた)げる事を、したくなかったのです。配慮(はいりょ)が足(た)らずに孝典様を、無理矢理に目覚めさせ起こしてしまいましたね。お許しください。」

御堂は眠たげに瞳を細目る。

「手紙か…‥」

「えぇ、友人のご主人様が、私がどこで何をして居るのか心配して、連絡をしたと友人が手紙に書いておりました。」

「秋彦は友人のご主人様まで、心配させるとはな。」

「昔からの、私の悪い癖ですね。」

「秋彦の友人のご主人様に、私がいつか逢えるとしたら、ちゃんと私が躾(しつけ)直したと言わないとな。」

霧島は両腕で御堂の身体を抱き包み込み、御堂の首筋にそっと鼻先を押し付けた。御堂の首筋は霧島が一番、好きな匂いがするヶ所で風呂上がりの匂いが特に霧島はお気に入りだ。

御堂は擽(くすぐ)ったげに身をよじるが、霧島はがっちりと御堂の身体を抑えいつしか鼻先で匂いを嗅ぐのから愛撫(あいぶ)となり始め─────── 御堂のいつしか喘(あえ)ぎ鳴く。

背後に座って居る霧島に腕を廻し霧島の耳に手を添えて、自分と向き合わせると唇(くち)びるを重ね合わせ深く唇(くち)づけた。

グチュグチュと音を立ててお互いの口元からどちらの物か分からない、ねっとりとした唾液(だえき)が溢れ出す。お互いの口元に溢れこびりついた、唾液(だえき)を舌で綺麗に舐め取った。

御堂は小さくせわしなく呼吸(こきゅう)をして居るので、霧島は優しく御堂に身体を撫で落ち着くのをゆっくりと待つ。

「秋彦が、物欲しげに私を見つめるからだ。」

「いつからです??」

「レストランで食事して居る時から、ずっと、物欲しげに私を見つめてた。」

主人である御堂には、見抜かれて居たとつくづく思う霧島。


「気が済んだのなら、寝るぞ。」

「えぇ、ご馳走様でした。」

御堂は立ち上がると霧島の自室のベッドの、羽毛布団と毛布をめくり御堂は横になった。




Valentine's-Mix.(5)