だんなっちょんのブログ

ヤ〇トのセールスドライバーやってます。
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甲斐性無しの二児の父

11月28日日記 お出かけ好きのわけ

2013-11-29 01:55:31 | 生活漫談
自分は基本的に出不精でゴロゴロ部屋に転がっているのが好きなのに対し
妻は休みの日にゴロゴロするのは精神的に受け付けないのか、勿体ない気持ちが強いのか
必ず外出しようと計画を持ちかけてくる(これを自分で決めて提案すればいいのに、なぜか私に
行き先をふってくるところがちょっと面白い)
恋愛期間を含めて12年の付き合いで、気分の乗らないことが幾度かあったにせよ
9割以上は一緒に出掛けているし、外出を妻一人でやらせて自分だけ家でゴロゴロしてることは
余りなかったと思う。理由は後で記す。

妻と一緒にした外出のおそらく8割は占めると思うのが買い物。
実は私は余り好きではなかった。何故なら外に出ると金を失う機会を自ら与えてしまうと考えてしまうからである。そもそも買いたいものは事前に考えて決めてから行くと思っているし、今でも基本的には
その考えは一貫はしているのだが、妻は全く真逆で、買いたいものは特に無くても
とりあえずショッピングに行くことに意義があるという考え方。
行って何か素晴らしい発見が出来たら財布のひもは緩く「買っちゃえ!」の合図で買うタイプだし
お金に限りがあるから毎週とはいかなくても、気持ち任せに両手ふさがる程買い物をすることに
楽しみを見出すタイプ。無論ウインドウショッピングであっても満足そうな顔をする。
買いたいものがその辺のスーパーで手に入るものであっても、それを「言いがかり」にどこか
面白いショッピングモールやセンターに行こうとする考え方。
典型的な買い物好きであり、店頭に並んでいるモノを新鮮に受け止めて感激できるタイプ。

自分はお金の無駄をするな、大事にしろと教えられて育った。親(特に母親)も高額なアイテムや
服装を極力抑えて、限られた収入でマイホームをしっかり立てて、子供3人全員大学に送り出した・・・。
それはそれで立派な親だと思うし、貶す訳でも否定する訳でもないのだが、
やはりそういう環境にどっぷり遣っているから自分はお金を使うことにどうも奥手というか
必要投資に対してもどうも一歩引いてしまう人間になってしまった。
これは精神的な問題ではなく生理的な問題だから余計タチが悪い。

自分がわたってきた人生において、成功する人やお金持ちの人はお金に対しての
使い方がまるで違う。一般的に「金持ちはケチ」と言われるが
それは価値の無いもの(ようするに「ケチ」と言っているバカ)に対して金を使わないだけで
自分に対してや、必要な存在に対する投資はやはり手を抜かない。
大事な人に対してはお礼や振る舞いは絶対に忘れないし、自分を高めるために高い服やアイテムを購入するなど、お金の価値観が「備えるもの」ではなく、自分を高めるための道具という考えをもっていると思う。

昔の僕は「ラルフローレンのポロシャツなんか買う奴の気がしれない」と思っていたが、
今はそう思わない。やはり身だしなみに気を遣ったり自分の価値を高めようとする人程
高い服はしっかり買っている節があるがあるからだ。
学生のころ初めてできた彼女にバイトで一生懸命溜めて10万の指輪を購入した知り合いがいて
たいそう「バカじゃねぇの」と影で虚仮おろしていたが、今はそう思わない。
10万出す価値のある相手だと判断したからこそ彼はお金を溜めて買ったのだろう。
昔の私は「女に利用されているアホ」と思っていたのが、今考えると実に恥ずかしい。

じゃあ今私はどうしているかというと・・。全然高い服買ってません(笑)
本当フツーの服しか買いません。三つ子の魂100までってやつです。
買おうと思っても、お金を失う辛さがやっぱり先に出てきてしまいます。
これは生理的なものです。エディヴァウアーですら躊躇するのに(笑)
まさに貧乏人にありがちな思考回路。

ただね、昔に比べて何倍も趣味や服に対する出費は上がりましたよ。
単価はそんなに差はないのですが、行けば触発される機会が増える分もあり買うようになりました。
それは妻のおかげ(?)と敢えて言いますけど、昔は必要もないのに行く買い物が嫌いだったのに
好きになってきたんですよね。だからケチな自分を出来るだけ遠ざけてくれる妻の存在って
貴重なんですよね。だから文句を言わずについていこうと思うようになったのです。
逆に妻は結構な浪費家だから時々私が「使いすぎじゃないの?」と
ツツいてくれるから、バランスいいと思っているのではないでしょうか(笑)

妻は新しいものをすぐ買い替えたくなるタイプなので、何でもモノを長く持たせようと考える
私からすればちょうどいいのです。モノを大事に長く使うって一見響きよさそうですけど、
実際は凄くみっとも無いんですよね。自分に対する投資を怠らない人は少しの汚れや解れすらも
許せないと思うのです。

中古品ばかり漁ったり、安い服を買いあさっては「値段の割には品がいい!」とか
「得した!」とか「私はこれで幸せで十分だ!」と思っても現実は甘くなく、
それは単なる自己暗示に過ぎないのです。
本当にいいものは高いし、ダメなものはダメなのです。安かろう悪かろうなのです。
本当の価値のあるものの良さはそれを手に取ったものにしか分からない訳で
安いモノや環境に満足している人間には絶対分からないことだと思うのです。
安いものに満足するようでは人間終わりで、視野が狭まっていくばかりです。

子供が出来て家計を全権委譲する際、妻に渡した私がシコタマ溜めた貯金も
結構減っていると聞いて、不思議とイラつきも怒りも込み上げませんでした。
何かと出費の多い年だったこともあるのですが、何より自分が無駄に溜めていただけのことで、
別に妻が仕事復帰して、また溜めればいいじゃん?としか思いませんでした。

妻が裏でパチンコや男を作って遊んでいるのなら別ですけど、
息子や家や周りを取り巻き支えてくれる人の為に使っていることには間違いない訳ですし、
これぐらいでちょうどいいのです。

少し「そんなに使って大丈夫?」と思うことは少々あるのですが、
妻自身も「なんでお金たまんないんだろう・・」とショボーンとする自覚症状もあるみたいだし
大丈夫でしょう。妻の金の使い方は今の私にはちょうどいい薬なのです。
よく自分の足りない部分を互いに補うために結婚を・・とか聞きますけど
あ・・なるほどなって最近思ってます。

今週末は「東急ハンズ」に行こうと思ってます。
珍しく僕からの提案です。妻は買い物にいく提案を拒むことはまずありません。
息子に正四面体などの数学の模型を買ってやろうと思いまして(笑)
ウチはどちらかというと文系家系ですから、彼にとって理系分野が一つのポイントになりそうですから、
早めのうちから息子には意識づけを!