怪我明けとは思えないデニムアンドルビーの金鯱賞は正直驚いた。前が開かない不利を受け、
ストップがかかりながらも、ラスト3Fは32秒代。衰えがまるでないことを感じさせた。
思い起こせば2014年の有馬記念時もこれまた不利を受けつつも0.4差の9着。
「まともに走っていたなら・・・」と実に悔しい思いをしたことがある。
JC・宝塚2着の実力の裏付けは十分ある。距離が伸びてナンボで、
金鯱賞から延長する今回はさらにプラス。
有馬記念は外人騎手には相性もよく、一発にかけてみたくなった。
昨年の有馬記念は衰え始めたトップ層が人気になり、新旧交代が告げられたレース。
ゴールドシップ・ラブリーデイが1.2人気に加えリアファル3番人気。
蓋を開ければ「なんでこんな人気に・・・」という感想しか浮かばなかった。
勿論レベルに対しても疑問符が付く。
そこで勝った馬にケチをつけるわけではないが、マークも薄い中での勝利は強さの確信には至らない。
事実年明けかのG1では馬券に絡んでいない。
ゴールドアクターは得意の中山コースに戻るが、逆に今回は危ないとみる。
マルターズアポジーやマリアライトが前を伺い、キタサンブラックもいる。
昨年が圧巻の内容ならまだしも、どちらかというと棚ぼたに近い印象。
さすがにグランプリ連覇をするほどの勢いや力は無いとみた。
キタサンブラックのJCは文句なしの勝利で、現役最高馬として異論は一切無い。
ただし有馬記念の1枠はあまり相性が良いわけでもなく、逃げ切りは割と難しい。
怖いのは有馬記念を本気に取りに来ている友道・池江の2厩舎。
友道厩舎はムスカテール、池江はサトノノブレスをラビットにプレッシャーをかけてくる
予感がしてならない。友道厩舎はマカヒキを先頭に今年は絶好調。
シュヴァルグランは勝てるポテンシャルを大いに秘めており、有終の美を狙っているのは間違いなさそう。
池江厩舎のサトノダイヤモンドは一気に評価が地に落ちた3歳世代の最後の砦。
簡単に負けられないはずだ。
それでもキタサンブラックは馬券圏内を外さない強さはあると思う。
JCのレースぶりには正直感動すら覚えた。
この馬を切り捨て、1円も馬券を買わなかった身からすれば、
買うのは少々情けないことではあるが、
競馬に反省は大事。ただし頭鉄板かと言われれば、ギリギリの矜持で
意地を張ってNOを突きつけ、〇にすることにした。
中穴だか大穴だかはわかりませんが、デニムアンドルビーからの馬券は配当は十分すぎるほど付くでしょう。有馬記念ぐらい夢を見ましょう!