昨日は梅雨の中休みでした。
弊社 工場にてテーブルの塗装をやっています。
一工程が終わると、普段以上に時間を置いて乾燥させてから次の工程に移りますが、湿度が高めだとやはり乾きに影響が出ます。
雨だと外工事はできないし・・この時期なかなか仕事がはかどりません・・
さてさて、お馴染みの 木製玄関ドアの塗装 です。
今回のお客様は、お世話になっている 鍵屋さん からのご紹介です。
早速 伺ってみると、純木製のしっかりした玄関ドアです。
ラッキーなことに、軒天井が玄関上部をしっかり覆っているので、雨や紫外線から比較的守られていたようです。
ニス等、色々な塗料で補修はされていたようですが、よくよく見ると、年月の経過でやはり既存塗料が剥がれて劣化しています。
せっかくなので、廻りの木枠も同時進行で塗り替えて、一体感を出しましょう!
先ずは既存塗料を全て落とすことから・・GO!
殆どの塗料が落ちました! あとは下地の微調整・・
すっかり綺麗になりました!
ココでは どちらのお宅でも、 「こんなに綺麗になるんですね~」 とビックリされます。
そうなんです!
再塗装は木地に塗料を染み込ませながら行います
扉によっては既存の塗料も様々です。 色々な塗料が何層にもなったものを剥がす場合も多々あります
全てを落とす作業は結構大変・・
ですが、下地が無垢の状態でないと密着が悪く、綺麗な仕上げにならない上に、長持ちしません。
なので、下地を傷めないように、丁寧に、徹底的に落とします。
再養生して、再塗装開始 GO
お色直し(染色)が完成!
下塗り段階・・
まだ 艶(つや)はそれほどありません。
同じ画像が続くのでちょっと飛ばしま~す
ココから上塗りです。
だんだん艶がUPします
上塗り最終段階
ここまでくると艶もバッチリです。
写真を撮っている姿も写っています
完成!!
廻りの枠も同系色で統一感が出て、高級感漂ういい感じになりました。
さてココで・・
「あまりピカピカするのは好きじゃないんだけど・・」
とおっしゃる方にご説明します
艶について・・・
<屋内の場合>
紫外線や雨等に当たることがないので、デザイン重視に艶を抑えた仕上げで考えてもOK
艶がある場合に、テーブル等では手跡がペタペタ付きやすい。光が反射され、 眩しい、目が疲れる 等の現象がおきるので、艶を抑えた仕上げが好まれる場合も多いです。
又、デザイン的にも、落ち着き感等で好まれる場合がよくあります。
<屋外の場合>(木製玄関ドアの場合)
艶が有ることで、扉の表面がツルツルとした仕上がりになり、汚れやホコリが付きにくく、耐久性にも優れています。
艶がないのに比べ、より長持ちします。
弊社で施工させて頂く際は、艶に関しましても、必ずお客様に詳しいご説明をさせて頂いております。
塗料の劣化は艶が無くなるところから始まります。
艶のない塗料は艶有り塗料に比べ、紫外線で劣化しやすいデメリットもあります。
「できるだけ長持ちさせたい!」とお考えの場合、耐久性を考えると断然 「艶有り」がお勧めです。
余談ですが・・・
腕のない職人さんほど、木製玄関ドアの塗装では 「艶のない仕上げ」 を好みます。
なぜなら、下地の悪さ、塗装の仕上がり等、艶があると 粗(あら)が見えやすくなるからです。
木製玄関ドアの再塗装の場合、「いかに艶を出して綺麗に仕上げるか・・」 は職人の腕の見せ所でもあるのです。
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