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ダークブラウンの既製品建具を明るい白に塗り替えよう!養生の重要性

2017-06-12 00:21:16 | 「職人の技」


関東甲信も先日入梅しましたね~。

でも入梅したとたんにお天気続きです。

お天気には助かりますが、湿度高めでムシムシしているので、熱中症には厳重注意!です。



最近は木製玄関ドア塗装のご依頼が多いので、こちらでご紹介する内容もそちらに偏り勝ちですが、今日は たまには違うテーマで 内装建具の塗装 をご紹介します。 


巷によくある建て売り住宅などでは、建具の色が選べない場合がよくよくあります。

ダークブラウンの建具で仕上げられていると、そこに暗い色調のドアがあるだけで、全体のイメージも重くなり勝ちです。



弊社でも、建具の色が暗いので明るくしたいのですが・・
とのご相談を数多く頂きます。

「既製品の建具は塗装ができない!」と思っている方々が圧倒的ですが、下地処理をしっかりすれば、それなりの耐久性で塗装は可能です。

しかし、現在、様々な素材が出回っています。 中には対応が難しい場合もございますので、お気軽にご相談下さい。




さてさて、今回のお客様もやはり 「暗い色の建具を明るい色にしたい」 とのご希望でご依頼を頂きました。

お伺いしてみると・・・

う~ん 床も壁も明るいイメージですが、建具だけが重く暗い雰囲気をかもし出しています。







さらに!今回の建具には・・



こんな ↑ 「溝」が そこかしこに存在するデザインになっています。

これを刷毛で塗るとなると、塗料の厚みと共に刷毛目が変に残ってしまって仕上がりがイマイチになりそうなので、吹き付け作業(スプレー式)で仕上げて行くことにします。

室内塗装の吹き付け作業で最も重要なのは 「養生」です。

スプレー式で吹き付けて塗装するので、当然ながら 「ミスト」  が発生します。

このミストが付着しては困るところ全てを完全養生(少しでも入り込まないように完全に養生)します。

↑↑↑(これが結構な手間になりますが、とても重要なポイントです。


こんなところは・・



こんな風に。



こんなところは・・



こんな風に。



一つ一つ丁寧に、かつ厳重に!



又、作業中に開閉するドアは、開閉しても養生が剥がれないように工夫します。



↓ コレで開閉してもテープが剥がれません。



↓ こういうところは正直面倒ですが・・



特に型板ガラス(曇りガラス)等は塗料が付着すると非常に厄介な場合があるので、慎重に養生する必要があります。



テープを際までギリギリに寄せて貼りますが、テープのくっつきが甘くても塗料が漏れて流れ込んでしまうので、密着も大事です。



はみ出さないように、しっかりガッチリテープを貼るのは難しいですが、他に方法がないので頑張るしかありません!(笑)



裏、表 共に養生完成!



全ての養生ができました。



ここからは 吹き付け作業 です。



塗装対象の建具廻りを全て 総養生 していよいよ塗装開始です!


と・・長くなるので この続きは次回のお楽しみ~ 



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