あれから・・・

あれから１年・・・また３月１１日がきた。



東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、
今尚、不自由な生活を強いられている方々にお見舞い申し上げます。
心身共に、また色んな方面での復興が１日でも早く訪れるよう心より願います。
また、この１年、被災地での救助、復旧復興に尽力を尽くされた皆様に敬意を表すると共に、
心より感謝致します。





まだ１年、なのか、
もう１年、なのか・・・




私は直接被害を受けてないし、幸いにも大切な人達は無事やった。
それでも、大切な人達から聞く現状や、ニュース映像を見てると何とも言えへん気持ちになる。
自分で何が出来るかとか考えたり、でも何も出来ひん自分に苛立ちを感じたり・・・。
当たり前の毎日を当たり前の様に生きてるけど、その中で色んな事も考えたりもしてる。


以前、ご家族が被害者で避難生活を強いられてた知人に言われた言葉がある。
”被害者じゃないから、被害者の気持ちが分かるワケない”
そんな事を言われた。

今思えば、知人は色んな想いを抱えてて、それをどこにぶつける事も出来ず、
自分の中でいっぱいになった気持ちが出てしまったのかもしれん。
それでも・・・あの言葉は正直・・・傷付いたなぁ・・・。


放射能で汚染されたガレキの受け入れに反対する声も、
安全が保障されてても、原産地が被災地ってだけで買うのを控える人達がいるのも事実。
被害者じゃないからほんまに同じ立場に立っての気持ちは分からん。
理解したくても、出来ひん壁もある。
それでも、色んな想いを持って、色んな形で自分が出来る事を模索してる人達もいっぱいいると思う。




とある事がきっかけで、東松島市に住む友人と知り合って、
今ではご家族の方とも仲良くさせて頂いてる。
宮城には、数える位しか遊びには行ってないけど、地図好きが高じてか一度通った道は覚えてるし、
地図だけで町並みを思い出せたりもする。


こういう言い方をしていいのか分からんけど・・・
大好きな場所だけに、まだ行く勇気がない。
ＴＶや新聞で変わってしまった町並みを見る度に胸が締め付けられる思いがしてるから、
実際行って、目の前にある現状を冷静に見られへんと思う。
もう少し・・・
私の中では、もう少しだけ時間が必要やと思うけど・・・また行きたいと思う。




１年経って、色んな想いがあって・・・言葉に残そうと書き始めたモノの・・・
ここまで書くのに何度も書いては消して、消しては書いてを繰り返した。
そのワリには、言葉にしたい事の半分もちゃんと言葉に出来てないのがもどかしい。


本当の意味での復興には、まだまだ長い時間が掛かるやろうし、
全部が全部、震災前に戻るのは難しいかもしれん。
でも、いつか必ず本まに心から笑える時がくる事を信じていきたいと思う。



それと・・・
震災は、いつ、誰に降りかかってくるかは分からんから、
もしもの時に、少しでも冷静に行動出来る様に・・・と思う。
あとは緊急持出用として、リュックに色々詰めてる物があるから、中身を再確認しとかな・・・。