Toshichanの独り言

海外、国内旅行の旅日記。私の俳句手帳、などなど筆の進むままに書き連ねてまいります。

台湾ぐるっと時計回り その2

2015年09月08日 | 旅行

13日は花蓮から知本温泉に向かうべく、朝の自強号(特急)に乗った。でも一般の特急の車両とは違い随分洗練されているような?これはpuyuma号と言って新しい車両で運行されていて、台湾の人にも随分人気らしい。料金は通常の自強号と変わらない!(これは前述のタロコ号と同じだ。)

 

台湾には多くの温泉があり、台湾人も温泉好きのようだ。

(地震も多いようだが)知本温泉ではHOYAhotspringresortに泊まったなかなかいいホテルであった。弱硫黄泉。部屋に風呂があるのだが広い混浴の大浴場もある。しかし、水着着用が規則、台湾のどこの温泉もほとんどそうらしい。勿論部屋の風呂は関係ないが、めんどうだと言えば面倒だね。

「露天湯に水着の男女犇めきて」京都

 

森林浴ができる公園があるというのでバスに乗っていく。終点に温泉卵と言う看板がかかっていて、一つ80円、小腹がすいていたので2個頼むと沸き立つ温泉水に入れて10数分、当たり前ながらハードボイルドが2個出来上がった。勿論美味しかった。

 

熱帯系の森林が繁茂し、その中を散策すると森のオゾンが出てきているようで気持ちよかった。平日でもあり、人は少なかったが。

 

14日、乗合バスで台東市に至る。ところで乗り合いバスなどで行き先確認などをする場合、私は常にメモ帳を持ってそこに行き先を漢字で書き示すと100%伝わる。便利だ。

良く晴れて暑い。32,3度はあろうか。ホテルに荷物を預け散策すると、近くに昔、台東市と花蓮市を結んでいた軽便鉄道の旧台東駅があり、古い車両が置いてあった。そう言えば花蓮で散策していて同じような軽便鉄道の旧花蓮駅があったのを思い出した。

 

 

現台東駅の近くに卑南文化公園があり3000から5000年前の卑南人の遺跡が保存されており、展示も充実しているとのことだったのでわざわざタクシーで行ったが展示室は改装中で入れず残念、屋外にはこのような昔の集会場が復元されていた。この公園内に月の形をした石の造形があった。このモニュメントは千数百年前のものでなかなか素晴らしかった。


 
旧台東駅の近くに鯉魚山公園と言う小高い丘があり、頂上からは太平洋が見渡せる絶景地である。

麓の公園では老男女があるいはカラオケ、あるいは将棋、あるいは囲碁に興じていた。中国系の国ではこう言う光景がよく見られます。

 

15日は朝、台東駅から台鉄の自強号に乗車し、一路高雄市を目指す。高雄市は台北を抜いて台湾で一番の人口の都市である。荷物をホテルに預けて高雄駅近くのバスターミナルから美濃行きのバスに乗車する。

ここは客家の集落であり、博物館には故郷の大陸の客家の「要塞のような建物」の絵が展示されていた。もちろんここにはそれほどの建物は作られなかったようであるが。 

美濃バス停のすぐ横にある貸自転車屋で自転車を借りた。店番は小学4年生ぐらいの娘と、幼児と偉く年寄りのおばあちゃんがいて、小学4年の娘が仕切っていた。料金は300円なんだが、デポジットはパスポートを置いていけという。リスク極大なれどもしょうがない、借りた。


借りて村の中を走っていると、木陰で老男女がトランプに興じていた。長閑なる風景。


 

田圃は稲が実りつつあり、向こうの山も含めて日本の風景と似ている感じである。


 ここは美濃紙の産地で、日本の番傘と同じような美濃傘を売っていた。

 道端には手の届きそうなところにマンゴーの実 がぶら下がっていた。間もなく熟れるころであろう。何もないところだが、何もない豊かな時間が流れている。

 

15日は午前中、たまりにたまった洗濯物をコインランドリーで洗濯した後、左営駅からバスに乗り、仏光山へ向かった。ここは臨済宗系のお寺で(と言っても日本の臨済宗とは相当違うということだが)大仏と言い、諸建物と言い広い境内にしっかりと存在感を持って立っていた。

 

仏光山から仏陀紀念館に至る道沿いにライチの実がなっていた。美味しそうで思わず取ろうとしたが外皮は固くとげとげもあり、身を守っているようだった。

 

仏光山の横に、同じ系列?で仏陀紀念館と言う巨大な仏像、建物群が立っている。これはお釈迦さまの葉の一部を拝領したときにそれを収めることを縁に作られたという。


下世話に言えば「仏教のテーマパーク」的なもので、外見は新興宗教的な怪しさがあるように思ったが、中はいたって真面目、穏当でお釈迦様の一生を描いた3D映像や、観音礼拝堂などがあった。しかし、これだけのお布施を集められるのは矢張り凄い。

 

高雄市に戻ったらちょうど夕方。夕日が見ることが出来るかなと思い、「西子湾」駅に向かった。しかし、時すでに遅く夕日は沈んでしまったので、ここからフェリーに乗って旗津に行くこととした。乗ってわずか10分ほどであるが夕方でもあり、風が涼しかった。
 

対岸の旗津につくと日曜夕方と言うこともあって家族連れ、仲間同士などの人人人の波。すぐに引き返そうと思っていたが帰りの人の列もものすごいのでここで夕食を取ろうと方針変更した。
 

旗津は海鮮で有名だと聞いていたので物色して歩くと、あるわあるわ海鮮の店が。ここのシステムは店の前に広げてある各種海鮮を見ながら料理方法も注文する訳である。ところで私が注文しようとしていると「まだ駄目だ、待て」と言われて、何故なんだ?他の客はどんどん入れているのに。

席に連れていかれてすべてが納得できた。1人でも6人でも一つのテーブルに1グループしか座らせない。従って混んでいる時に1人でテーブルを占領させられないということなんだろう。相席原則とすれば問題はないと思うんだが。

私は写真のように「渡りカニの蒸し物」「焼き牡蠣」「つぶがい」「煮魚」「空芯菜の炒め物」&台湾ビールを頼んで「ハウチー」。約5000円弱で日本よりは安いだろうが、海鮮はどこでもいい値だ



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