Toshichanの独り言

海外、国内旅行の旅日記。私の俳句手帳、などなど筆の進むままに書き連ねてまいります。

佛教の国、発展途上の国 ミャンマー訪問その4(マンダレー)

2015年12月31日 | 旅行

12/19 バガン7:35(K7-262)でマンダレーに向かう。8:05マンダレー到着。
●ミャンマーの国内線航空について垣間見たところを少し。
私の乗った航空会社は エアカンボーザ(AIR KBZ) という会社の路線で、このKBZと言うのはメインは銀行である。この会社以外にも4,5社あって結構競争もあり、値段も随分安くなったと言う。

▽チェックインカウンタが屋台の店先みたいだ。
日本とは打って変わって屋台の店先のようなカウンターが一列に5,6社分並んでいて、係員は2名程度。Eーチケットであり、ラップトップパソコンでチェックする。それが終わると、手書きのボーディングパスをくれ、服に航空会社の絵の入ったペラペラのワッペンを張り付けてくれる。なんと座席は自由席である!!!
手荷物、ボディチェックの後、搭乗口に進む。

▽搭乗。搭乗口付近で待っていると、やがて搭乗の案内があるが、これが大声で「〇〇航空 〇便 搭乗」?と叫んでいる。何を言っているか分からないのでチケットを持って聞きに行く。少しお客が多い場合には、「〇〇航空 〇便 搭乗」と書いた小さなプラカードを持ってお客の座っているところを叫んで回る。そしてバスで飛行機まで送ってくれて、搭乗という段取り。


▽「エアバス」? マンダレーのガイドが駄洒落で行っていたが「これぞエアバス」(エアバス社の機体と言うことではなく、乗合バスのようだという意味) まさしくその通り!!!

●エアバス? 国内線はほとんどこのプロペラジェット 乗り心地は特に問題ない

●マンダレーの空港は途中畑ばかり、でも街から50km離れていて1時間近くかかる!? 
 立派な空港に降り立った。なんと国際空港で今はほとんど東南アジアからの便のみだが、ANAも間もなく就航するという。そして迎えの車に乗る。すぐにヤンゴンとマンダレー間を結ぶ高速道路に出る。でも高速道路と言ってもバイクは走るは、馬車は走るは、人は歩くはで・・・・・、キューバの高速道路と同じだ。まあ支障はないか。
ところで車は高速道路をひた走りに走るのだが、見えるのは田園風景ばかり。ガイドに聞くと「50km」先にマンダレー市街地があるという。Why? 空港周辺に別の都市がある訳ではなく。ガイドによるとこの話 ミャンマー七不思議? の一つらしい?(本当???)どうも超偉い軍人が「ここだ」と決めたという怪談?空港周辺の土地の利権を持っていたのかな?ガイドに聞いても真相はよく分からないとか。
ついでにミャンマー七不思議の2番目?は 首都がある日何もないネピトーに突然移転することが決まったと言うこと。大変なお金と時間をかけてネピトーは出来上がったというが・・・・。
もう一つミャンマー7不思議の3番目、そのネピトーに片側10数車線の目抜き通りが通っているという。空いていて異常にスムースに車は走るとか。

 ●ミャンマー第2の都市 マンダレー 
ミャンマー第2の都市で人口は約200万人ぐらい。1859年~1885年までミャンマーの首都であった。この頃はイギリスがミャンマーを植民地にしようと虎視眈々と狙っており、1885年ついにいイギリスは当時の王である ティーボー王を捕え、インドに追放してしまうという悪行をここでもやっている。
短い期間であったが首都であり、碁盤の目のように区画整理されてる。

●マハムニパゴダ
前述のようにこのパゴダはミャンマーの3大黄金パゴダである。またブッダ像は在家信者が絶えることなく金箔を貼っている。

ブッダ像の台座の上にあがって競うように金箔を貼っている。 

嘘のような本当の話がある。数十年ごとにこのブッダ像を撮った写真が並べた貼られていたが、次第にブッダ像が太ってきている。まさしく金箔がどんどん貼られているということである。信仰の力、恐るべし。
これは寺の外観であるが、太陽に照らされ光り輝いている。

寺への参道は屋根と壁で覆われていて、内部は仏像などを売る商店が犇めきあっている。

 

●シュエナンドー僧院
これはもともと王宮にあったものだが、当地に移築されたものである。王宮は イギリスの侵略戦争により破壊され、また日本軍の司令部があったためイギリス軍によって破壊され、2度の破壊で昔のものは何も残っていないのでその前に移築されたこの寺は貴重な存在である。

寺はチーク材で作られており、仏像をはじめ仏教関係のものが細かく、全面に彫刻されており圧倒される。チーク材は材質が緻密で、軽く、長持ちするそうだ。

●クドードパゴダ
白い作りの小さなパゴダが729の白い小さなパゴダが整然と並んでいる。そしてこのパゴダのそれぞれには 仏典が刻まれた石板が安置されている。壮観である。
このことからこのパゴダは世界遺産になっているそうだ。

●仏典が刻まれた石板

●そのに書かれた文字

●マハーガンダーヨン僧院
マンダレーの郊外にあるこの僧院は国内最大級、最高位の僧院の一つであり、1000人以上の僧が修行しているという。観光客にとってここでのメインイベントは10:15からの朝食である。
予鈴が鳴らされると僧は托鉢椀を持って2列に並ぶ。本鈴が鳴ると一斉に食堂に入場するが、

食堂の入り口でご飯の供養を受ける。

食堂の中にはすでにおかずが並べられていて食事を頂く。食事内容はよく分からなかったが饅頭や餃子、煮物のどバラエティに富んだものの様だった。肉、魚類も食べるという。何故なら衆生から頂戴したものは何でも頂くということらしい。
 ここで疑問がわいてきた。日本では精進料理と言うことでは肉魚類はなしで、植物性のものだけを食べる。しかしよく考えて見ると なぜ肉、魚類がNGで植物はOKなんだろう。肉も魚も植物も皆命あるものであり、人間がそれらのお命を頂き、生き延びるのである。全ての生き物には仏性が宿っている。とすれば精進料理と言うのは欺瞞でマスターベーションではなかろうか。

なお、白い衣は見習い僧だ。

食事前に裏手にある炊事場にったが行ったが沢山の大鍋で調理をし、出来たものを食堂の方に運んでいた。

僧院内を見学していると、頭を剃ってもらっている僧の姿があった。

ここは学生僧の寺院なのでこのような形式の食事だが、通常は、朝 何人かの僧が列を作って町に托鉢に出て ご飯やおかずなどの供養を受け それを持ち帰って皆で分け合って朝食をするらしい。なお、戒律で昼からは食事をしてはいけないこととなっている。

 



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