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☆ブラチスラバ Bratislava
5/27朝、ウィーンホテルを引き払い地下鉄で1駅目の「ウィーン中央駅」に至る。そういえば中央駅は10年ほど昔来たときは相当大きな工事をしていて大改造中であったが、素晴らしい駅に生まれ変わっている。
ところが一つ失敗。ブラチスラバ駅行きのオーストリア鉄道の切符を買おうと探していたらそれらしいところがあったので確かに「ブラチスラバ2枚」と頼んだんだが、結果的にはそこはなんと地下鉄の切符売り場であった。ごめん御免と払い戻しをしてもらいようやく切符売り場を見つける。ウィーン→ブラチスラバ 4,000円/2人。ホームに上がりブラチスラバ行きの列車を待つ。
ウィーン中央駅にて
ウィーン中央駅から郊外列車程度の列車に乗って1時間少し行くと、いつの間にか国境を越え、スロバキアの首都ブラチスラバの中央駅に着く。
この中央駅が「これが首都の中央駅か」と驚くばかりのレベルで(エスカレータはおろか、エレーベータもなく、重い荷物を担いで階段を上り下りしなければならない。妻はたまたまイケメンの駅員が親切に持ってくれたのでほっとしていたが)なにかこの国の現状を体現しているようであった。
駅前に止まっていたタクシーでホテルに向かう。旅行ガイドに「ぼられる恐れあり」と書いてあったので気を付けていたが、一応メータを倒し、€20+荷物代€2。なんか高いけどしょうがない。
帰りはホテルでリムジンタクシーを頼んだらホテルから中央駅まで同じ工程で€10。やっぱりボラれたのかな。
ホテルは旧市街地にあるHotel Avance 。これがなかなかこぎれいなホテルで安い。13,500円(朝食込)/2人。翌日の朝食もおいしかった。
【教訓】ホテルの湯沸しポットについて、今回は海外携帯型電気ポットを大枚3500円を出し、amazonで買い持って行ったが これが大正解。泊まったホテルの2/3が電気ポットがなかった!やはりホテルに着いた時のコーヒー,お茶の一杯、観光から帰った時の一杯は欠かせない。携帯性もよく、500cc沸かせて結構早く沸く。お勧めします。
お茶を飲み、一息ついてから散策へ出発。大体ヨーロッパの大都市の旧市街地こじんまりしていて歩き回るのに便利だが、ここブラチスラバは本当にこじんまり。でもこのくらいが良いね。しかし、ここで久しぶりにあのけたたましい中国人ご一行に出会った。いつもながら姦しいね。
これはミハエル門。旧市街地を囲んでいた城壁の一部を形成する門である。なかなか姿が美しい。
市内はトラムが走っている。
このような銅像がいくつか置かれていてなかなか面白い。
こんな人?がマンホールから覗いている銅像もあった。
これが市街地西方の丘の上に聳えるブラチスラバ城 隅に4本の塔が立っていてまるでテーブルをひっくり返したようである。15世紀から18世紀がこの城の全盛時代で マリアテレジアの居城にもなっていたという。その後寂れて荒れ果てていたが第2次大戦後ようやく復興されたという。
城の南側にはあのドナウ川が流れている。バッハウ渓谷、ウィーン,そしてブラチスラバを通りブタペストからやがて黒海にそそぐ。
我々の泊まったホテルのそばに「スロバキア国民劇場」というこじんまりとしているが立派な劇場があった。ぐるりと一周すると横にチケット売り場があった。今夜の公演はあるかな?と物色すると、あったあった,なんと モーツアルトの「コシファントッテ」をやるではないか。早速チケットを買う。3階席で€30/1人。
「スロバキア国民劇場」正面,開演は19時過ぎなのでひとまず腹ごしらえに。ホテルに置いてあったガイドで調べると ビールの小型醸造機を持っている居酒屋が近くにあるということで、そこに行く。
店員に聞くと19時からは予約でいっぱいらしいが、ちょうど19時は我々が出なければならない時間だったのでそこで食事することとした。
料理はグラッシュ 肉をデミグラスソース的なもので煮込んだ料理で美味。チェコやポーランドでも良く食べた料理である。もちろんビールは出来立てで美味い。チェコはビールが有名だがたぶんスロバキアもそうなんだろうな。
そして劇場に入る。こじんまりした劇場でオペラなどを見るには適しているいい所だ。
オペラ 「コシファントッテ」 しかしどうも演出が気に食わないな。エロチックな演出である。もちろん、このオペラ自体が貴族時代のおバカな騒ぎをおかしく扱っているもので高尚なものでないのは確かだが、「おばかな」「軽み」が必要なのに、どうもそれが欠けているような気がした。