OveJa neGrA

あっという間の34歳。気持ちにあった無意味な「楽観」も、今や少しの焦りとなってきた。チリに帰りたくなってしまうこのごろ。

7 de Dic,2010 積み重ねてきたもの

2010-12-07 20:01:16 | Weblog
仕事をいつも通りにこなす。
いつもと同じことをしている訳だが、その「いつも通り」の仕事が少しずつ様変わりしている。
来年の予定も少しずつ決まりつつあり、後任も決まりつつある。
そんな中でも一日一日の大切さはかわらないのだけれど、距離感が大切なこの仕事。
患者さんとは当然人間関係が軸の仕事なだけに、そう一方的に割り切れることばかりではない。
自分でも意識して、自分がいなくなることを考え始めている。
どのようにこれから先の患者さんの人生に関われるのか、また、残せるのか、今頭の中はそんなことばかり。
まだ患者さんには告げていないのだけれど、刻一刻と日が迫り、いろいろな葛藤の中で仕事に取り組む。
彼らの顔を見ていると、以前の身構えた表情とかわってきて、とても近しい顔になっている。
こういった変化は、病院などではなかなか触れる機会が少ないだろう。
慢性期の職場だからこその醍醐味でもあると信じている。
今更ながら、この仕事をしていることをとても幸せだと思う。
これから先、こうした気持ちを忘れないでいきたいものだ。