Tadanovskyのボチボチ日記

好きな事だけたらたら綴る備忘録的な日記…

両親の故郷を走る②(2021年5月)

2021-05-16 21:33:00 | 日記
子供の頃何度も通った里帰りの道。区切りの峠は「大通峠」と言います。



天気が良ければ島原が見えるとか…?
里帰りの際も、此処で小休憩(小用で休憩ですね)していたのですが、現在は公園として整備されていたり…

んで、峠という事はココから下り、分水嶺でもある様で峠(トンネル)以降は川(登谷川)と一緒に下り道主体となります。
この区間、子供の時は知る由も無かったのですが、勾配がスゴい。
どの位スゴいかと言うと、エンジンブレーキが効かない。
3速アクセルOFFでも80km/hからまだ加速すると言う狂気の沙汰。しかも結構な直線とタイトコーナーの繰り返しなのでAT車では走りたくない所です。

やがてもう一本ある川辺川の支流(五木小川)と険道(熊本県道259号線)と合流します。



ココで急坂も終わり。
やがて集落が見えて来ます。お土産屋さんもあったり。近場に鍾乳洞があるとか…?



トンネルが見えて来た…と言う事は拡幅出来なかった区間が在る…のです。



この「小鶴トンネル」は1981年竣工という事ですが、暫くは旧道もクルマで走れた様な記憶が有ります。
子供心に印象深かったのがその眺め。



張り出した岩。所謂オーバーハングですね。昔はココを産交バスが走っていた様な?
今見るとそんなに驚きも無いですが、子供でしたからね。結構ワクワクしてました当時は。
尚、GoogleMap(Street view)で観ると分かり易いですが、この旧道区間、普通車でも離合不可能です。恐ろしや。

さて、そろそろ母の生家が…というトコロなんですが、其処に家はもう無いのです。
道路改良工事によって立ち退き…しかし家屋丸ごと引越しという荒技で乗り切ったのが昭和の終わり頃。
ちょうど近くにあった本家(で良かったのかな?)の前に林道が開通したので、その道を最大限活用した模様。
(それまでは本家へは獣道を1時間弱かけて徒歩で行き来していた)



写真だとまさに「ポツンと一軒家」状態。

元々生家があった場所は…




この橋を造る為の立ち退きだったんですね。今は空き地と化しています。



子供の頃は小さい(ショボい)橋が川に対して直角に架かっていて、ダンプカー等が通過する時は結構スリル満点(音、振動)だった様な。
川向こうに雑貨屋さんがあったので駄菓子買いに行ったり川岸に降りて水遊びしたりしてましたね。

そんな母の生家を通過。そう、この写真も2019年のモノです。
此処からの区間は、昨年の豪雨で其処彼処法面やら路肩やらが崩壊しておりました。
普通なら頭地地区まで一気に行けるんですが、200M毎に工事規制で参りました。
…ていうか今年は早々に梅雨入りしてしまったんですが…大丈夫でしょうか球磨地方…

お昼過ぎに頭地に到着。現在市街地があるゾーンは、川辺川ダム建設に伴い村ごとお引越ししたモノです。整っている。



まずは「道の駅 子守唄の里 五木」にクルマを停めます。
物産館へ…お食事処が無い(営業してないのかは分からず)のでお隣の…



五木久領庵へ。




雨という事もあり、貸切状態です。

食券機で注文したのは…



スペシャルそばと山うに豆腐。
眼鏡と比べても丼の大きさが段違いなのが分かりますね。ちょっと家用に欲しい。

そばのトッピングは、牛肉とかしわ肉、店内で揚げたお揚げの模様。
ちょっとボンヤリした味…かな?
というか一緒に頼んだ「山うに豆腐」が強すぎて、そばの存在感が薄ーく…

閑話休題…里帰り中に五木で食べたモノをふと思い出してみると…

①煮〆、ひたすら煮しめ。筍、蒟蒻、かしわ…
②近所で穫れたシシ肉。これは文句無しに旨かった。ニンニク醤油の簡単なタレでご飯が進む!
③本家で作られたあんころ餅。薄い餅、たっぷりの黒餡(もちろん手作り)ストーブの上で軽く焼き目をつけて…
未だにコレより美味いあんころ餅は食べた事が無い…もう食べられないのが残念です。
④…が所謂「山うに豆腐」…なのですが、昔はギッチリ水分を抜いて固く設えた「田舎チーズ」として覚えていました。
現在は固いモノと柔いモノと選択肢が増えてる模様。

元々は保存食…?なのかはワタシは不勉強なので分かりませんが、ドチラもサケに恐ろしく合うシロモノです。
今回初めて柔いタイプの山うに豆腐を食しましたが、「あ、コレ酒盗って分類の食べ物だ…」と一口目で思いました。
味が濃いだの口当たりがどうの文句言ってるうちに酒瓶が空いてる危険な食べ物です。
興味ある方はコチラだと伝統的なモノから今風のモノまで網羅している様ですので宜しければ。

すっかり満腹となって出発します。

頭地地区以南も、川辺川ダム工事に色々翻弄された区域…昔川沿いを走っていた国道445号線は今や遥か上方の山肌をトンネルと橋梁で繋いだ快走路と変貌しております。
途中幾つか点在する集落への連絡路を上に下に見つつ…ダム予定地のやや下流まで続いて相良村へ入ります。

人吉市内は未だ昨年の豪雨災害の復旧途上…今回は深入りせず、人吉ICで九州道入り(国道219号線代替措置で八代〜人吉間のみ利用は無料)して帰りました。

結局ソバと豆腐喰っただけのドライブでしたが、自分の思い出を添えて書いてみました。

次回は…



イルカも見えるという道の駅…のハナシ。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿