上野の東京国立博物館平成館で開催されている
国宝阿修羅展が大盛況なのだそうです。
奈良興福寺の阿修羅像です。いいですよねぇ。
実は樹庵も阿修羅像に会いに、興福寺まで行ったことがあります。
もう25年くらい前の話ですが…。
まだお正月の余韻の残る寒い朝、興福寺で対面したその像は、
思っていたより小さくて華奢でした。
でも、素晴らしいお顔でした。
はてさて、なんで樹庵が阿修羅像にわざわざ会いに行ったのかと申しますと、
それはその前の年に読んだSF、光瀬龍「百億の昼と千億の夜」にありました。
これはこのブログを書き始めた初期の頃、本をご紹介しましたが、
阿修羅が出て来るんです。
その他プラトン、シッタールタ、イエス、ユダなどが登場します。
ここですっかり阿修羅さんのファンになってしまったんですわ。
では光瀬龍「百億の昼と千億の夜」にどうして出会ったかというと、
それは「少年ジャンプ」に掲載された萩尾望都「百億の昼と千億の夜」でした。
これも以前書きましたけど、あの「少年ジャンプ」にプラトンとかシッタールタですよぉ。
それだけでも意外でしょ。
そういうのが好きな樹庵ですから、逃すはずはなく。
でも、少年ジャンプを買った事はなかったから、誰かが買ったのを読んでいたんですね。
そして原作を読みたくなったというわけです。
最近、阿修羅像展で阿修羅さんが騒がれるので、
ついまた「百億の昼と千億の夜」の原作とマンガを読んでみました。
ですが、私も年をとったのでしょうか。
ドスンと物語の中に浸かってしまった若い頃とは違って、
楽しいSFとして読めるようになりまして。
そしてふと、その対戦の模様が「STAR WARS」的でもあるかな?
なあんて思ってしまいまして。
で、懐かしき「STAR WARS」をまた見てみようかなと。
まあ、すごい飛躍ですけどね、そこまで飛んでくのも楽しいもの。
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