
安部 公房(あべ こうぼう)
ペンネーム/安部 公房(あべ きみふさ)
1924年3月7日誕生
死没 1993年1月22日(満68歳没)
6歳か7歳の頃 両親と「他人の顔」とゆー映画を観に行った。子供心に「子供が見てはいけない大人の映画だ」と思った。
自分の中のウズウズ渦巻くトグロ巻く性欲を初めて意識して毎日毎日ウズウズしてしまった。
映画版 「他人の顔」

「太陽がいっぱい」とともに自分の中では完璧なトラウマ映画だ
これで趣味嗜好が決定され形成されてしまったわけです
やっぱし5歳~7歳頃に出会ったもんに人生の影響のほとんどがが占められると自分は感じております
安部公房Wikipedia
「誰だって、狭い既知の世界に閉じこめられていることに変わりはないのだ。」(燃えつきた地図)
安部公房解読工房
安部公房千眼力の冒険者
青春の高校生の時 安部先生の作品に再会。
「他人の顔」を読んで「あらっ?これって子供ん時観てウズウズさせられまくったすごくいけない映画の原作ちゃうんけ」とすぐわかったてん。
安部さんの当時出てた作品がことごとく自分の青春とばっちしリンクしたん
閉じられた世界とゆーか 不条理感とか 闖入者とか 言いがかりとか
なんかそーゆー閉じ込められた世界の中で言いがかりをつけられる閉じた人間関係とでもいいましょうか
特に「箱男」がカッコよかったん。ヒーローやったね、箱男。
テレビでは映画版「砂の女」を放映してくれてたし
NHKで「友達」の舞台(当然仲代達也先生が主演ですわ)放映してくれるし
エエ時代ですわ
20歳ん頃 いそいそと舞台観に行きました 山口果林主演「イメージの展覧会」ね
舞台アートと演劇の一石二鳥のお徳感でねビックったわ
みんなこぞって 真似したもんね 安部さんの手法
自分的には 以降の「密会」あたりから年代的に「なんかいまいちかな」と思うよーになって 卒業しましたのかね
「箱舟さくら丸」もなんべんも挑戦してんけんど 途中で挫折
青春を過ぎると 安部先生の世界がめんどくさくなっちゃうんですよね
ごめんなさい

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実は今、安部さんの中で未読作品である「燃えつきた地図」古本の100円で読んでるんです。久しぶりの挑戦。面白く読めるんですよね。
ただ、本当に青春の頃に読んでおくべきだったという残念な感じはつきまとうんですよね、べこぼーちゃん。
箱男以降よりずっと具体的でわかりやすいし
キンドルとか電子書籍が日本で実用化されたら
絶対安部作品はそろえたいところです