すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

人斬り与太・狂犬三兄弟

2015年11月14日 | 映画・テレビ・動画


「人斬り与太・狂犬三兄弟」

1972年
監督・深作欣二

菅原文太 田中邦衛 三谷昇 渚まゆみ


初鑑賞
この人斬り与太シリーズは 今後もあとなんべんか鑑賞しやんと 
その真価はわかりません
なかなかに味わい深い日本映画であることには まちがいありません

今回のは狂犬三兄弟とゆーことなので 菅原文太の他に狂犬があと二匹いないとあかんのんですが
田中邦衛をその一匹とするのはいささか弱い
そしてあと一匹の三谷昇も そのデビュー(蛇をちらつかせて「わいは人に顔触られんのんが嫌なんや」とのたまう)がセンショーナルなものの
後の活躍はほとんどなし 行く宛もない渚まゆみを連れ戻しただけやないかって それエエ人やん














そして 聞き分けの無い渚まゆみ
今回は派手派手メイクではなくスッピンに見えるナチュラルメイクの田舎者で処女設定です



もちろん 裸シーンが多いです 
パンチラシーンは一箇所のみ あとはパンモロか裸で
暴れてるとことと静寂なところの緩急がうまくつけられてて
美しい
そう 今回の渚まゆみは 本当に美しい
ほぼ喋らないとゆーのもエエ感じです






無軌道の文ちゃんは今回も暴れまくりで
乱闘シーンのカメラワーク 斜めからグリーンと回す 毎度の深作アングルじっくり研究させていただきました
臨場感 迫力を出すこの演出 けっこう巧妙冷徹に撮られてんだなーと感心させられまくりです

「キチガイ犬にふびんをかけてもはじまらねぇ」これは親分さんの貴重なセリフでやんす

そして 三谷昇は大阪弁 ドヘタくそです
方言指導者がいないのか もーめちゃくちゃです
でも このめちゃくちゃな大阪弁がとってもヨイのです
風貌 行動にめっさマッチしております
ので このまちがいだらけのイントネーションは無国籍でヨイ 
ちなみに 私の一番記憶に残っている 三谷昇の思い出が「モッキンポット師の後始末」におけるモッキンポット神父役ですが
この人斬り与太シリーズの三谷昇のキチガイロンパリぶりも なかなかに記憶に残りそうです






そしてこのシリーズのキモとでもいいますか
犬死シーン
三谷昇は組の方々になぶり殺しにされ
田中邦衛は 金を無心に行った 母親と弟に殺され
(その前フリ 菅井きんのお経と 天地真理ではない誰かだ歌う「ひとりじゃないの」のコラボがエエ按配)
菅原文太は廃墟の映画館で実にカッチョよくピストルで撃たれまくって死にます












締めは やっぱし この人しかないでしょー 渚まゆみ
出て行った渚まゆみがラーメン屋で チャーシュー見ながら一瞬 菅原文太にもらったチャーシューを思い出して
テロップには お腹に狂犬の子供を宿してるとゆー説明つきで おしまい






新しいDVDは 11月15日発売みたいですよー

人斬り与太 狂犬三兄弟 [DVD]
クリエーター情報なし
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

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