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西村賢太
2018年
「陋劣夜曲」「羅針盤は壊れても」「廃疾かかえて」「瘡瘢旅行」
初出
群像|「陋劣夜曲」…2018年1月号、「羅針盤は壊れても」…2018年9月号、「廃疾かかえて」…2008年11月号、「瘡瘢旅行」…2009年4月号。
「廃疾かかえて」「瘡瘢旅行」は、『瘡瘢旅行』(2009年8月 講談社)、『廃疾かかえて』(2011年5月 新潮文庫)より再録・再編集。
高額函装丁本とゆーのでアマゾン評で悪口言われてましたが
自分は浦安図書館で借りたのでカンケーないのです すみません
「廃疾かかえて」「瘡瘢旅行」は多分以前読んだやつなので少し損した感じはします。
「陋劣夜曲」はあまりおもしろくない盛り上がりに欠けるあっさりめの短編
「羅針盤は壊れても」を味わい尽くすしかない
バイト先が味噌屋の訪問販売で 北町貫太は なぜか上手く仕事をこなせ
周りのバイト仲間や社長ともうまくやっている所に
女子バイト2名が登場
桑本さんの喋り方が巧く書かれていて好感持てます
大丈夫だ、まだ、大丈夫なはずだ――。中卒、日雇いバイト暮しの北町貫多は、23歳を迎えて自身の人生の敗北を決定的に覚えるようになっていた。その彼の唯一の慰めは田中英光の私小説の復読であり、やがて冴えない日々の中で藤澤清造の著作にも出会う。そして貫多は、自らも私小説を書いてみるのだが――。生命力あふれる生活不能者の儚い希望とあえなき挫折を描く、最新の孤狼私小説集。表題作と「陋劣夜曲」、他二篇を再録。
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