すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

愛犬家連続殺人

2006年07月31日 | ヒトゴロシ
私は活字中毒なんですが、歳を食うごとに、書物を読むのがドンドン億劫になってきています。

なぜならほとんどの出版物がつまんないからです

なぜつまんないかってゆーと、めっちゃくちゃ面白い本でガツーンときちゃうと、他のリアリティの欠けた絵空事や個人のつまんないパーソナリティーやアイデンティティーの表出につきあっているのが物凄くバカバカしくなってくるってゆー「贅沢」からです

贅沢はあきませんねー

そんな贅沢三昧な書物はこちら



この本の作者志麻さんは、この事件にイイ感じに関わりのある当事者ですからねー、もんのすごく贅沢。ゴーストライターが書いたとゆー説が一般的ですが、ここは当事者が書いたってことで読んだ方がワクワクできるんで、騙される時は騙されときましょう。

で肝心の主犯の上田さんはナイスな人格崩壊者でして
「俺は悪い奴をじゃんじゃんやっつける。俺は昭和の必殺仕置人だ。だが、鬼平みたいに警察にはならねぇ。だから個人的にやっているんだ。たまには金儲けもするが、俺の殺しは世の中のためなんだ。だが、殺しを続けていくうちに、俺は殺しの世界で一番の男になりたいと思うようになった。人間、なんでも一番になんなきゃ駄目だ。殺しにかけちゃ、俺がいまナンバーワンだ」 
とかのたまわっております。

消してしまえば証拠は残らない派ですね


事件のあらましをコピペしときますね↓


平成6年1月26日、大阪・長野両県警の捜査本部は平成4年から5年にかけて大阪府内の男女5人を殺害・遺棄したとして殺人と死体遺棄の容疑で自称、犬の訓練士・上田宣範(当時39歳)を逮捕した。


上田は子供の頃から犬好きで友達がいなかった分、犬と過ごす日々が続いた。このため近所の獣医によく遊びにいっていた。ある日、上田は「筋弛緩剤を使用して苦しむことなく犬を安楽死させることができる」と獣医から聞いた。そこで興味を抱いた上田は獣医にうまく口実して筋弛緩剤を入手した。

その頃、上田は何ら専門知識や経験もないのに畜犬業を経営しようと長野県塩尻市内の農地を犬の繁殖場と訓練所を目的として農地を借りた。資金集めに雑誌に広告を掲載したり口コミで勧誘したり活動を始めた。


-犯行と動機-

平成4年5月、上田は預かった犬を散歩させていたとき以前のアルバイト仲間で大阪府の無職・瀬戸博(当時25歳)と偶然出会った。これをきっかけに上田は瀬戸と飲食をするようになった。その後、瀬戸は上田にアルバイト先で自分の悪口を言っていると言いがかりをつけ口論となった。7月になって上田は瀬戸に仲直りしようと誘い出し睡眠薬入りの酒を飲ませた後、筋弛緩剤入りの注射で殺害した。死体は長野県の訓練所に運び埋めた。

同年7月頃、大阪市の土木作業員・柏井耕(当時22歳)をアルバイト料未払いのトラブルで殺害。

同年8月頃、大阪市の無職・藤原三平(当時35歳)を訓練所投資の金銭トラブルで殺害。

同年10月頃、堺市の主婦・志治信子(当時47歳)を訓練所投資の金銭トラブルで殺害。

平成5年10月頃、大阪市の主婦・高橋サチ子(当時47歳)を訓練所投資の金銭トラブルで殺害。

5件の殺害は筋弛緩剤を注射して殺害後、長野県塩尻市の犬の訓練所に埋めた。

大阪と長野両県警捜査本部は被害者が犬愛好家であること、訓練所の資金投資や上田に犬を預けていたことなどから上田が捜査線上に浮上した。平成6年1月26日の逮捕後の取り調べで「5件の殺害を認めた」。が、上田はその後「自供は強要されたもの」として無罪を主張。


平成10年3月20日、大阪地裁で死刑判決。平成13年3月15日、大阪高裁は一審を指示し控訴を棄却。上田は「無罪であるとして」上告した。

-死刑確定-
平成17年12月15日、最高裁は「1年4ヶ月余りの間に相次いで犯行を実行し、容易に殺人に及ぶ傾向が顕著で、社会に与えた影響も大きい」として上田の上告を棄却した。これによって、上田の死刑が確定した。

愛犬家連続殺人 (角川文庫)
志麻 永幸
角川書店

このアイテムの詳細を見る

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「TROUT MASK REPLICA 」 ... | トップ | SAD 社会不安障害を野放しに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ヒトゴロシ」カテゴリの最新記事