
わいせつ目的で…25歳男「19歳女性美容師を殺害」戦慄の動機
9月12日に千葉地裁で開かれた初公判で、被告の男はうつむきながら消え入りそうな声で起訴内容を認めた。男が問われているのは傷害致死の罪。若い女性の命を、理不尽な理由で奪ったとされる。
事件が起きたのは21年5月だ。千葉県袖ケ浦市の竹林から見つかったのは、当時19歳だった美容師見習いの中込愛美さんの遺体。中込さんと連絡がとれなくなったため、家族や友人がスマートフォンの位置情報などをもとに探し、自宅から450mほど離れた林の中で血を流して倒れているのを発見した。 「警察が防犯カメラの映像やスマホの解析を進め、犯人として浮上したのは神奈川県横浜市に住むカラオケ店アルバイトの夏見翔太被告(25)でした。夏見被告はSNSを通じて中込さんと知り合い、複数回のやりとりを経て事件当日に初めて会ったようです。 警察によると、夏見被告は刃渡り17cmほどの包丁で中込さんの右太ももを刺したとか。刺しキズの深さは10cm以上におよびます。死因は出血性のショックでした」(全国紙社会部記者)
実家は寺院で、地元の公立高校から仏教系の大学に進学するも1年ほどで中退。パンの販売店で働き始めるが、失敗を注意されただけで辞めてしまう。 「猟奇的でグロテスクなマンガやゲームを好んでいたと聞いています。SNSでは、自殺願望のある少女を探していたとか。
中込さんも『死にたい』と投稿し、夏見被告が相談に乗っていたようです。『父親が僧侶でカウンセラーをやっているからボクも話を聞いてあげられるよ』などと、言葉巧みに話していたといわれます」(同前)
初公判では、夏見被告が中込さんへ「殺してあげます」などとメッセージを送っていたことが判明。しかし検察側は、「被害者が依頼したのは入院するていどのキズで、亡くなることは承諾の範囲外だった」と指摘している。
「夏見被告は、わいせつ目的だったのではないかと思われます。中込さんの事件の翌日には横浜市内の公園のトイレで、SNSで知り合った18歳未満の少女と性交。神奈川県青少年保護育成条例で、逮捕されているんです。他にもSNSを通じて知り合い、夏見被告から交際を求められた女性が複数います」(同前)
供述内容から夏見被告の殺意の認定ができず、殺人から傷害致死罪に切り替えられた19歳女性の死亡事件。公判は9月15日に結審し、22日に判決が下される予定だ。
(2022年9月14日 FRIDAY)

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