西村賢太のラストワルツ「雨滴は続く」は 相変わらずオモロイ
年代的には
2004年、同人雑誌『煉瓦』第30号(同年7月)に発表した「けがれなき酒のへど」が『文學界』12月号に転載され、同誌の下半期同人雑誌優秀作に選出される。同年に『煉瓦』を退会。
2004年、同人雑誌『煉瓦』第30号(同年7月)に発表した「けがれなき酒のへど」が『文學界』12月号に転載され、同誌の下半期同人雑誌優秀作に選出される。同年に『煉瓦』を退会。
の頃
書籍的にゆーと
- 『どうで死ぬ身の一踊り』(2006年2月 講談社、2009年 講談社文庫 ISBN 9784062762533 2012年 新潮文庫 ISBN 9784101312859)
- 墓前生活(処女作・同人誌『煉瓦』28号、2003年7月)
- どうで死ぬ身の一踊り(『群像』2005年9月号)
- 一夜(『群像』2005年5月号)
- 『暗渠の宿』(2006年12月 新潮社、2010年 新潮文庫 ISBN 9784101312811)
- けがれなき酒のへど(『煉瓦』30号、2004年7月、『文學界』2004年12月号に転載)
- 暗渠の宿(『新潮』2006年8月号)
あたりの時代
この2冊は以前に入手して読了してはいるが
本棚に残留しているかどーかの自信はないし
残留していたとしても 本棚のどこいらへんにあるのか
探すのがしんどい
当ブログには
の記事であります
で買い直さんとあかん可能性が極めて高いので
一応アマゾン検索してみると
「暗渠の宿 」の文庫本が1000円もしてるし
「どうせ死ぬ身の一踊り」も800円以上のお値段です
内容を少しコピペすると・・・・・
何しろ最前の女は入ってきたときからもういけなかった。はな私は前回ついて感じの良かった、まりなと云う女の子を指名したのだが、当然こうしたところでの指名などはするだけムダなことで、案の定彼女は今日は休みとのこと、それで代替の大まかな希望のタイプとして清楚系でできれば黒髪、そしてできればショートカットか肩までのボブの女の子をリクエストしたものだ。むろんこれも琥珀色を求めてただの黄色でも出てくればまずは当たりの部類だとの思いでいた。しかしラブホテルの一室に現れたのは黄色どころか、黒も、その上へさらに墨汁をまぶしたような三十近いかと思われるひどく痩せた女で、そのやぶ睨みに近い一重瞼の吊り目といい、何か深刻な病巣の潜みを暗示しているような、異様に細じまりした鼻梁といい、今にも膿汁の流れ出そうなすぼんだかたちの鼻の穴といい、唇がゆるく開いた受け口といい、清楚系というよりはどうにもサイケデリックな顔立ちで、
の時代な
同人誌に載せていた「けがれなき酒のへど」が『文學界』12月号に転載され、同誌の下半期同人雑誌優秀作に選出された後
ホテトルおゆうさんとの出会い
藤澤清造の清造忌で出会った〇〇新聞七尾支社の記者葛山久子に惚れ
おゆうさんとの初回デート
あたりの ジェットコースター的展開が「雨滴は続く」の中盤である
さて この「雨滴は続く」を読了してしまった後は
西村賢太の書下ろし新作とゆーのは出ないのであるからして
過去作や未発表を 読むしかないわけで
価格の高騰は非常に困る問題であります
古書を気長に探すのか 重版を待つのか Kindle化を待つのか
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