すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

キャサリン・ナイト

2016年07月13日 | ヒトゴロシ

Katherine Knight (born 24 October 1955)



1994年
妻との離婚後オーストラリア・アバディーンの街に越してきたジョン・プライズは
キャサリン・ナイトと出会う。
食肉工場で働く彼女と一緒に暮らし始める。

一緒に暮らし始めると、普段はおとなしい彼女が些細なことで突然ヒステリーを起こしジョンに暴力を振るう。
その後、急に冷静さを取り戻しいつものおとなしいキャサリンに戻る。
次第にエスカレートしていくキャサリンの行動に悩みジョンは、キャサリンの元夫であるデイビット・ケレットに相談する。

彼もまたキャサリンの激しい気性の餌食となっていた。1973年18歳で出会い結婚した2人だったが、すぐにケンカが絶えなくなっていた。
やがて2人の間に長女メリッサが誕生。これで彼女も平穏になるかと期待したのだが、突然の逆上は続く。
帰宅が30分遅れたデイビッドをアイロンで殴るなど、度重なる暴力に耐え切れなくなったデイビットは家を後にする。
デビットに捨てられたことで、彼女は自分の赤ん坊んを線路に置き去りにした。
更にデビットの浮気相手だと思い込んだ女性に襲い掛かった。
この一件を機に病院で精神鑑定を受けることになり、医師が調べたところ、キャサリンは境界性人格障害の疑いがあった。

キャサリンの過去を聞き、一度は別れを決意したものの、何度も許しを請うキャサリンに折れ、復縁しようとしたジョン。
しばらくはおとなしかったものの、ハサミで一突きされ、完全に別れを決意し、接近禁止命令を裁判所に申請する。
家に帰ると、キャサリンが荷物をとりにきた。
自分の荷物をまとめるキャサリンに復縁の可能性をはっきりと否定した。
その夜寝室で先に眠ってしまったジョンの前にはキャサリンがたたずみ、食肉用のナイフをジョンに振り下ろした。

ナイトはプライズの皮をその場で剥ぐと、剥いだ皮を玄関の鉤に引っかけた。
また、肉はいくつかのブロックに分けて台所に運んだ。
その後、この肉と頭を野菜とグレービーソースで煮込み、スープをこしらえ、
プライズの3人の子供たちにネームカードを添えて提供した。
ナイトは子供たちに「しっかりと記憶に刻むといいわ。これがあなたたちのお父さんの最期の姿よ」と言った
翌日、プライズが出勤しないことを心配した上司からの通報で、警官がプライズの家を訪ねる。
プライズは全身37箇所も刺され、死亡していた。

公判では精神鑑定も問われたが、これまで4人の子供をきちんと育てていること、
ナイトの家から殺害の模様を収めたビデオが見つかったことで、犯行は計画的かつ冷静な行動だったと判断された。
ナイトは事件の夜の記憶は全くないと主張したが、鑑定にあたった精神科医は
「被告は自分が何をしているかはっきり認識できる状態だった」と判断した。

2001年1月18日、ナイトにはオーストラリアの最高刑である
「仮釈放なしの終身刑」が下された。



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