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甲府放火殺人少年

2021年10月14日 | ヒトゴロシ
甲府放火、少年は刃物と油使用か 殺人容疑でも捜査へ

甲府市の住宅が全焼し、住人の井上盛司さん夫婦とみられる遺体が見つかった放火事件で、建物には油のようなものがまかれ、出火から短時間で急激に燃え広がったことが13日、捜査関係者への取材で分かった。夫妻の娘への傷害容疑で逮捕された甲府市の少年(19)が、刃物を使っていた疑いがあることも判明。山梨県警南甲府署の捜査本部は、現住建造物等放火や殺人容疑でも捜査を進める方針。
 捜査関係者によると、「人を殺してしまった」と出頭した少年は、井上さん方の、10代の姉妹のうち姉と面識があり、捜査本部は事件との関連を調べる。

(東京新聞 2021.10.13)

甲府放火、逮捕の少年「事件起こしたことを後悔」と供述


甲府市蓬沢(よもぎさわ)の民家が全焼した放火事件で、焼け跡から見つかった井上盛司さん夫婦とみられる2人の遺体について、山梨県警は14日、司法解剖の結果、いずれも失血死だったと発表した。現場から複数の刃物が見つかったほか、油性反応が確認された。遺体には刃物で刺されたような傷が複数あり、県警は殺人・放火事件とみて捜査を進める。 

 捜査関係者によると、井上さんの次女に対する傷害容疑で逮捕された同市、少年(19)は調べに対し、「事件を起こしたことを後悔している」と供述。長女に「好意を寄せていた」とも話しているという。
 
火災が起きたのは12日午前3時50分頃。当時、50歳代の井上さん夫婦と、10歳代の長女と次女の一家全員が家にいた。
 少年は出火直前の同3時45分頃、井上さん方で次女の頭にけがを負わせたとして逮捕された。次女は2階で寝ていて人が争うような声を聞き、1階に下りたところ、少年と鉢合わせし、後ろから刃物で切りつけられた可能性がある。
 少年は12日夜、現場から約30キロ離れた駐在所に出頭した。刃物などは所持しておらず、県警の調べに「複数の刃物を持って行ったが、逃走時に落としたり、捨てたりした」と供述している。焼け跡から見つかった刃物について、県警は凶器に使われた可能性もあるとみている。
 少年は顔にやけどを負い、右手小指の骨が折れていたため、入院治療を受けていたが、14日午前に退院。県警は同日午後、傷害容疑で甲府地検に送検した。

(読売新聞 2021.10.15)


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