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ナニをしているのかよくワカラナイ

飯塚 幸三

2020年10月09日 | ヒトゴロシ
飯塚 幸三(1931年〈昭和6年〉6月1日~)




池袋暴走、元院長が無罪主張 「車に異常」地裁初公判

東京・池袋で2019年4月、乗用車が暴走して母子が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)の初公判が8日、東京地裁であった。飯塚被告は起訴内容を否認し、無罪を主張した。
この事故などを契機に、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」に限り運転を認める限定免許や高齢者への実車試験の導入が決まった。審理では事故原因の解明が注目される。
飯塚被告は下津健司裁判長から起訴内容の認否を問われ、「アクセルを踏み続けたことはないと記憶しており、車に何らかの異常が生じて暴走したと思う」と述べた。また事故の遺族や被害者に謝罪し、「暴走を止められなかったことは申し訳なく思っている」と話した。弁護側も同法違反(過失致死傷)罪は成立しないと主張した。
検察側の冒頭陳述によると、飯塚被告は事故当日、自宅から東京都文京区のレストランに向かうため妻を同乗させ、車を運転した。車線変更を繰り返すうちにブレーキとアクセルを踏み間違え、時速約96キロで交差点に進入。横断していた母子に衝突するなどした。
また車は事故の約1カ月前の定期点検で異常は見つからず、車の走行データにもブレーキが踏まれた記録がなかったと指摘。「後続車の運転手はブレーキランプを一度も見ていない」とした。
起訴状によると、飯塚被告は2019年4月19日、東京都豊島区を走行中に暴走し、自転車に乗っていた松永真菜さん(当時31)と長女、莉子ちゃん(同3)をはねて死亡させたほか、同乗の妻を含む計9人に重軽傷を負わせたとされる。
19年には池袋の事故のほか、福岡市で6月に80代の男性が多重事故を起こし男性と同乗の妻が死亡するなど、高齢ドライバーによる重大事故が目立った。各警察は運転免許の返納制度の周知を進め、19年に自主返納した人は60万1022人に上り、18年より17万9832人増えた。
国も制度改正を進め、実車試験や限定免許の創設を盛り込んだ改正道交法が20年6月に成立した。実車試験は一定の違反歴がある75歳以上のドライバーが対象で、免許の更新時に技能検査を義務づける。限定免許とともに22年をめどに導入する。
自動車メーカーなどはアクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐ後付け装置を相次いで発売した。国や自治体は購入費用の一部を補助して普及を後押ししている。





●遺族、厳しい処罰求める
 「悔やまれ、申し訳なく思う」。事故から約1年半。自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた飯塚幸三被告(89)は8日の初公判で謝罪した。厳しい表情で被告を見つめた遺族。「妻と娘は自分の人生の全てだった」と、重い処罰を求める調書も読み上げられた。
 午前10時前、黒っぽいスーツ姿の飯塚被告はつえを持ち、車いすで入廷。証言台の前に立つと検察官側に座る遺族を向き「最愛のお二人を亡くされた悲しみとご心痛を思うと、言葉がございません」と深く頭を下げた。
 妻の真菜さん(当時31)と長女の莉子ちゃん(同3)を亡くした松永拓也さん(34)はこの日、晴れ着姿で寄り添う2人の遺影を胸に抱えて裁判所に向かった。法廷で検察官が朗読した調書では、莉子ちゃんが生まれた時に「私の人生をかけて守ろう」と決意した思いが語られた。
 火葬前に家族で手をつなぎ、莉子ちゃんに「お母さんの手を離さないでね。ありがとう、愛しているよ」と声を掛けた様子が再現された。〔共同〕


(2020年10月8日 日本経済新聞)
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