Blue Wild Angel: Live at the Isle of Wight
JIMI HENDRIX
ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス
Recorded
1970年8月31日
at the Isle of Wight Festival, Isle of Wight, England
Isle of Wight Festival 1970
Jimi Hendrix – guitar, vocals
Mitch Mitchell – drums
Billy Cox – bass guitar
CD2枚組み+DVD
CDの録音状態はクリアー、
DVDもオマケ的なあれではなく ライヴの生演奏を3台以上のカメラで撮影して、きちんと編集して、
Midnight LightningとHey BabyとHey Joe以外は収められています
これで3000円以内だと お得な感じがします
帯に書いてあるよーにスーパーショックプライスとゆーのもオーバーではありません
ただ 廃盤になった際 価格がどのように高騰するかはわかりませんが
いまんとこ 大丈夫です
この ジミヘン最後のアルバムは
忘れもしません 元「ワイト島のジミ・ヘンドリックス」のLPレコード
自分が中3の時ジミへんもんで初めて買ったレコードです
東大阪の小阪商店街の多喜レコード店のジミヘンコーナーに置いてあった2枚のうちの1枚
後の1枚は ジミヘンの映画のサントラ 白地のジミヘンのイラストが描かれたやつ、これもその後自分が買いました
LPレコード時代は収録曲の数も全然違ってました
オープニングの後1曲目がミッドナイト・ライトニングでした
この一発目で自分はヤラレましたね ミドルテンポの地味な曲でしたが 自分はかなりヤラレました
ジミヘンの曲の中では1位かな このワイト島のミッドナイト・ライトニングが
こいつを また どーしょーもなく聴きたくなり CDを買い直しました
DVDには入ってません 残念
LPレコードのは あと
2 Foxy Lady
3Lover man
B面 1Freedom
2All Along The Watchtower
3 In From The Storm
とゆー なんとゆー地味な内容 いまいちな演奏テンションのやつが収録
でも 中3の僕には 十分イケてました ジミヘン初体験ですから
特に ノイズとしてアンプには入ってくるラジオの雑音
あれが効果音と思ってて洒落たことすんなーこの人は と思ってました
本当は このフェスの音響設備が 酷いらしく マジな雑音だったみたいなんですが
僕はカッコええなーと痺れてました
この新しいやつでは いっちゃん好きな「ミッドナイト・ライトニング」がCD1枚目のラストでフェードアウトで終わってます
これが残念です
LPレコード時代のやつは この「ミッドナイト・ライトニング」と次の「フォクシーレディー」の間に
けっこーラジオノイズが入っていた気がします それが またカッチョエエと思ってましたが
やはりただのノイズらしく ばっさりカットされてあります
リマスターCD+DVDの内容は
CD
Disc 1
1God Save the Queen (Traditional) – 3:54
2Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(John Lennon, Paul McCartney) – 0:49
3Spanish Castle Magic– 5:09
4All Along the Watchtower(Bob Dylan) – 5:39
5Machine Gun– 22:10
6Lover Man – 2:58
7Freedom – 4:36
8Red House – 11:36
9Dolly Dagger – 6:01
10Midnight Lightning– 6:23
Disc 2
1Foxey Lady – 9:11
2Message to Love – 6:23
3Hey Baby (New Rising Sun) – 6:58
4Ezy Ryder – 4:34
5Hey Joe (Billy Roberts) – 4:32
6Purple Haze – 3:31
7Voodoo Child (Slight Return) – 8:16
8In from the Storm – 6:14
DVD
1God Save the Queen (Traditional)
2Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Lennon, McCartney)
3Spanish Castle Magic
4All Along the Watchtower (Dylan)
5Machine Gun
6Lover Man
7Freedom
8Red House
9Dolly Dagger
10Foxey Lady
11Message to Love
12Ezy Ryder
13Purple Haze
14Voodoo Child (Slight Return)
15In from the Storm
ブルー・ワイルド・エンジェル~ワイト島のジミ・ヘンドリックス<スーパー・ショック・プライス>(DVD付) | |
クリエーター情報なし | |
ユニバーサル インターナショナル |
ジミヘンが死ぬ前の最後の収録コンサートとゆーことで 疲れ切っていたとかゆー話もありましたが
このDVD映像を見る限り 全然疲れみたいなのは見えません ヤル気の無さも当然ありません
ただ 機材 音響の 具合の悪さか ジミヘンは落ち着いて演奏できず
しょっちゅう 弾きながら スタッフを呼んだり スタッフの居るところに言って 何やら指示を与えてます
ドラムソロが多いのも その間に 修正 調整しているよーです
これが 音のまとまりの悪さですね
座りが悪い演奏 ごちゃついてはいます
ベースのビリーコックスはバイキングの小峠の相方の西村に見えてしゃーない
ドラムのミッチ・ミッチェルは従来のベビーフェイスではなく髭はやしてヒッピー風です
体調は悪いらしーですが 猫背気味に 相変わらず手数が多く必死です
録音は綺麗にクリアーに解像度高目に 録られています リマスターの功績ですね
でも 最近になって続々と出てきた ジミヘン未発表ライヴ音源と比べると
ノリとかテンションがよろしくありません
マシンガンはやっぱり バディ・マイルスのがいいかな
フォクシーレディーも 紫の煙も 最高の高みにあるやつではない
でも さすが ジミヘンです
どんな状況下においても 自分がノレるよーに 頑張ってねじ伏せていきます
特筆すべき 名演は
God Save the Queen(イギリス国歌)
Red House
Midnight Lightning
Voodoo Child
の4曲です これを なんべんも聴くためだけにでも購入する値打ちはあります
珍しく ギブソンのフライングVでも演奏してます DVDで見ると
フライングVで演ってる曲は
Lover Man
Freedom
Red House
ラヴァーマンの出来はあまりエエ方ではありません
この曲は100倍ぐらい凄まじいテンションのやつが他のライヴでありましたから
レッド・ハウスは 毎度テンポやアレンジやソロは変わるのですが このバージョンのレッドハウスもなかなか侘び寂びが効いていてヨイです
何より フライングVの音がね ストラトの音より太いとゆーかでかいとゆーか 増幅感があるので珍しいですね
トレモノを使えないので つまみを微妙に調整して 色んな音を出すことに挑戦されておられます
Voodoo Child は 苛立ちを全てぶっつけるかのよーな恐ろしげなテンションマックスです
ギターノイズを生かしたソロがめちゃくちゃカッコエエです
自分的には DVDも とてもお気に入りです
カメラの台数も多く いろんなサイズのジミヘンが見れます
野人ですね
とにかく 指が長い 親指が長い
機嫌は あんまし良く無さそーですが
どんな状況でも 一生懸命 健気に 工夫を凝らしたイイ演奏をしようとゆー気概が見れますし
観客を楽しまそうとゆー姿勢と 自分がノレるよーにテンションを持っていく努力
そのあたりが 機材具合の悪さによりいまいちノリ切れない感じ
世の中うまくいかないこともあるんよ そーゆー状況を見れるんがありがたいですね
貴重
音質と音の解像度・粒立ちがエエと思うので
ノリが悪い時の四苦八苦するジミヘンの弾き方 音をなんべんも聴けるのが楽しい
兎にも角にもワイト島の淡々ブルース・ミッドナイト・ライトニングは一等賞です
この勇姿の18日後
1970年9月18日にジミ・ヘンドリックスはお亡くなりになります
とても そんなことが起こりそーな雰囲気は微塵もありません
野人です 死ぬわけないやろゆー感じです
でもね 演奏が終わってから ギターを置く時のジミヘンは良くない
置くとゆーより 捨ててるよね あの態度は良くない
「エ〜!!そんなー!」とゆー雑な捨て方です
あれは 良くない ギターの神に怒られてもしゃーないで
それはそうとジミヘンと同じ日にPENTANGLEが出ています。これ私がとても好きなグループです。イギリスのフォークバンドです。
この日のライヴ映像は貴重ですし
音の抜群にヨイし
下手こいてるのを持ち直すのを
見たり聞いたりするのは楽しいです
PENTANGLEは初めて知りました
ミニスカで顔が変なのが惹かれました
調べてみます