静岡の親殺し

家族３人死亡、長男が刺して逃走か　殺人未遂容疑で逮捕

２２日午前３時１０分ごろ、浜松市北区三幸町の飲食業池谷久勝さん（６０）から「腹を刺された」と１１０番通報があった。
静岡県警細江署によると、池谷さんの長男が刃物で自宅にいた池谷さんら家族４人を刺して逃げたといい、このうち３人の死亡が確認された。
県警は長男の身柄を、同区の天竜浜名湖鉄道金指駅付近で確保し、午前７時３５分、池谷さんを刺したとする殺人未遂容疑で緊急逮捕した。

署や浜松市消防局によると、死亡が確認されたのは８０代、６０代、３０代の女性３人。
池谷さんが「長男が母と祖母、姉を刺して逃げた」と話しているといい、この３人とみられる。
長男は３０代。車で逃げたが金指駅の近くで交通事故を起こし、車を捨てて逃走していた。

（朝日新聞DEGITAL 2016年4月22日）







同居している両親を包丁で切りつけて殺害しようとしたとして、
静岡県警御殿場署は3月２日、静岡県御殿場市中山、工員佐々木和敬容疑者（３３）を殺人未遂容疑で緊急逮捕し、発表した。
父親は搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。署は殺人容疑に切り替えて調べる。

県警によると、佐々木容疑者は２日午前２時ごろ、
自宅で就寝中の父親で会社員の悦朗さん（６５）、母親でパートの連（れん）さん（５９）の２人を包丁で刺し、殺害しようとした疑いがある。
悦朗さんは頭や胸、腕など数カ所を刺され、死亡。連さんも胸などを刺されて重傷だが、命に別条はないという。

連さんが自宅から１１０番通報。自宅から約３００メートル離れたＪＲ御殿場線富士岡駅前を歩いていた佐々木容疑者を警察官が発見し、
事情を聴いたところ、「両親を刺した」と容疑を認めたという。包丁は自宅内で見つかった。

（朝日新聞DEGITAL 2016年3月2日）



静岡県御殿場市中山の住宅で３月２日、夫婦が息子に刺されて死傷する殺傷事件が起きました。

発表によると３月２日午前２時ころ、御殿場市中山にある自宅１階で就寝中だった６０代の父親と５０代の母親が、３０代の息子に包丁で刺されたということです。

２人はその後病院へ運ばれましたが、父親は胸など複数箇所を刺されており、搬送先の病院で死亡が確認され、母親は腹などを刺されており重傷を負いました。

亡くなったのは現場住宅に住む佐々木悦朗さん（６５）、重傷を負ったのは妻の佐々木連さん（５９）です。

佐々木悦朗＝ささき えつお
佐々木連＝ささき れん

この事件で静岡県警御殿場署は、御殿場市中山に住む工員・佐々木和敬容疑者（３３）を殺人未遂の容疑で逮捕。佐々木和敬＝ささき かずたか

事件後、佐々木和敬容疑者は現場から逃走していましたが、その後自宅から約３００ｍ離れたJR御殿場線・富士岡駅付近にいるところを警察官が発見し、逮捕しました。

警察での取り調べに対して佐々木和敬容疑者は「両親に殺されると思って刺した」「ごめんなさい」などと供述し、容疑を認めています。

佐々木悦朗さんの遺体には１０ヶ所以上もの傷が残っており、右胸にあった刺し傷に関しては肺の深さまで達していたことから、強い殺意を持って殺害したことが推測されます。



佐々木和敬容疑者は地元の小、中学校を卒業後、御殿場市では有名な県立高校に進学し周囲からは頭がいい子とみられていたという。

大学受験は目指していた難関大学に落ち、１浪して都内の中堅大に進学。

卒業後は地元以外で就職したようだが数年で地元に戻ってきた。

その後しばらくは家の中に引きこもっていたらしく、最近は大手の自動車部品メーカーの下請け工場で働いていると聞きましたが、見かけるのは自宅のベランダでたばこを吸っている時くらいという。
（近隣住民）

犯行後に自宅から約３００メートル離れたＪＲ御殿場線富士岡駅近くの路上を午前２時過ぎに、歩いていたところを警察に発見されたことなどから推測すると精神的な病を持っていたのかもしれない。

「おとなしい子だったが、事件の時は『ギャー』という獣のような奇声を上げていたそうです」
（別の近隣住民）





団地に７７歳女性遺体、複数の刃物傷　殺人で捜査　静岡

２２日午前１１時半ごろ、静岡市葵区美川町の市営団地の一室で、住人の無職野田福子さん（７７）が死亡しているのを親族の女性と市職員が見つけ、静岡中央署に通報した。野田さんの遺体には刃物による複数の傷があり、署は殺人事件とみて捜査を始めた。

署によると、野田さんは息子（５２）と２人暮らし。野田さんは寝室のベッドの上で仰向けになって死亡していた。野田さんは普段着姿で、布団はかかっていなかった。玄関は施錠されていた。近所の住民が野田さんの姿を見かけたのは１０日ほど前だった。息子と連絡が取れなくなっているという。


(朝日新聞DEGITAL 2016年3月22日)




高校2年生の長男（17）が、母親（50）と祖母（78）を刃物で刺したと供述。

２９日午前８時頃、静岡市清水区の住宅から出火、木造３階建て住宅の２、３階部分を焼き、焼け跡から２人の遺体が見つかった。

　この家に住む高校２年の長男（１７）が病院に搬送されたが、母親（５０）と祖母（７８）を刃物で刺したと供述。清水署は、殺人容疑で長男から事情を聞き、遺体の身元確認を進める。

　発表によると、家族５人のうち、父親（５１）と長女は外出していた。

　長男が通う静岡市内の高校の教頭によると、同校は２８日までが夏休みで、この日は登校日だった。長男について教頭は「おとなしい印象だが、特に友人関係などで問題のある生徒とは聞いていない。夏休み前までの様子でも特別変わった点はなかったと聞いており、いじめや不登校などもなかった」と驚いていた。

（読売新聞　2012年9月3日）