exFATは、Windows、Mac両方のOSからファイルの読み書きができるHDDフォーマット。
Windows OSは、Windows 10/ 8.1/ 8/ 7、Windows Vista SP1、Windows XP SP2/SP3でexFATを利用することができる。
FAT32の4GB制限といった容量制限はないが、内蔵ハードディスクには適用できないようになっている。
また、ファイルに対してアクセス権の設定ができないので、セキュリティを考慮した複雑なファイル管理には向かないというデメリットがある。
現在のような動画を気軽に扱える時代では、1ファイル4GB制限のあるFAT32だと不便だ。
なので、現時点でMacとWindowsでハードディスクを共有して双方のOSから自由に読み書きさせたいなら、HDDフォーマットにはexFATがベストだ。
ただし、exFATも完璧ではなくファイルにアクセス権を設定できないというデメリットもあることは知っておこう。
WindowsとMacどちらのOSでもexFATでHDDをフォーマットすることは可能だが、MacでexFATフォーマットを行うとWindowsで読めない場合があるという情報がちらほらある。、
なので、exFATでHDDをフォーマットする作業はWindowsで行った方がよい。
エクスプローラーからフォーマットしたいドライブを右クリックし、表示されるメニューから「フォーマット」をクリックする。
フォーマットツールが起動するので、「ファイルシステム」を「exFAT」に変更する。
アロケーションユニットサイズについては、自身で最適な値を選択すればよいが、よくわからないならデフォルト値のままでOKだ。
設定したら「開始」ボタンをクリックする。
フォーマットしたドライブのプロパティを確認してみるとファイルシステムが「exFAT」になっていることがわかる。
MacとWindowsの両方のOSを使用している人にとって、どちらのOSからもファイルを読み書きできれば利便性はかなり高くなる。
Linux等を用いてSamabaでファイルサーバーを構築すれば、ハードディスクのフォーマットを意識することなくWindowsとMacでファイルを共有することが可能になるが、Linuxの知識などが必要となるため若干敷居は高くなる。
その点、exFATフォーマットで外付けハードディスクをフォーマットする方法なら、誰でも簡単にMacとWindowsでファイル共有することができるようになるので、MacとWindowsの両刀使いなら是非ともexFATフォーマットを活用してみてほしい。
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