木に引っ掛かる状態で発見 遺体を遺棄か、
SNSで連絡も―23歳女性監禁事件・警視庁
行方不明となっていた東京都文京区の女性(23)が茨城県内で遺体で見つかった事件で、遺体は発見時、林道脇の約6メートル下で、木に引っ掛かったような状態だったことが19日、警視庁富坂署捜査本部への取材で分かった。捜査本部は同日、関係先を家宅捜索するとともに、遺体が遺棄されたとみて詳しい状況を調べている。
捜査本部によると、遺体は18日午前7時ごろ、茨城県常陸太田市の山林内の林道を約1.8キロ進んだ地点の斜度約30度の斜面で見つかった。生い茂る木に引っ掛かったような状態で、衣類は身に着けていなかったという。
女性は4日、会社員三瓶博幸容疑者(33)とインターネット交流サイト(SNS)で連絡を取り合った上で、5日午前10時ごろ、JR水戸駅に迎えに来た同容疑者の車に乗り込み、常陸太田市内の別荘に向かった。
女性のスマホを解析したところ、車に乗り込む際、SNSで「今この辺りにいます」「こちらに来てください」などのやりとりがあったことが確認された
女性は4日、会社員三瓶博幸容疑者(33)とインターネット交流サイト(SNS)で連絡を取り合った上で、5日午前10時ごろ、JR水戸駅に迎えに来た同容疑者の車に乗り込み、常陸太田市内の別荘に向かった。
女性のスマホを解析したところ、車に乗り込む際、SNSで「今この辺りにいます」「こちらに来てください」などのやりとりがあったことが確認された
「一部では出回ってしまっているので、隠しませんが新野さんは“モデル”の仕事をしていたんです。
SNS上で個人的に顧客を探して、相手とギャラ交渉して撮影をするんです。新野さんは純粋にビジュアルもスタイルもよくて、ああいった性格なのでとても人気があり、ギャラも高かったです」
SNSでマッチングし、個人的にギャラ交渉して撮影に臨む――。新野さんのアカウントには多くのフォロワーがついていた。
実は取材に応じたこの人物もこの業界で仕事をしているという。
「容疑者が手錠をつけた監禁を『合意していた』と話しているということは、撮影での出来事だったのかもしれません。お店などに所属せず、個人で金銭を介して客と会うというのは危険だという批判もあるでしょう。でも、風俗店の子でも事件に巻き込まれることはあります。結局、同じですよね。それにSNSを利用して個人でやることには女性側にもメリットがあるんです。
例えばお店であれば『身長-体重が100を切ったら評価が下がる』など評価基準が規格化されすぎています。太っていても痩せていても、お客さんにとって魅力的な子はいますよね。他にもリストカット跡がある場合もお店では評価が下がることもある。だから個人でやると、ギャラがよくなる場合が多いんです。ほかにも“お客と店”という関係性とは違うので、SNSのマッチングを好む人もいます」(同前)
「会ったのは2回目ということで油断があったのかもしれません。新野さんは少し前まで歌舞伎町で一人暮らしをしていました。それが今では実家に戻っていたんです。家族とうまくいっていないという相談を受けたことがありますが、その関係性がようやく少しよくなっていた。そんなさなかの悲劇でした。彼女に何があったのか知りたい。悔しいし、犯人を許せません」(同前)
SNS上で個人的に顧客を探して、相手とギャラ交渉して撮影をするんです。新野さんは純粋にビジュアルもスタイルもよくて、ああいった性格なのでとても人気があり、ギャラも高かったです」
SNSでマッチングし、個人的にギャラ交渉して撮影に臨む――。新野さんのアカウントには多くのフォロワーがついていた。
実は取材に応じたこの人物もこの業界で仕事をしているという。
「容疑者が手錠をつけた監禁を『合意していた』と話しているということは、撮影での出来事だったのかもしれません。お店などに所属せず、個人で金銭を介して客と会うというのは危険だという批判もあるでしょう。でも、風俗店の子でも事件に巻き込まれることはあります。結局、同じですよね。それにSNSを利用して個人でやることには女性側にもメリットがあるんです。
例えばお店であれば『身長-体重が100を切ったら評価が下がる』など評価基準が規格化されすぎています。太っていても痩せていても、お客さんにとって魅力的な子はいますよね。他にもリストカット跡がある場合もお店では評価が下がることもある。だから個人でやると、ギャラがよくなる場合が多いんです。ほかにも“お客と店”という関係性とは違うので、SNSのマッチングを好む人もいます」(同前)
「会ったのは2回目ということで油断があったのかもしれません。新野さんは少し前まで歌舞伎町で一人暮らしをしていました。それが今では実家に戻っていたんです。家族とうまくいっていないという相談を受けたことがありますが、その関係性がようやく少しよくなっていた。そんなさなかの悲劇でした。彼女に何があったのか知りたい。悔しいし、犯人を許せません」(同前)
三瓶博幸容疑者は5年前の2017年ころ、茨城県常陸太田市に夫婦とペットで住み始めたものの、半年ほどで川崎に引っ越すことに。三瓶博幸容疑者が過去に強制わいせつ事件で逮捕されたのは2017年。
三瓶博幸容疑者が川崎に引っ越してからは、茨城県常陸太田市の住宅を別荘のように使うようになった。金曜の夜にやってきて、日曜に帰るという感じだったといい、1~2か月に1度くらいの頻度。奥さんと二人で来ることもあったが、2カ月くらい前から奥さんを見ることがなくなった。
三瓶博幸容疑者は、今年の5月中旬くらいの平日に訪れており、近所の方は「仕事は大丈夫か」心配になった。その後6月4日くらいまで車が停まっていたためずいぶん長いと不思議に思っていたという近隣住民。そのうち、警察が訪れ今回の逮捕につながった。
年齢:33歳
住所:神奈川県南足柄市
家族:妻あり
職業:会社員
逮捕容疑:逮捕監禁
前科:暴行罪、強制わいせつ致傷
ペット:ボロニーズ
三瓶博幸容疑者の買っていたペットは「ボロニーズ」という珍しい犬種で、高級な犬。トリミングも通常の4倍くらいの金額をかけていた
ボロニーズとは、イタリア出身の王侯貴族の愛玩犬として愛された犬種。日本ではめったに見られない希少種。毛質が細くやわらかなため、毛玉ができやすく美しく保つには少なくとも3週に1回はトリミングサロンに通う必要がある。
- 新野りなさんが6/5から行方不明になる
- 三瓶博幸容疑者(33)が監禁の疑いで逮捕
- 三瓶博幸容疑者の別荘近くの山林で遺体が見つかり、新野りなさんと断定
- 三瓶博幸容疑者と新野りなさんはSNSで知り合ったとみられる
- 遺体は衣服を着ておらず、手錠をかけられた状態だった
- 三瓶博幸容疑者は容疑を否認している
SNSで知り合ったという三瓶博幸容疑者と新野りなさん。
三瓶博幸容疑者と新野りなさんは、事件の日に会うのは2回目だった
午前10時に水戸駅で待ち合わせをして、自分の車に新野りなさんを乗せた三瓶博幸容疑者。
その後道の駅でアイスを食べて、三瓶博幸容疑者の別荘に向かった二人。別荘の中で、三瓶博幸容疑者は約2時間合意の上で新野りなさんに手錠をかけ、監禁したと言います。
その後、直売所で新野りなさんを車から降ろして別れたと主張している三瓶博幸容疑者。供述は二転三転している
三瓶博幸容疑者の別荘から新野りなさんのスマートフォンが押収されています。さらに地下室があることも判明しており、布団やマットレス、髪の毛や土のついたクワが発見されました。
茨城県常陸太田市別荘女性監禁事件
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