安藤サクラの三日月が聴けます「その夜の侍」

「その夜の侍」

映画『その夜の侍』公式サイト

2012年11月

監督 脚本 赤堀雅秋



話ヨシ　演出ヨシ　配役ヨシ
オチ悪シ
安藤サクラの「三日月」ヨシ
そーゆー映画です

中村健一 - 堺雅人： 鉄工所を営む中年男
青木順一 - 新井浩文： 中村の亡妻の兄。中学校教員
川村幸子 - 山田キヌヲ:青木の同僚。中村の見合い相手
中村久子 - 坂井真紀： 中村の亡妻。5年前、木島にひき逃げされた
久保浩平 - 高橋努： 中村の鉄工所の従業員
佐藤進 - でんでん： 中村の鉄工所の従業員。



木島宏 - 山田孝之： ひき逃げ犯。タクシー会社で研修中
小林英明 - 綾野剛： 木島の友人。タクシー運転手
星信夫 - 田口トモロヲ： 小林の同僚。
小林昭子 - 木南晴夏： 小林の妻。居酒屋でバイト
関由美子 - 谷村美月： 警備員のバイト





ミカ - 安藤サクラ： ホテトル嬢
スナックのママ - 峯村リエ
スナックの老人 - 小林勝也
詩集を売る老人 - 三谷昇



今週の月曜　ヒビノさんが「その夜の侍とゆー映画を見てきて　これこれこーゆー映画だった」とゆー話を聞かなければ　この映画は見逃すところだった
話の内容は　明らかに僕が好き系の映画なのと　配役が　なかなかのレベルの方々とゆーことで　観ないわけにはいかない

まず　「日本人はNHK朝の連続テレビ小説を観る義務がある」とゆー法律があります　この法律を守っていれば　この映画はさらに楽しめます
堺雅人さんは「オードリー」でAD役　
山田孝之君は「ちゅらさん」で弟役　
綾野剛君は「カーネーション」で愛人役
をやっておられましてね　
最近　山田君はヤサグレ役　悪党役ばっかしですが　あの子はそんな悪い子ちゃう　ほんまは素直で可愛いエエ子やねんよ　と「ちゅらさん」見とった人は口を揃えてゆーはずです
堺雅人さんはね　僕「オードリー」に出とった頃は　好きでなかったですね　ナヨナヨで中途半端に男前で　でもね　上手な役者さんやっつーのはわかってましたけど

侍ゆーても時代劇にあらず　復讐譚ですな
監督は初めての方みたいですが　なかなかの優れた演出力です　役者の皆さんのポテンシャルの高さを最高に引き出しておられます
演じてるとゆーより　ホンマモンみたいです　特に堺さんと山田君と綾野君と安藤さんは

山田君に逆らえないんですな　松永太タイプですから　
警備員の谷村美月さんの逆らえないぶりが最高だす　
でも　田口トモロヲと黄色いソファーの話すんのは少しどっちらけです
山田君はさすがです　イライラ感とかめんどくさ感とか　最低で最高です
ほんまは最低ヤサグレ男をやらしたら新井浩文君に敵う役者さんは居ないのですが　エエ勝負してます
今回　新井さんは　気弱な中学教師役なので　あまりブチ切れませんので残念なのです

でんでんはいつも通り　通常営業です　さすがです　ブレない

バツイチの数学の先生役の山田キヌヲさんがことの他ヨイです　初めて見た気がします　無駄な台詞や余計な動きも無くパーフェクト
この人がスナックから去ると同時に抜群のタイミングで「夢芝居」のカラオケが始まります　しかもジジイ唄えないのです
これが演出力とゆーやつですか

でもやっぱりホテトル嬢の安藤サクラ様が群を抜いてヨイのです　ずっと下着で　だらしないカラダで　やさぐれまくりで　
これはなんべんでも云いたいですが「三日月」はヨイです
安藤様の唄う「三日月」がことの他ヨイです

堺雅人さんが凄まじいのですがね
この人って憑依系の人なのね　と今回初めてそー思いました　憑依してます　凄まじいのです


ラストの方の雨の中の戦いシーンはよろしくありません
折角　前半から中盤にかけて最高に盛り上げてくれたのに
爪が甘いとゆーか方向性が決まっていないグダグダ感とゆーか　
ま　そーゆーもんなんでしょうが　金を払って映画館まで足を運んで来たのだから嘘でもイイから　サクッとスパッと決めるか
ぬかるみにするんなら　ぐでんぐでんの混濁し尽くしたぬかるみにするか　どっちかにして欲しかった所です
ここの台詞も無駄台詞です　残念です　今までの苦労が台無しです
ただし堺さんは憑依しているので　ま　ブレは無いんですが
最後の堺さんのプリンプレイもどーなのかなと

そのあたりが少し残念ですが
安藤様の「三日月」が聞けたので　入場料払った価値ありです

	三日月
	クリエーター情報なし
	ワーナーミュージック・ジャパン