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保護責任者遺棄致死罪 船戸優里被告 船戸雄大被告

2019年09月05日 | ヒトゴロシ
虐待死・結愛ちゃん、医師に「パパにおなかをキックされたよ」

東京都目黒区で2018年3月、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が虐待死した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の裁判員裁判の第2回公判が4日、東京地裁(守下実裁判長)であった。検察側は、優里被告とともに同罪などで起訴された父親の雄大被告(34)が「最初はしつけだったが、どんどんエスカレートし、ただの暴力になっていた」と語った供述調書の内容を明らかにした。

 調書は同月2日に結愛ちゃんが死亡し、翌3日に雄大被告が傷害容疑で逮捕された当時、警察官や検察官によって作成された。

 法廷で朗読された調書では、雄大被告は「結愛は妻と前の夫の子で、しつけがされていないと思った。最初はしつけでいい子になってくれればと思ったが、次第に怒りの感情が前面に出て、暴力に抵抗を感じなくなっていた」と述べていた。

 優里被告についても「私の言葉の暴力で洗脳されたような状態だった。(結愛ちゃんを)病院に連れて行こうと思っても、私に言えなかったんだと思う」などと語っていた。弁護側は、優里被告が雄大被告の「心理的ドメスティック・バイオレンス(DV)」を受け、虐待を止められなかったと主張している。

 一方、検察側は、結愛ちゃんが死亡する直前の同年2月にノートに記した内容を法廷のモニターに映しながら読み上げた。結愛ちゃんは<きのうパパにおこられたこと>として、<べんきょうをおしえてもらったのにおれいをいわなかった>などとつづっていた。

 検察側の冒頭陳述によると、結愛ちゃんはこの時期、食事を1日に汁物1~2杯程度に制限されていた。「朝4時に起き、息が苦しくなるまで運動する」といった過酷な課題を達成できないと、たたかれたり、水シャワーを浴びせられたりする虐待を受けていた。

 検察側は、香川県の医療機関の診療記録も明らかにした。結愛ちゃんは医師に「こないだパパにおなかをキックされたよ。仕事が休みの日にキックがいっぱいある」と話していた。昨年1月に東京に転居する前のことだった。

 数々の凄惨(せいさん)な暴力を受けても、ノートには、両親の理不尽な要求に応えようとする気持ちが記されていた。〈いっしょうけんめいやって パパとママにみせるぞってきもちで えいえいおー〉

  優里被告はこの日、3日の初公判に続いて黒のスーツ姿で出廷。検察官がノートを読み上げる間は、うつむき、すすり泣いていた。


検察側は、結愛ちゃんが死亡する直前の同年2月にノートに記した内容を法廷のモニターに映しながら読み上げた。


<きのうパパにおこられたこと べんきょうをおしえてもらったのにおれいをいわなかった>]

 <とけいができるはずなのにごまかそうとしたから べらんだでたたされた>
 <もっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください ほんとうにもうおなじことはしません>

 <あしたのあさはきょうみたいにやるんじゃなくて いっしょうけんめいやって パパとママにみせるぞってきもちで えいえいおー おやくそくだから おねがいします>



(読売新聞 2019.9.4)
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