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鹿児島県日置市男女5人殺害 岩倉知広

2018年04月10日 | ヒトゴロシ

「祖母から注意、うるさく」

鹿児島県日置(ひおき)市東市来(いちき)町湯田の民家で男女3人が殺害された事件で、男性1人に対する殺人容疑で逮捕された岩倉知広容疑者(38)が、民家に住む祖母の岩倉久子さん(89)らから注意を受けて、不満を募らせていたという趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は8日午後、岩倉容疑者を鹿児島地検に送検した。

岩倉容疑者は、久子さん宅で同居する次男(68)の息子。久子さんと次男は事件の発覚当初から行方が分からなくなっており、県警が約100人態勢で久子さん宅周辺を中心に捜索している。

 捜査関係者によると、岩倉容疑者は調べに対し、「久子さんらから、いろいろ注意されてうるさかった」と供述。久子さんと次男について「殺害して、遺体を遺棄した」という内容の話をしているという。

 事件は6日午後3時45分ごろ、久子さん宅を訪れた警察官が遺体を見つけて発覚。遺体は、久子さんの長男(70)の妻の岩倉孝子さん(69)=鹿児島県薩摩川内(せんだい)市=、孝子さんの姉の坂口訓子(くにこ)さん(72)=同=、長男の知人で近くに住む後藤広幸さん(47)と判明した。いずれも6日午後、長男から頼まれて安否確認のために訪れていた。

 岩倉容疑者は逮捕容疑の後藤さん殺害を認め、孝子さんと坂口さんの殺害もほのめかしている。司法解剖の結果、後藤さんと孝子さんの死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だった。坂口さんも死因などを調べている。

(朝日新聞 2018年4月8日)



粗暴な孫案じた末に祖母が悩み相談

鹿児島県日置市の民家で3人が殺害された事件は7日、発覚翌日に急展開をみせた。住人の岩倉久子さん(89)の孫で近くに住む岩倉知広容疑者(38)が、うち1人の殺害容疑で逮捕され、近所の住民に衝撃が広がった。久子さんと岩倉容疑者の父親である次男(68)はまだ行方不明のまま。「無事でいてほしい」。久子さん親子の知人らは祈るばかりだ。

「孫は短気で切れやすくカッとなると物を投げることもある」。近所の80代女性は、久子さんが岩倉容疑者が粗暴だと悩んでいたことを覚えている。

 岩倉容疑者は久子さんが所有する民家近くのアパートに住んでいたが「久子さんの家で暮らしていた後、何年か前にアパートに移ってきた」(別の近所の女性)。女性が悩みをうち明けられたのは久子さんが岩倉容疑者と同居していたころとみられ「孫は仕事もせず部屋に引きこもりがちだ」と聞いた。さらに「貴重品は持ち歩かないと盗まれる」と困った様子だったという。

 岩倉容疑者が住んでいたという2階建てのアパートは古く、人けを感じさせない。岩倉容疑者が暮らしているのを見かけたという近所の人も少ない。アパート近くで飲食店を営む女性は岩倉容疑者について「高校は暴力ざたで中退したと聞いた」と話す。中退後は同級生とも疎遠だったという。

 殺害された後藤広幸さん(47)もこのアパートに住んでいた。だが、岩倉容疑者と交流があったかどうかは不明だ。

 ただ、県警によると、後藤さんは昨年2月「(岩倉容疑者が)アパートの敷地内で鉄の棒のようなものを振り回して危ない」と県警日置署に相談していた。

 閑静な住宅街にある現場の民家の周囲には7日も朝から規制線のテープが張られ、警察官が鑑識活動で出入りするなど、終日ものものしい雰囲気に包まれた。一方、事件現場や被害者宅の周辺では、亡くなった3人を知る人たちが悲嘆に暮れた。

 7日夕、殺害された鹿児島県日置市の後藤広幸さん(47)のアパートに花束を供えた女性は「後藤さんはトラック関係の仕事をしていて知識が豊富。明るくて周りに人が集まり、いつも話の中心にいる人だった」と肩を落とした。後藤さんが大好きだったという焼酎も玄関ドアの脇に並べた。

 同県薩摩川内(さつませんだい)市の岩倉孝子さん(69)と姉の坂口訓子(くにこ)さん(72)姉妹を知る50代女性は「岩倉さんはハキハキした人で坂口さんはおとなしそうな感じだった。悲しいし、残念」と唇をかんだ。

 70代の女性は坂口さんについて「お母さんの介護を一生懸命していた。ご両親が亡くなった後はよく墓参りに行って、墓石を拭いたり、花の水を替えたりしていた。明るくて社交的な人だったのに」と悲しんだ。

(毎日新聞2018年4月8日)


新たに2遺体発見=「5人とも殺した」-鹿児島民家殺害・県警

鹿児島県日置市の民家で3人が殺害された事件で、県警日置署捜査本部は8日、男性1人に対する殺人容疑で逮捕した無職岩倉知広容疑者(38)の供述に基づき、民家近くの山林から新たに男女2人の遺体が見つかったと発表した。男性は民家の住人で、行方が分からなくなっていた同容疑者の父の派遣従業員正知さん(68)と9日に判明。女性は祖母久子さん(89)とみて確認を進めている。

捜査本部によると、岩倉容疑者は「5人とも家の中で殺した」と話しているという。今後、動機など事件の全容解明を進める。

2人の遺体は民家から約400メートル離れた山林内の空き地で見つかった。深さ数十センチの穴に一緒に埋められていたといい、9日に司法解剖して死因を調べる。
 岩倉容疑者は調べに対し、「父と祖母を殺害し、遺棄した」と供述。民家内で2人を殺害後、遺体を車で運んで埋めたと話している。
 事件では、民家の中で久子さんの長男で岩倉容疑者の伯父(70)の妻岩倉孝子さん(69)と、孝子さんの姉の坂口訓子さん(72)、近所に住む後藤広幸さん(47)が死亡しているのが見つかった。
 捜査本部は車2台を押収。1台は空き地近くに止めてあり、孝子さん名義で、もう1台は民家の駐車場にあり正知さん名義だった。遺体を運ぶのに使われた可能性があるとみて調べる。
 捜査本部は8日、岩倉容疑者を送検した。また、司法解剖の結果、孝子さんと坂口さんは、いずれも頸部(けいぶ)圧迫による窒息死と判明した

(時事.com 2018年4月9日)

5人全員“窒息死”と判明 日置市殺人

鹿児島県日置市で男女5人が殺害された事件で、身元がわかっていない残る1人の女性の死因も首を絞められたことによる窒息であることがわかった。

警察は9日夜、逮捕した岩倉知広容疑者のアパートへ家宅捜索に入り、靴などを押収した。

この事件は、日置市東市来町湯田の岩倉容疑者の祖母・久子さんの住宅で、男女3人が殺害され、付近の山林で新たに岩倉容疑者の父・正知さんなど、男女2人の遺体が見つかったもの。

9日午後、身元が分かっていない残る1人の女性の司法解剖が行われ、死因は、ほかの4人と同じく首を絞められたことによる窒息死であることがわかった。

女性の遺体は岩倉容疑者の祖母・久子さんとみられ、警察が確認を急いでいる。

(日テレニュース 2018.4.9)




容疑者「殴って首絞めた」 5人目遺体は祖母

鹿児島県日置市で5人が殺害された事件で、県警は10日、現場の民家近くの山林から遺体で発見され、5人の中で唯一身元が分かっていなかった女性が、殺人容疑で逮捕された近くの無職、岩倉知広容疑者(38)の祖母で、この民家に住む久子さん(89)と判明したと発表した。また、岩倉容疑者が5人について「殴ってから手で首を絞め殺した」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。事件のきっかけについては「祖母らから小言を言われてうっとうしかった」という趣旨の供述をしているという。

事件では、6日に同市東市来(ひがしいちき)町湯田の民家で岩倉容疑者の親族の女性2人と、近所に住む男性の計3人が殺されているのが見つかった。8日には民家から約400メートル離れた山林内の空き地で、久子さんと父正知(まさとも)さん(68)が遺体で発見された。

 岩倉容疑者は「5人全員を殺した」と供述し、司法解剖の結果、死因が全員、首を絞められたことによる窒息死だったことが判明している。5人には首以外にも外傷があり、供述などから県警はまず殴るなどして抵抗できない状態にしてから、首を絞めて殺したとみている。

 調べに対し、岩倉容疑者は「(事件が発覚した6日の)数日前に家で父と祖母を殺した」と供述。仕事をせず、正知さんから小遣いをもらうなどしていたことを責められ腹を立てたことで、殺人にいたった可能性があるとみている。

 一方、民家で見つかった▽久子さんの長男の妻、岩倉孝子さん(69)▽孝子さんの姉、坂口訓子(くにこ)さん(72)▽長男の知人で近くに住む後藤広幸さん(47)--の3人は、久子さん親子の安否確認のため6日午後に相次いで民家を訪問した時に、家にいた岩倉容疑者と鉢合わせしたとみられる。県警は最初に訪れた孝子さん姉妹を、次いで訪れた後藤さんを順に殺害したとみている。

(毎日新聞2018年4月10日)


「38歳容疑者に、とにかく手を焼いていた」

祖母と父、そして家を訪れた親類や近所の男性--。鹿児島県日置市で親族ら5人を次々と殺害したとみられる岩倉知広容疑者(38)は、どんな半生を過ごし、なぜ事件へと突き進んだのか。容疑者を知る人々の話から足取りをたどった。

地元の同級生らの話をまとめると、岩倉容疑者の幼少期は、ひどく印象の薄いものだった。中学生の時に同じクラスで過ごしたという男性は「おとなしかったという印象がある程度で、とにかく影が薄い。問題を起こしたこともないが、とりわけ成績優秀だった印象もない。何の部活に入っていたかも思い出せないし、卒業後の同窓会に出席したことも一度もないのではないか」と振り返る。

 事件の被害者である父、正知(まさとも)さん(68)は約20年前に離婚。その後、岩倉容疑者は22歳から約1年間、陸上自衛隊に入隊した。陸自西部方面総監部によると、国分駐屯地(同県霧島市)に所属したが、わずか1年間で個人的な理由から依願退職したという。

 陸自を辞めた岩倉容疑者は、日置市伊集院町で暮らす母と同居を始めた。母は昼はパート、夜は飲食店で働き生計を立てていたが、当時を知る女性は「(母親は)息子にとにかく手を焼いていたようだ」と明かす。岩倉容疑者は家で大声で叫ぶこともあったという。

 結局、母の手に負えなくなり、正知さんが引き取ることになった岩倉容疑者。殺害された祖母、久子さん(89)とともに一時、3人で暮らし、数年前からは久子さんの所有する近くのアパートで1人暮らしをしていたという。

 岩倉容疑者は季節工として工場などで働いたこともあったが、長続きはしなかったようだ。久子さんは、近隣住民に「孫が働かず、困っている」と度々漏らしていた。生活費は、正知さんが小遣いとして渡していたという。親類の女性(81)によると、「父親もそうだが、息子(岩倉容疑者)も人付き合いが苦手で、周囲とはまったく付き合いはなかったと思う。一体どうしてこうなったのか」とつぶやいた。

 9日に接見した当番弁護士によると、岩倉容疑者は疲れた様子で、弁護士をつけることを拒否したという。

 岩倉容疑者の祖母久子さん(89)は、地元では「岩倉外科病院の院長夫人」として有名だった。だが、親族らによると、50年近く前に院長が40代の若さで肺がんで亡くなり、病院も売却。その後、岩倉容疑者の父正知さん(68)が離婚し実家に戻る十数年前まで1人暮らしだったという。

 明るく社交的だったという久子さんは旅行好きとしても知られていた。最近は足腰が弱り、つえをついて歩く姿を住民らが見かけていたが、温泉旅行が大好きだったという。

 正知さんは、体格ががっちりとしたまじめな人。以前は喫茶店経営やトラック運転手などをしていたが、実家に戻ってからは久子さんの食事を作るなどして支え、近くでアルバイトをしていた。庭先でいろいろな花を育て、熱心に手入れする優しい人だったという。

 近くの女性は10日ほど前にごみ捨て場で会った際に「お母ちゃんは元気?」と聞くと、「足腰は弱っているけれど、口は達者だ」と笑っていたという。


(毎日新聞2018年4月10日)

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